・ 「アメリカ留学が人気下降」だという。別に鳩山民主党政権になって「普天間基地」の問題でアメリカとの関係がおかしくなってきていることが影響しているのではなくて「留学先」として若者はアメリカを避け始めているというのである。
・ 米国留学は「若者の夢」であったが1997年の47000人をピークとして2007年の34000人まで減り続けているという。「アメリカ大好き人間」の私としては辛い話なのである。
・ 12月11日の朝日新聞の解説記事を読んでみると面白いことが書いてある。国際化が進展し「アメリカ一辺倒ではなくて様々な国に興味」を示すようになったことが大きな理由だとしている。これは分かる。
・ が、同時にアメリカ社会の「活気あふれる国」と米国のイメージに「尻込み」し、「マイペースで過ごせる国が良い」と口にする「草食系の学生」が増えているのも原因だというのである。
・ 朝日はここまで「米国を嫌うか」と私などは思うのであるが、うなずける部分はある。「競争が激しい」「ゆっくりリラックスして学びたい」と英語圏ではカナダやオーストラリアを希望する学生が目立つとコメントするのは日本学生支援機構の留学情報センターの相談員である。
・ 驚くのは英語の勉強なのに「早口でさっぱり分からない」から英語が母国語でない北欧なども希望する向きもあるというから驚く話だ。準備段階から「日本語で留学先の大学と連絡が取れますか」とか聞いてくる学生も多いという。
・ それでは何のための留学か分からない。「留学は未知へのチャレンジ」であるが「無理をしたくない」学生が多くなっているのである。こうした傾向は公的機関でも心配を表明しており、政府の教育再生会議でも指摘している。
・ すなわち「若者が内向き志向」になり外の世界に積極的に飛び出していかなくなっているというのである。08年度の「科学技術白書」にも日本人学生の海外留学について「内向き志向が見られ近年は伸び悩んでいる」と分析している。
・ こういった現状に「米国大使館」は危機感を持って対応している。米国大使館主席公使は「若い日本人にアメリカ留学を宣伝しなければならない」といって「アメリカ留学エキスポ」と名づけて一大イベント開催した。
・ 更にピザとかドーナツなど「アメリカンフード」を並べてブルースやロックのライブコンサートも打ったが結果は今ひとつだったというから「若者のアメリカ離れ」は深刻である。将来の日米関係を考えればアメリカで生活した経験のある日本人が多ければ多いほど良いがどうも現実にはそのようになっていない。
・ 一方で「アジアは希望者増」という。文科省の調査によれば日本を出て海外で学ぶ留学生自体は増えており「05年の総数は約8万人と10年前の1.3倍」というから増えて派いる。しかし私はまだまだ少ないと思う。
・ アジアの中で「人気は中国」で05年には「19000人弱で10年前の2倍以上」と大幅な伸びである。世界の工場中国のイメージは国際化の流れの中で一頃のように「嫌中感」としては小さくなっているのか。
・ 確かに日本と中国は近いし、物価も安く、又日本の大学と交換留学の協定を結ぶ大学が増えているのも影響しているのだろうが,私のように米国に住んだことのある「親米派」からすれば残念で仕方が無い。
・ 若いときに「自由の国」「アメリカンドリーム」「人種の坩堝」「ヤンキー」「米国英語」世界に金融と経済そして国際政治の舞台」を体感することは「英語が上手くなる以上」に実りが大きい体験になる。
・ 大体「競争がいや」だとか「早口で分からない」とか時々日本語を使いたいとか根性が甘い。こういう若者が増えていること自体、日本の抱える問題の深刻さを感じるのである。困ったものだ。
・ ところで本校には「今1名の留学生」を預かっている。「オーストラリアからの16歳の男子生徒」で、12月1日から来年の1月23日まで約2ヶ月間である。ホストファミリーは堺市に在住のお方である。
・ 当て嵌めたクラスは「英語の強化クラス」としたがどうやら上手く馴染んでくれたみたいである。私は初めての長期にわたる受け入れで心配はしたが本校の生徒と若者同士上手くやってくれているのに安心したのである。
・ 昨日この留学生とクラスメート数人を呼んで懇談したのだが本校生徒も英語を使って「コミニュケーション」を取ろうと努力しており、そう意味では「留学生受け入れ」も生徒たちには大いに勉強になるのだと思った。
・ まだ漢字は50個くらししか分からないし、数学と成ると困るが社会科などは理解できると感想を述べていた。日本食も苦にならないということで「頼もしい」と私は思った。
・ 「日本の高校生もこのように積極的に短期留学」する機会が増えれば良いと思ったのである。大いに勉強になる。本校の女子生徒にこの留学生についてどう印象を受けたかと私が英語で質問したら、大変興味ある答えが返ってきたのである。
・ 最初の女生徒は「トール」と言ったのである。確かに1メートル80センチはある長身である。次の女生徒は「ハンサム」と言い、その次の生徒は「目が美しい」と言った。確かに「ブルーの瞳」で魅力はある。これらを聞いていた本校の男子生徒は余り「面白くなさそうだった」。
・ 中国、韓国、オーストラリア、インド、タイなどドンドン若者が海外に学ぶ時代が来ている。本校も短期、長期の海外留学の制度を充実して機会を増やす努力をしたいと思う。又このような海外留学生の受け入れも積極的に果たして行きたいと思う。「学校が国際的」になってくるのは悪いことではない。
・ 米国留学は「若者の夢」であったが1997年の47000人をピークとして2007年の34000人まで減り続けているという。「アメリカ大好き人間」の私としては辛い話なのである。
・ 12月11日の朝日新聞の解説記事を読んでみると面白いことが書いてある。国際化が進展し「アメリカ一辺倒ではなくて様々な国に興味」を示すようになったことが大きな理由だとしている。これは分かる。
・ が、同時にアメリカ社会の「活気あふれる国」と米国のイメージに「尻込み」し、「マイペースで過ごせる国が良い」と口にする「草食系の学生」が増えているのも原因だというのである。
・ 朝日はここまで「米国を嫌うか」と私などは思うのであるが、うなずける部分はある。「競争が激しい」「ゆっくりリラックスして学びたい」と英語圏ではカナダやオーストラリアを希望する学生が目立つとコメントするのは日本学生支援機構の留学情報センターの相談員である。
・ 驚くのは英語の勉強なのに「早口でさっぱり分からない」から英語が母国語でない北欧なども希望する向きもあるというから驚く話だ。準備段階から「日本語で留学先の大学と連絡が取れますか」とか聞いてくる学生も多いという。
・ それでは何のための留学か分からない。「留学は未知へのチャレンジ」であるが「無理をしたくない」学生が多くなっているのである。こうした傾向は公的機関でも心配を表明しており、政府の教育再生会議でも指摘している。
・ すなわち「若者が内向き志向」になり外の世界に積極的に飛び出していかなくなっているというのである。08年度の「科学技術白書」にも日本人学生の海外留学について「内向き志向が見られ近年は伸び悩んでいる」と分析している。
・ こういった現状に「米国大使館」は危機感を持って対応している。米国大使館主席公使は「若い日本人にアメリカ留学を宣伝しなければならない」といって「アメリカ留学エキスポ」と名づけて一大イベント開催した。
・ 更にピザとかドーナツなど「アメリカンフード」を並べてブルースやロックのライブコンサートも打ったが結果は今ひとつだったというから「若者のアメリカ離れ」は深刻である。将来の日米関係を考えればアメリカで生活した経験のある日本人が多ければ多いほど良いがどうも現実にはそのようになっていない。
・ 一方で「アジアは希望者増」という。文科省の調査によれば日本を出て海外で学ぶ留学生自体は増えており「05年の総数は約8万人と10年前の1.3倍」というから増えて派いる。しかし私はまだまだ少ないと思う。
・ アジアの中で「人気は中国」で05年には「19000人弱で10年前の2倍以上」と大幅な伸びである。世界の工場中国のイメージは国際化の流れの中で一頃のように「嫌中感」としては小さくなっているのか。
・ 確かに日本と中国は近いし、物価も安く、又日本の大学と交換留学の協定を結ぶ大学が増えているのも影響しているのだろうが,私のように米国に住んだことのある「親米派」からすれば残念で仕方が無い。
・ 若いときに「自由の国」「アメリカンドリーム」「人種の坩堝」「ヤンキー」「米国英語」世界に金融と経済そして国際政治の舞台」を体感することは「英語が上手くなる以上」に実りが大きい体験になる。
・ 大体「競争がいや」だとか「早口で分からない」とか時々日本語を使いたいとか根性が甘い。こういう若者が増えていること自体、日本の抱える問題の深刻さを感じるのである。困ったものだ。
・ ところで本校には「今1名の留学生」を預かっている。「オーストラリアからの16歳の男子生徒」で、12月1日から来年の1月23日まで約2ヶ月間である。ホストファミリーは堺市に在住のお方である。
・ 当て嵌めたクラスは「英語の強化クラス」としたがどうやら上手く馴染んでくれたみたいである。私は初めての長期にわたる受け入れで心配はしたが本校の生徒と若者同士上手くやってくれているのに安心したのである。
・ 昨日この留学生とクラスメート数人を呼んで懇談したのだが本校生徒も英語を使って「コミニュケーション」を取ろうと努力しており、そう意味では「留学生受け入れ」も生徒たちには大いに勉強になるのだと思った。
・ まだ漢字は50個くらししか分からないし、数学と成ると困るが社会科などは理解できると感想を述べていた。日本食も苦にならないということで「頼もしい」と私は思った。
・ 「日本の高校生もこのように積極的に短期留学」する機会が増えれば良いと思ったのである。大いに勉強になる。本校の女子生徒にこの留学生についてどう印象を受けたかと私が英語で質問したら、大変興味ある答えが返ってきたのである。
・ 最初の女生徒は「トール」と言ったのである。確かに1メートル80センチはある長身である。次の女生徒は「ハンサム」と言い、その次の生徒は「目が美しい」と言った。確かに「ブルーの瞳」で魅力はある。これらを聞いていた本校の男子生徒は余り「面白くなさそうだった」。
・ 中国、韓国、オーストラリア、インド、タイなどドンドン若者が海外に学ぶ時代が来ている。本校も短期、長期の海外留学の制度を充実して機会を増やす努力をしたいと思う。又このような海外留学生の受け入れも積極的に果たして行きたいと思う。「学校が国際的」になってくるのは悪いことではない。