2009年12月15日火曜日

12月15日(火)アメリカ留学の人気が下降
















・ 「アメリカ留学が人気下降」だという。別に鳩山民主党政権になって「普天間基地」の問題でアメリカとの関係がおかしくなってきていることが影響しているのではなくて「留学先」として若者はアメリカを避け始めているというのである。
・ 米国留学は「若者の夢」であったが1997年の47000人をピークとして2007年の34000人まで減り続けているという。「アメリカ大好き人間」の私としては辛い話なのである。
・ 12月11日の朝日新聞の解説記事を読んでみると面白いことが書いてある。国際化が進展し「アメリカ一辺倒ではなくて様々な国に興味」を示すようになったことが大きな理由だとしている。これは分かる。
・ が、同時にアメリカ社会の「活気あふれる国」と米国のイメージに「尻込み」し、「マイペースで過ごせる国が良い」と口にする「草食系の学生」が増えているのも原因だというのである。
・ 朝日はここまで「米国を嫌うか」と私などは思うのであるが、うなずける部分はある。「競争が激しい」「ゆっくりリラックスして学びたい」と英語圏ではカナダやオーストラリアを希望する学生が目立つとコメントするのは日本学生支援機構の留学情報センターの相談員である。
・ 驚くのは英語の勉強なのに「早口でさっぱり分からない」から英語が母国語でない北欧なども希望する向きもあるというから驚く話だ。準備段階から「日本語で留学先の大学と連絡が取れますか」とか聞いてくる学生も多いという。
・ それでは何のための留学か分からない。「留学は未知へのチャレンジ」であるが「無理をしたくない」学生が多くなっているのである。こうした傾向は公的機関でも心配を表明しており、政府の教育再生会議でも指摘している。
・ すなわち「若者が内向き志向」になり外の世界に積極的に飛び出していかなくなっているというのである。08年度の「科学技術白書」にも日本人学生の海外留学について「内向き志向が見られ近年は伸び悩んでいる」と分析している。
・ こういった現状に「米国大使館」は危機感を持って対応している。米国大使館主席公使は「若い日本人にアメリカ留学を宣伝しなければならない」といって「アメリカ留学エキスポ」と名づけて一大イベント開催した。
・ 更にピザとかドーナツなど「アメリカンフード」を並べてブルースやロックのライブコンサートも打ったが結果は今ひとつだったというから「若者のアメリカ離れ」は深刻である。将来の日米関係を考えればアメリカで生活した経験のある日本人が多ければ多いほど良いがどうも現実にはそのようになっていない。
・ 一方で「アジアは希望者増」という。文科省の調査によれば日本を出て海外で学ぶ留学生自体は増えており「05年の総数は約8万人と10年前の1.3倍」というから増えて派いる。しかし私はまだまだ少ないと思う。
・ アジアの中で「人気は中国」で05年には「19000人弱で10年前の2倍以上」と大幅な伸びである。世界の工場中国のイメージは国際化の流れの中で一頃のように「嫌中感」としては小さくなっているのか。
・ 確かに日本と中国は近いし、物価も安く、又日本の大学と交換留学の協定を結ぶ大学が増えているのも影響しているのだろうが,私のように米国に住んだことのある「親米派」からすれば残念で仕方が無い。
・ 若いときに「自由の国」「アメリカンドリーム」「人種の坩堝」「ヤンキー」「米国英語」世界に金融と経済そして国際政治の舞台」を体感することは「英語が上手くなる以上」に実りが大きい体験になる。
・ 大体「競争がいや」だとか「早口で分からない」とか時々日本語を使いたいとか根性が甘い。こういう若者が増えていること自体、日本の抱える問題の深刻さを感じるのである。困ったものだ。

・ ところで本校には「今1名の留学生」を預かっている。「オーストラリアからの16歳の男子生徒」で、12月1日から来年の1月23日まで約2ヶ月間である。ホストファミリーは堺市に在住のお方である。
・ 当て嵌めたクラスは「英語の強化クラス」としたがどうやら上手く馴染んでくれたみたいである。私は初めての長期にわたる受け入れで心配はしたが本校の生徒と若者同士上手くやってくれているのに安心したのである。
・ 昨日この留学生とクラスメート数人を呼んで懇談したのだが本校生徒も英語を使って「コミニュケーション」を取ろうと努力しており、そう意味では「留学生受け入れ」も生徒たちには大いに勉強になるのだと思った。
・ まだ漢字は50個くらししか分からないし、数学と成ると困るが社会科などは理解できると感想を述べていた。日本食も苦にならないということで「頼もしい」と私は思った。
・ 「日本の高校生もこのように積極的に短期留学」する機会が増えれば良いと思ったのである。大いに勉強になる。本校の女子生徒にこの留学生についてどう印象を受けたかと私が英語で質問したら、大変興味ある答えが返ってきたのである。
・ 最初の女生徒は「トール」と言ったのである。確かに1メートル80センチはある長身である。次の女生徒は「ハンサム」と言い、その次の生徒は「目が美しい」と言った。確かに「ブルーの瞳」で魅力はある。これらを聞いていた本校の男子生徒は余り「面白くなさそうだった」。
・ 中国、韓国、オーストラリア、インド、タイなどドンドン若者が海外に学ぶ時代が来ている。本校も短期、長期の海外留学の制度を充実して機会を増やす努力をしたいと思う。又このような海外留学生の受け入れも積極的に果たして行きたいと思う。「学校が国際的」になってくるのは悪いことではない。

2009年12月14日月曜日

12月14日(月)多聞における中学生習熟度別講習







・ 3年生の一クラスを「学級閉鎖」とした。新型インフルに罹り発熱状態で学校を休んでいるものが6名となったためである。ただ先週には「年度末試験」が終わっており「卒業判定」などには影響を与えないから比較的気が楽である。特に2学期は高校3年生が狙われている。これで2クラス目であるが、全体としては「下火傾向」になっているのを感じる。

・ 朝一番に先週終わった期末試験中に発生した「トラブル」について副校長から報告があった。「答案用紙」に関するものだったが、こんなことでは困ると「厳しく注意」した。どうも本校は試験問題や答案用紙の扱いに「ぞんざい」なところがある。
・ 生徒は真剣に取り組んでいるのだから、教師もこれを受けて「緊張感」をもって取り扱って貰わないと困る。私は度重なる「チョンボ」には厳しい。幾ら仕事をしっかりとやっていてもこの種のミスをする教師を先生とは認めない。
・ 「人間にはミスはある」、しかし大切なことは「システムとして再発防止を図る」ことを考えることである。個人のミスを責めるだけでは又別の人で同じことが繰り返される。その為には「仕組みの構築」が大切である。
・ 又「同じことを繰り返さない」という「職場の風土」が重要である。本校ではここが出来ていない。ここを改善するように今日の「校務運営委員会」でも厳しく言ったところである。

・ 本校は市内の有力な民間教育機関である「五ッ木書房」さんに模擬試験の会場をお貸ししている。昨日の日曜日はその日に当たったのである。例年12月は「志望校での受験」となるので参加者の数を気にしていたが、なんと「過去新記録の参加者数」だったと報告を受けた。
・ 入試広報室の報告ではご担当の方から「伸び率の高い学校は浪速」と近隣のM学院という。あえてイニシャルは書かないが市内の有力な学校は「悲惨な状態」と言う。落ち込みが酷いらしい。こういうところからも「学校の勢い」が分かるのである。しかし嬉しいニュースだが「蓋を開けるまでは分からない」。私は「心配性」なのである。

・ 11時のアポで大阪天満宮に行く。名誉理事長が海外ご出張でご不在だったため、例の「プロジェクトX」の報告相談が出来なかったために急行したのである。16日の理事会に結論を出すために経緯など事前報告をした。完全にご理解を頂き喜んで頂いた。急いで学校に戻る。

・ 「第3回目の教員採用状況」の報告を受けた。結構良い教員が手配できそうな感じであり大変結構である。今回は国語、英語、家庭科の常勤と音楽科の非常勤である。国語科については1名で良いのだが「興味有る人物」が別に1名居たので「異例」ではああるが急遽「理事長面接」を入れた。
・ 今本校は発展途上の学校である。従って様々な「種類の経歴の先生が居たほうが良い」と私は考えているのである。「金太郎飴」みたいな人ばかりでは学校は良いも悪いも「活性化」しない。全てが超まじめ優等生キャリア教員では駄目だ。中には少し位「変わった経歴の教員が混じって」いた方が良い面もある。

・ 先週末の多聞尚学館での「週末スペシャル中学校部門」は無事に終わって主坦の先生が概況報告に来てくれた。私も12日は「開講式」に行って生徒を激励した。高校と違って中学生はまだ「子ども、子ども」しており気になるのである。
・ 今回は初めて「指名と希望者の組み合わせ」で「数学ハイグレード講習」と「英語スタンダード」の2年生2クラス展開であった。従来からの「クラス単位」ではなくて「習熟度別」とも言える編成であった。
・ 「生徒のアンケート結果」などの報告があった。これを見る限り効果はあったと思う。特に数学ハイグレード講習は緊張感が確認試験の時に漂ってきたと言う。大変結構なことである。「クラス単位の講習と強化学習とを峻別」して「学力強化作戦」を考えねばならない。
・ 「習熟度別」というシステムを成功させるも失敗になるのも「教員の腕」である。教師がその気になってどれだけ「力を伸ばせるか」は生徒の力がある程度揃ったグループでいささか「難しい問題」を与えて「考えさせる訓練が不可欠」である。
・ ・ 今回始めての「多聞での習熟度別講習」であったが、今後とも教師が「その気」になって取り組んでもらわないと効果はない。大体本校教員は習熟度別など基本的に理解できないのではないか。生徒は相変わらず「遠足」みたいな感覚で多聞に来ていると思える。
・ ところで 「中学生の週末スペシャル」であるが高校生みたいに「2泊3日」は負担が大きいと考えて「1泊2日」としている。しかし「夜は22時10分まで講習」を行い、22時40分消灯就寝であるが、これはクリアできたみたいであった。
・ ところで今回は「給食業者さん」が新しい会社で、これ又大変評判が良かったという。「狙い通り」であった。今後は高校と中学で給食会社を分けて「2社体制」とする。こうしておけば「いざッ」と言うときに助かるし融通が利く筈である。子どもの口にするものだから「手抜きは許さない」。
・ 中学2年生が進めてきた「多聞農園のジャガイモ作り」は完全な失敗で採れたものは「ミニトマトよりも小さいジャガイモ」であった。どうも病気にやられたらしい。残念であるが仕方が無い。来年に期待したいと思う。
・ こういうこともあると思って「果樹園」も考えてたのであるが、ようやく季節が来たので『苗木』を準備して「栗農園」とし今日から「栗の樹」を植える作業に入ったのである。
・ 2メートル近い樹だから3年もすれば大きな栗の実がなって「大収穫」を夢見ている。「桃栗3年柿8年」というから3年である。又本日は事務長補佐に「地主」さんに「地代」の支払いと年末のご挨拶に出かけて貰ったのである。

2009年12月13日日曜日

12月13日(日)邪馬台国を訪ねる











・ 昨日の「第3回高校入試説明会」が無事に終わって「ほっと」した日曜日である。来週は「神社庁の年末直会(なおらい)」や今年最後の「理事会」などがあって大変忙しい週になるだろう。
・ 加えて今追いかけている「プロジェクトX」も「山場」を迎えることになる。「プロジェクトXって何?」と言われてもここでは書けない。そのうちに明らかにする日が来るだろう。私もその日が来るのが楽しみである。まず理事会を経なければならない。
・ こういう日曜日は「ゆっくりと静養」とするのが一番良いのだろうが私の性格は「寸暇を惜しんで」日頃行けないところに「心置きなくゆっくりと行く」のが好きである。これが「木村流癒しの方法」かも知れない。
・ 今住んでいるところから3分のところにレンタカー会社がある。大変便利で「自分の車庫」みたいな場所である。メンバーになれば大変安く一日車を借りられるのである。全ての車に「ナビゲーション」装置が付いており何処に行こうとも全く問題はない。
・ そういうわけで今日はこの秋口に日本を、中でも「近畿地方を歓喜」させ、九州地方の人々のお顔を曇らせた「奈良県桜井市の纏向(まきむく)遺跡」を訪ねたのである。「浪速高校の校長、女王卑弥呼の国を探る!」とでも言おうか。
・ 本年9月21日(土)の各紙は1面を使って「纏向遺跡における大発見」の記事を幾分興奮気味に載せていた。例えば産経は「卑弥呼宮殿の一角?」であり、他面には「勢いづく畿内説」とまで書いている。他紙も大体同じような論調である。
・ 実は今回の発見は今年1月に溯るのであるが纏向遺跡の一角に3世紀前半の宮殿跡が発見されて、「すわッ一大事、卑弥呼の宮殿跡?」と本格的調査に入った、いわば「物語の続編」の結果発表であったのである。
・ そして「東西に並んだ3棟の宮殿跡」の発見に「やっぱり、巨大な宮殿跡だった。これは卑弥呼の即位した宮殿である」との色濃い発表だったのである。更にこの近辺を掘り進めばここが女王卑弥呼の祭祀の場所だったということが明確になると・・。もうメチャ「思考も視線も熱い」のである。
・ 当然これを受けて「考古学者の論争」が又始まった。何か新しい発見があれば又論争が勃発するのである。そして決して相手方はそれを「認めようとしない」ところも全く変わらないのである。
・ 私はこういう人々の論争するのを「傍で観察するのが大変好き」である。「畿内説」の学者や研究者と「九州説」に立つ人々のもはや論争というより「喧嘩に近い」発言の応酬は本当に面白い。最後はもう「郷土自慢」に見えたりする。
・ 私は考古学者でもないし、郷土史家でもない。ただ「大和朝廷」と「卑弥呼」に大変な関心があって「邪馬台国」論争の書物は既に何冊も読んできた。畿内に住んでいるし、奈良県側に軍配を上げたいが畿内説も最後の「物言わぬ証明」がなされていないから幾分苦しいのである。
・ 「九州派」はそこを突いてくる。それは「鉄」である。「魏志倭人伝」によれば「倭人は鉄の鏃(やじり)を使うとされているが、これが圧倒的に絶対的に九州地方の遺跡に多く、畿内とは100倍以上の差異だというのである。
・ 九州説の学者は「鉄はさびるが奈良県の鉄だけが錆びて無くなるとは考えられない」とまで皮肉を言い放って「邪馬台国はすでに九州で決着している」と発言している。ある評論家は「又近畿圏の郷土史家が騒いでいる。もうバカ馬鹿しくて相手にする気もない。3世紀の木片が出た、土器が出たといってはすぐ邪馬台国と騒ぐが実に嘆かわしい。頭が論理的とは言えない。邪馬台国は九州に決まっておる」とまで堂々と書いている。
・ しかし「古代ロマン」であり「古代ミステリー」である。ボツボツ決着と思わないでもないが、「まあ無理してまで決着しなくても」と思ったほうが良いのか。しかし奈良県桜井市の纏向地方の遺跡群はすごい。まあ「奈良県は何処を掘っても何かが出てくる」のではないか。
・ 神が籠もる山「三輪山」の麓に広がる平地は、これまた「卑弥呼の墓」といわれている前方後円墳の「箸墓古墳」があって何か「神秘的な感じ」がする一体であった。箸墓古墳は纏向宮殿跡から車で2ないし3分のところにあり「宮内庁管理」の看板ががっしりと古墳を守っている。ここにも私は足を伸ばしたのである。
・ 近くには「崇神天応の墳墓」もあり宮内庁の発表では崇神天皇の祖父孝元天皇の姉妹のお墓であるとされるがすべては「日本書紀と古事記の描く世界の話」である。しかしおの箸墓古墳は最近の年輪年代方や炭素年代測定法から卑弥呼の生きた時代のものとされており「卑弥呼の墓だという蓋然性が高くなっている」と言われている。
・ 私などは「不敬」なものだから「箸墓古墳を徹底調査」したら「簡単に全てが明らかになる」と思うのだが宮内庁が「頑として」受け付けないという。この巨大な日本最古の前方後円墳が卑弥呼の墓だとしたら「邪馬台国畿内説の勝ち」で論争は終結だ。
・ 「いや」それでも「九州説派」の人々は抵抗するかもしれない。卑弥呼はそこへ死んでから祭られたのであってあくまで邪馬台国は「吉野ヶ里遺跡」にあったというかもしれない。
・ 宮内庁も「もう1800年も経っているのだから発掘調査をしても宜しい」と言えば「立派」だと思うがそうはさせてくれないみたいだ。鳩山総理は「日本史」のためだからと宮内庁にお願いしたらどうだろうか。
・ しかしそれにしても箸墓も纏向古墳群も「田舎」にあった。古代日本の中心都市がこの地にあったと急には考えられないほどの田舎にあった。遺跡跡にはビニールシートが被されており民家や県営住宅が近くまで迫っており、又さもローカルな桜井線「巻向」駅は宮殿跡のまん前にあり、それが又イメージを「はるかかなた」に追いやるのである。
・ 行きに2時間、現地に1時間、帰りに2時間、今朝6時に出発して家に帰ったのは12時30分であった。近いといえば近い。しかし今日は「充実した日」となったのである。邪馬台国の可能性のある纏向遺跡の宮殿跡に立っただけで「幸せ」であった。自分でも「好きだなー」と思う。本当にこういうのは好きである。

2009年12月12日土曜日

12月12日(土)第3回高校入試説明会







・ 一昨日学校に来られた理事長職務代理は「大体この時期理事長は生徒募集で心配だ、心配だ、と何時も言われてますなー」と言われた。その通りで12月から来年の3月までが私が罹る通年の「心配症候群」が表に出る時である。
・ 「私は心配性」である。どちらかと言うと「気の大きい」方でないかもしれない。「成るようになるさ」と「楽天的になれない性格」だと思う。どちらかと言えば「楽天的」を忌み嫌うところがある。
・ さも「大物ぶって」「どーん」と構えていることが「格好良い」とも思わないのである。一学校を預かっていることは「一国を預かっている」ことと同じことだと言った人がいるがそれくらい学校長は、特に私立の学校長は「学校を守る為」に神経を使う。
・ 中でも「生徒募集」である。それは「生徒が来なくなったらお仕舞い」だからである。生徒が来てくれさえしておれば「学校は終わらない」。学校として経営できる適切な生徒数はあるのだろが、それが幾らなのかは一概には言えない。
・ 本校では中学で何名、高校で何名と「新経営計画」に反映された「基準生徒数」はあるが、「多ければ多いほど良い」のは当たり前である。特に「耐震強度のすぐれた新校舎建設」には「尋常ではない資金」がいる。公立ではないから全くの「私費」でやらねばならないから「生徒数は絶対的な支配要因」なのである。
・ 「多ければ多いほど良い」と言ったが必ずしもそうとはならないのが難しいところである。中学校の進路指導は徹底して「輪切り」を行い簡単に言えば「偏差値」で高校進路先を決めているからである。
・ 悔しいけど「灘高校」や「東大寺学園」を狙う生徒が「浪速高校」も選択肢として考えるということはないのである。偏差値とその範囲内にある学校を進路指導の先生は進める。そうしないと行くところがなくなって「15の春を泣かす」ことになるからである。
・ ただ最近の私立高校は今後「ウィング」を広げた生徒募集になってくるというのは事実で「少子化」の中で「このゾーンだけ」という贅沢な、ある面思い上がった選別はできなくなるのではないか。
・ 生き延びていくために「あらゆる階層から生徒を集め」、そのレベルにあった教育を展開していける私立学校こそ「強い学校」と言えるのかもしれない。もう「東大に何名、京大に何名」というような時代は廃れていくのではないかという気もする。

・ 本日は「第3回目の高校入試説明会」であり、来週中学の5回目があるがこれは規模も小さく,今日の高校が「今年最後のメインイベント」であることは間違いない。これで高校は修了する。10月以来月に一回定期的にやってきたもののファイナルである。
・ これで年明けの始業式8日から「教育相談」が始まる。この日から府内各中学校から進路担当者が本校にまさしく具体的な進路相談に来られるのである。「浪速さんを受けさせて大丈夫でしょうか?」とデータを持って校長先生が自ら来られることも多い。
・ 本校の場合、今日の3回目が今までの統計データでは最も参加数が多く、「勢いを占う」数値となるだけに極めて我々は「重要視」しているのである。そして「固唾を呑んで」この日を待つのである。
・ このため入試広報室は資料準備に余念がなく、特に私の冒頭の話の準備に今回は殊更手をかけてきた。出来ては見直し、他のデータを追加するなど「念には念」を入れて来たのである。
・ はっきり言って私は「浪速木村一座」の座長であり、私の話が全てである。私は振り付けを行い、主役を張るのである。どの組織とも同じで「誰がトップか」が今日では極めて重要なファクターとなってきている。トップが先頭に立たないと「戦に勝てる」わけがない。
・ 校長が冒頭「ご挨拶」などと言って「意味もないような話」などでは保護者は満足してくれない。「トップ自らが自分の言葉で話す」ことがまずスタートである。入試広報室は「校長ご挨拶」という言葉をようやく止めて、今日は「昨今の高校をめぐる状況と本校教育の目指すところ」とタイトルが変わった。
・ その背景は「公立高校の授業料無償化」があり、この「重要アイテム」が「私立の募集にどのような影響を与えるかということは誰も分からないからである。それも今年だけの問題ではないと思っている。それは23年度から府立高校にはマスコミで言う「超エリート養成校」が府下で10校できることの影響も考えなければならない。
・ 元々強い大阪の公立高校が知事自らの肝いりで最強の公立を作ると宣言し、あまつさえ無償となったら「進学志向の私立高校」には大きな影響が出てくるのか。若しそうなればレベル2番手校への影響はどうなるのか。そこへ持ってきて「公私比率7対3」が遂に崩れた。見えないことが余りにも大きいのである。
・ 「心配症」とはこういうことであり、逆にこれを考えないほうがおかしいのである。心配性とは悪いことではない。その分「対応策を幅広に考えていく」ことにつながる。心配性が「気力を萎えさせる」なら全く意味はないが、逆に「闘志を燃やす」ものであれば心配性を歓迎しなければならない。私は闘志を燃やす。心配性で強気である。
・ 心配性は必然的にしつこくなる。あらゆることに気を配り、目配りする癖が身についておりそれが時に「しつこく」なるのである。良い表現を使えば「徹底度が違う」ということであろうか。しつこいくらいな人間でないと重要な仕事は任せられない。
・ 「私はアッサリ人間です」という輩は「自分はアホです」と言っているのと同じだと思っているから「心配症でしつこい人間」を私は評価する。要は「仕事の徹底度と完成度」が問題なのである。
・ そういうわけで今日は「過去新記録の参加者を得た。」「良かった」と全ての教職員の顔に笑みが溢れていた。学校中のパイプ椅子を全て並べたが足りないくらいだった。今後のこともあるから買い増しをしなければならない。しかしそれでも私は「専願者は?」「併願もどりは?」と心配しているのだ。心配性なのである。

2009年12月11日金曜日

12月11日(金)デフレの時代




・ 少し古いデータになるが日銀情報サービス局が事務局である金融広報中央委員会が10月末に発表した2009年の「家計の金融行動に関する世論調査」で「老後の生活が心配である」と答えた世帯が全体の「84.3%」と前年を0.3ポイント上回り1997年に調査を始めて以来最多になったという。
・ これは100年に一度と言われるような金融危機後の所得・雇用環境の悪化や年金制度への不信などが背景にあり、「自分の老後は大丈夫か」と不安を抱えていることは間違いない。私はもう初老の人間だからもう心配はしない。なるようにしかならない。
・ 老後を心配する理由で最も多かったのは「十分な貯蓄が無いが75.6%」で、次いで「年金や保険が十分ではないが71.7%」、「現在の生活にゆとりがなく、準備していないが43.3%」の順だった。
・ 調査は6月から7月に行われ、有効回答は4026人と言うから少ないが日銀発表だし信頼はあるデータと思っている。しかしそれにしても「衝撃的な数値」である。その一方で「貯蓄を持つ世帯の平均保有額は1478万円と2年連続で減少」している。まだ1478も貯金があるのかという感じもするが・・・。
・ 「家計のやり繰り」は厳しさを増し将来に備えた蓄えを増やしにくくなっているのだ。「貯蓄残高が1年前に比べ減少したと答えた世帯は全体の44%」と2.1ポイント上昇している。年齢別では60歳代が最も多く半数を超えている。
・ 「一体全体この国はどうなってしまったのか」という思いがする。「昭和元禄」といわれ「一億総中流」といわれた時代は「はるか昔の時代」となり「坂道を転げ落ちるように」転落している感じだ。
・ 教育界に身を置いていると何時も「生徒たちの将来」に思いを馳せる。この子達が社会に出た時に日本は働き易い元気な国であるのだろうかと思いが募るばかりである。暗い失業率の高い国になって、「大学は出たけれど就職先は無い」ではいかにも辛いのである。
・ どうも「世界同時デフレの時代」になってきている感じである。勿論経済学者ではないから専門的なことは分からないが今まで企業などで生きてきた経験と勘から匂ってくる。私はどうもある一つの現象を徹底的に分析し考察する「癖」がある。「性癖」と言っても良い。
・ 「高校授業料の無償化」は日本における中等教育のあり方に変化をもたらすとブログに書いた。地元大阪では早速橋下知事は「私学の授業料抑制」にかかってきたと私は観ている。
・ 私立高校独自の給付型奨学金は低所得者への授業料の削減である。究極は無償化に繋がった。今後年収水準を拡大すればますます「私学の平均授業料は下がっていく」ことになる。
・ 勿論公費助成があってのことだが、「公私間格差」の縮まりに成っていっているということであるが、これも一種の「デフレ」現象である。「私学授業料デフレ」が始まったと私は観ているのだ。
・ 車、不動産、住宅着工件数の大幅な割り込みなど「需要不足」は無視できない状況になってきている。近くの高島屋や大丸デパートでは高級品が売れない。「価格破壊」の時代になってきた。
・ 今や高級すし店などは町には見かけない。すべて「回転すし」に変わってしまった。高級中華料理レストランも少なくなった。「餃子の王将」で十分だからだ。プレタポルテの「ブランド洋服」など若い女性は誰も買いに行かない。「ユニクロ」で間に合うからである。
・ そこにもってきて「円独歩高」となってきた。エコノミストの中には「1ドル50円時代の到来」を叫ぶ人も居る。国の借金は900兆円に狭り、幾ら「事業仕分け」をしようが大幅な国債発行をしなければ国の予算が組めないという。世界で中国だけが元気と言う何がなにやらさっぱり分からないし、民主党もばらばらだ。
・ こういう国の現況は若者に良い影響を与えるわけが無い。私はそれを心配している。どうも最近は「若者気質」が変わってきているという。私は「世相の影響」だと思う。例えば「若者が車を買わなくなった」という。
・ 「デートに車は要らない」「車に金をかける男はダサイ」という女子大学生。「友人を乗せて事故などの責任を負うのはいや」「税金や駐車場の料金が不安」とかなんとか。我々の世代は「車大好き」で後先のことなど考えず車を買って毎日磨いてばかりいたが完全に世相は変わりつつある。
・ 消費に関心が無いわけではなく、ファッション、ゲーム、情報機器、ゲーム、家具、外食などには興味があるのだ。その代わり3Kすなわちクルマ、カデン、カイガイには関心が薄いという。「ホントかいな」と言う気もするが・・。

・ 最近面白い記事を目にした。何の記事だったか忘れたが、要は「江戸時代は日本で最も平穏な時代だった」というのだ。「鎖国」で国を閉ざし、農業主義で「290近い藩に「群雄割拠」し、「地方分権だったのか」「江戸幕府という小さい政府」だったのか論理的には整理できていないがとにかく「国民は幸せ」だったというのである。
・ GNPは世界第二位などでなくとも「つつましく生きて」、幸せだったというのである。考えさせられた話であった。「高校生や大学生たちに将来の夢」を持って貰わねば「教育の根本」は成り立たない。
・ 国や国情が揺らいでいると自信を持ったメッセージを学校は発信できなくなることを心配している。「苦労して会社に入ったら倒産」「頑張っていたのにリストラ」と身近に目に入る光景が若者に覚めた「シラー」とした虚無感を与えては成らない。
・ 一時よりは言われなくなったが「勝ち組」と「負け組」がはっきりしてきた感じがする。境界がはっきりし、小数の勝ち組が圧倒的に多い負け組を支配するような感じである。
・ 圧倒的に多い負け組は本人の努力とは別の次元でますますの負け組に追いやられている感じである。「一億総中流の時代」は完全に昔のことになった。しかし教育に携わる者はこの現象に絶望してはならないと思う。私は「若者に夢と志」を持ってもらう努力を惜しまない。「現状を脱却し得るツール」はやはり「教育しかない」と思うからである。

2009年12月10日木曜日

12月10日(木)教員の採用と寿退職

・ 昨年度2008年の「公立教員の採用試験の競争倍率が6.1倍」だったことが文部科学省の調査で明らかとなった。公立の小中髙校の教員採用試験の倍率で2007年度からは0.4ポイント低かったというが相変わらず「狭き門」であることは間違いない。
・ 全国での「採用総数は25897人」で07年度比4.2%の増、「受験者数は15%減の158874人」であったと言う。16万人も受ける試験などそう多くはない。採用者のうち「54.3%が一般大学卒で教員養成大学・学部卒の31%を上回った」という。
・ この意味は慎重に考えねば成らない。一般大学で教育系の単位を取って教育公務員になる比率が教員養成の専門大学・学部卒よりも大幅に高いと言うことを「どのように考えるか」と言うことである。 「不況」になったら「公務員になろう」、中でも「教員」というのは身分が安定していて何時も「人気の職業」となるのだが一般大学が多いというのは、不況が影響しているのかと考えることも出来るのか?
・ いや、そうではなくて偏差値からすれば専門系大学より一般の総合大学の学生が優秀で従って狭き採用試験に合格する比率が高いのだと言われれば果たしてそうなのかとも思わざるを得ないし・・・。
・ 学校種別の競争率は「小学校が4.2倍、中学校が8.4倍、高校が9.4倍」であるから相変わらず高校は難しいのが分かる。まとめて9.4倍とか言っているが教科別に見ると理科などは十倍を軽く超える倍率である。
・ 「自治体別」では鳥取県が20.4倍でトップ、沖縄17.0倍、長崎15.1倍、青森15.0倍、秋田14.9倍という。最も低いのは「大阪市の3.4倍」、川崎市の4.1倍と言うから「大阪市は狙い目」である。
・ 公立などどうでも良いではないか。「私学の倍率はどうなっているのか」という疑問に「全国規模」で答えることの出来るデータは手元には無い。どこかにあるのであろうが公立に比べて「データ集約に難しさ」がある。時期もバラバラだし一斉の試験などない。「通年採用」をしているようなものだからである。
・ 本校で限って言えば「一回目の募集」で「応募者総数から最終採用人数」を割り出せば倍率は幾らに成るか計算してみた。まず「1回目の募集では23.2倍、第2回目の募集では16.4倍」となった。大体20倍前後と言うのがマクロの感覚ではないか。相当な競争倍率である。
・ しかし以上は「常勤講師の採用」であってこの中から目途として3年以内に「専任教諭」として採用されるのは「ほんの一握り」だろうから私学教員になるのは本当に大変な難関だと数値は示しているが、これは「本当にそうか」という感じがしないでもない。
・ 上記公立採用試験の合格者の男女別では実に「女性の比率が56.4%」で今や半数以上が女性教員で小学校などでは圧倒的に女性が多い。少子化の中で今後「教員へのなり手」は女性の比率が高まることになろう。
・ ところが女性教員採用で「困ることがある」と書いたら大問題となるが、「配慮」しなければならないことが「結婚」である。男は結婚しようがしまいが「仕事の継続」には関係ないが女性教員となるとそうは行かないのである。
・ 企業ではその昔「寿退社」と言うのがあった。今はそのような言葉も余り使われていないのではないかと思うが、学校社会にも寿退社はあるのかと言うテーマである。まず答えから、それは「ある」のである。
・ 本校でも今勤務している優秀な女性常勤講師の先生が2名「ご結婚で退職」されることになっている。しかし結婚して学校の先生の職を辞めるというのも「勿体無い話」である。
・ 折角の国家資格をとり、教師として採用されているのにと思うが、それは個人個人でそれぞれの理由がお有りだから他人がとやかく言う話ではない。しかし私はこの二人に先生を部屋に呼んでお話を伺ったのである。
・ お一人は横浜へ、お一人は奈良の方へ嫁いでいかれるとの事であった。奈良のお方は「非常勤講師」でもと言ってお勧めしたのだが当面専業主婦として生きていくという強い決意であられた。残念だが仕方がない。
・ 横浜に行かれる先生はあちらで非常勤講師として教師の仕事を継続していきたいというご意向であった。優秀な先生であったらから私はこの横浜に嫁して行く「先生への支援を約束」したのである。
・ 寿退社の女性教員に対して少子化が進み日本の人口が減少しているからこそ、社会はもっと教員の働き易い環境を作っていく必要があると考え、私は以下のような対応を取ったのである。
・ XXXX高等学校(横浜の某私立高校)
  校長先生ならびに採用担当者様
             推 薦 状
拝啓
 初冬の候、貴校におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、この度お手紙いたしましたのは本校英語科常勤講師 ○○○○ をご推薦させていただくためです。
○○○○先生は今年四月に新卒として本校に着任しました。着任以来、授業はもちろん、割り当てられた校務分掌についても非常に熱心に取り組んでいますし、仕事の理解度が高く的確に処理をする能力があります。授業やクラブ活動での生徒の指導力や掌握力は天性のものを持っています。また、研修会のレポートなどのまとめ方はベテランの教師も舌を巻くほどです。来春、結婚のため大阪を離れ横浜に居を移す由、本校としてはこの人材を手放すのは残念なことでありますが仕方がありません。
本人は貴校の非常勤講師を希望しておりますが、本校として自信を持って推薦する人
物であります。何とぞ、格別のご高配をたまわりますようにお願い申し上げます。(以下省略)
・ 特に公立などは例えば大阪府で採用され立派な教師としての仕事をしていた女性教員がご結婚で秋田県に行くとなったら府教委は秋田県教育委員会と協定をして「無試験推薦」で秋田で教鞭をとるということにしたら「教師不足対策の一助」になると思うが。
・ もう一つの配慮は当然「結婚後の出産」という女性教員のありうるべきことに学校として如何に対応していくかと言うテーマであるがこれについては又別途の機会に言及したいと思う。すでに答えは出ている。女性教員が「出産育児」に「心置きなく」臨んで頂く為に「私立学校は何をすべきか」である。

2009年12月9日水曜日

12月9日(水)平松市長頑張る!







・ 今日は久しぶりに理事長職務代理に学校にお越し頂いて来週予定されている「理事会」の下打ち合わせを行った。本校校務で言えば実質的な「大阪府神社庁」を代表されているお方である。12月理事会は「重要な案件が目白押し」で二人の事前調整は重要で何時もこのようにして行っている。良い打ち合わせが出来た。
・ 私はこの先生と話すと心が落ちつく。学校の内部には心の心底をさらけだして議論をすることの出来る管理職はいるが、やはり経営者の一人として「職務代理は管理職とは違う」。又私も言いたい放題言えるお相手は職務代理しかいないから何でも前広に相談できるのである。
・ 当然話はあちこち飛ぶのだが職務代理は例の「学校の先生が国を滅ぼす」という本を藤井寺市で求めたそうだ。2冊あったが後10冊入れたらと勧め、もし来年早々売れ残ったら全部買い取るからと言われたそうで、これには笑ってしまった。

・ この打ち合わせの中で「平松市長、なかなかやりますね!」と我々は共感したのである。「平松市長頑張っている」と職務代理もこの点では賞賛されていた。「たかが国旗の掲揚」と言う向きもあるかも知れないが「されど国旗の掲揚」とも言える。「大阪市教委は全市立460校で国旗を常時掲揚する方針」を固めた。これが二人の話題になったのである。
・ 昨日の産経新聞が夕刊のトップ記事に持ってきて、今朝の朝刊各紙にも小さい扱いであったが記事が出ている。民主党をバックに当選した市長が鳩山民主党政権が「ダッチロール現象」をしている中で「骨のあるところ」を見せているのにいささかの賞賛を覚えたのである。
・ 12月8日午後開かれた市議会特別委員会で自民党議員の質問を受けて平松市長と永井教育長が国旗の常時掲揚方針を表明した。市教委は着々と準備を進めてきたものらしい。「この教育長は偉い。」
・ 今年3月全市立学校を調査したら約30校で掲揚ポールがないことが判明し現在工事中で年内に完了という。そして460校分の国旗を一括発注し3月には配布を終えて「4月中に完全実施」を目指すというから「話が具体的」であり、行政サイドの「覚悟の程」が分かる?
・ 12月3日のブログにおいて私は「またまた国旗騒動」として大阪府の「府議会条例提案の動き」を記したが、この「一足早い大阪市の動きは立派」である。府議会はもたもたし過ぎる。ここが問題である。このブログにおいて私は強調したが「今でも校長の判断で可能」な話である。
・ さすがに大阪市の教育長は「条例などで義務つけなくとも可能」と言っている。要はこれらに反対する教員集団に対峙する校長への支援策として条例化して法律で縛ろうとするからこの問題の解決が遠のくのである。
・ 「校長にやれ」と言えば良いだけの話だろう。余りにも府教委は校長に対して「甘い」と思う。最も公立高校の校長の大半は現役の教員時代に「歌旗反対」と叫んできた人たちが管理職になっているから、「難しさ」はあるのだが府教委がやることは教員ではなくて校長に対する厳しい指導だと思う。大阪府はこの問題を殊更複雑化しているように見えて成らない。
・ ただ市教委も「現場の強制や押し付けに当たる」として一部が反発する可能性もあるから「指導ではなくて要請」という形を取ることも検討中と述べているが、いささか不満ではあるが、まあ「手順」と言うものだろう。
・ そのうち保護者の中から「どうしてうちの学校は国旗が掲揚されていないのですか、他の学校はやっているのに」などと聞かれたらその「学校の異常さが浮かび上がってくる」から「勝負は見えている」。教職員団体も最早この問題は「勝負あった」と思って過激な反対闘争は仕掛けて来ないと思う。
・ 現在全国の政令都市で義務教育部門で常時掲揚しているのは広島市と北九州市というが私は思うのだ。混乱と混迷の社会情勢の中で日本人としての誇りとこの国土を再確認するシンボルとしての国旗は国民に「安寧感」を与えるのではないだろうか。
・ 求心力とまでは言わないが「一緒に頑張ろう」というさわやかな格好の「ツール」だと考えられないか。「イデオロギー」は一旦横に置いておいても良いではないか。明日の日本を担う子ども達が学ぶ「学び舎に国旗がひらめいている」ことが「戦場に子どもを送る」ことにはならないと思う。
・ 「教師は自分たちの価値観を強制的にあからさまに子どもに押し付けてはならない」。子ども達が大人になったら自ら判断する話だ。子どもたちには今話題となっているNHKのテレビ「坂の上の雲」を自然体で感じさせねばならないと思う。それが教育だ。
・ 入学式や卒業式は「学習指導要領」と言う法律で規定されているが確かに国旗の常時掲揚は各教育委員会や現場の校長に任されている話だと切り離して考えずに素直に自分たちの国の国旗をひらめかせてはどうか。「目くじらを立てる」ような問題ではなかろう。
・ 10年かけて取り進められたもので平成16年には全公立校で常時掲揚が実現しているとされる。大阪市教委は「市施設すべてにおいて今年度中の常時掲揚の動き」がある以上学校だけが取り残される理由は無い。「国旗に対する正しい認識」を子供たちに持ってもらうためにも「好ましい」とコメントしているがその通りである。
・ 本校では365日24時間常時掲揚している。「雨の日も風の日」もだ。