1.授業観察
・ようやく校長による教師の「授業参観」が出来るようになってきた。今後時間を見つけては多くの先生方の授業を見せて貰いたいと思っている。昔から授業参観を重要視しているが、「その教師の力量、人物像が良く分かる」からである。観察後部屋に来て貰い感想や気づいた点を率直に述べている。
10日 1限目 英語 3年生理数科 女性教諭 「演習 動詞」
3限目 数学 中学3年生 男性教諭 「平行線と線分の比」
11日 5限目 国語 3年生総合 男性教諭 「演習 小論文」
12日 3限目 数学 2年生特文 男性教諭 「直線方程式」
5限目 英語 中学1年生 男性講師 「トーク 何時ですか?」
・概して「良い授業をしてくれている」というのが感想。その「人となり」が授業に滲み出る。正直なところ内心では心配していたが、今までのところ杞憂に終わりそうだ。勿論改善して欲しいところはあるが全体的にレベルは良い。また「担任のクラス経営力」が生徒の授業態度に如実に現れる。管理職の授業観察は教科担当とクラス担任の評価でもある。
・今日の5限目の「常勤講師の授業」は素晴らしかった。完全に設計された目配り、気配り、あらゆる点に配慮した英語の授業であった。「板書計画」通り進めている。中学1年生だからやり易いのではなくて、逆に難しいと思う。教諭が上手く、講師は駄目だということではないことをこの先生は証明している。後は今の気持ちを何時までも持ち続けることが出来るかであろう。「驕らず、勉強し続ける」ことが出来るか。得てして出来る人ほど加齢と共に「自分の技に恍惚」とするものだ。勉強の意欲も生徒への熱意も希薄になり、「惰性の中で教師と言う生活」だけを続ける。謙虚にこの点を留意して欲しい。この先生は手放せないなと感じた。見込んで共学初年度中学1年生の担任に抜擢したが私の見方は間違っていなかった。(少し褒めすぎかもかも・・。)
・ 声は小さい,板書の字は小さく汚い、何より騒々しいクラスになっていないか、求心力を有して50分を有効に活用しているか、50分授業なのに実態は45分授業となっていないか、事前に教材研究はなされているか、生徒は集中しているか、寝ている生徒は何名いるか、唯我独尊の漫才授業や、偏向した内容の授業、プリント配布だけの授業、スピーディさが全く感じられないチンタラした授業、シラバス通りに進めていない成り行き授業、見るべき点は多くある。これらは「教員の評価項目の重要な部分」である。
・来年は本校でも「生徒による授業評価」を導入したいと考えている。これらは今やほとんどの学校で行われていることであるが、本校でも遅ればせながら実施する。アンケートの内容は教員の評価だけではなくて「生徒の方にも考えてもらう形」にしなければならない。現在の「行事検討チームの答申」が出て落ち着いた後の教務部の大きなテーマになろう。「周到な準備」が必要だ。期待している。このようにして「授業の尊厳」を高めて行きたい。
2.保健体育科のY教諭 入る 依頼していた来年度採用 体育科の女性教師の推薦とその履歴書持参 、早速校長面談、明日の14時とした。「果たしてどのような先生か?楽しみである。」