1.朝礼
・ 本校では月度の中間で「朝礼」というのを設けている。月初めが「一斉参拝」であり、学院神社にお参りするのであるが、この朝礼は生徒表彰と校長、生徒生活指導部長の講和を短時間で行うものである。
・他校では毎日朝礼をしているところや、まったくしないところなど様々であるが、本校は月度2回、これで良いと考えている。月に2回も校長が直接生徒全員に話が出来る機会を私はとても大切にしている。
・今日は各紙の1面を飾っている兵庫県の私立高等学校の3年生の自殺といじめ問題を詳しく話した。そして本日以降「携帯電話保持を解禁」するに伴い、「チェイインメール」「ネット書き込み」「裏サイト」など厳しく注意を喚起した。生徒は静かによく聞いてくれた。校長と生徒の距離は重要で、遠く過ぎてもいけないし、また近すぎても問題はある。
2.入試説明会参加者状況
・ 6月9日のブログは「入試広報室」のタイトルで相当厳しく現状と期待を記録したが、その後、どのような状況か、実際のところ良く分からない。ただ室のメンバーは良く頑張ってくれているのではないか。しかしこれとても来年2月、3月にならなければ最終的なことは分からない。自民党総裁選挙みたいには行かないのだ。ふたを開けてみるまでは分からない。
・ これは慢性的な胃炎を起こすような、宿命的な、周期性のある、「私学の抱える業」みたいなもので、私も間違いなく陥ってきている。何と言ったって「生徒が来てくれなくては、いくら高邁な教育論をかざしても意味はない。」
・ 生徒が来てくれたら「ちゃんと教育をやる」「良い大学に入れます」と言ってもむなしい。逆に「実績を示せばちゃんと生徒は集まる。」と言ってもそれは何時のことか?それまで持つのか?センター水増し合格事件の背景にはこのような私学の苦しさがあるのだと思う。
・先週末4つの会場で入試説明会があった。休みに関わらず担当の先生方は手分けして対応してくれている。「有難う、ご苦労様」。「今日現在の参加状況は昨年対比で大幅に良い結果を数値が示している。」担当の教頭が整理した統計数値を示して詳細な傾向と分析を説明してくれた。
・それでも私は油断は出来ない、最後のふたを開けるまでは気を抜かないように言う。素直に喜べばよいものを、長年の習性「心配性」なのだ。さも大物ぶって「なるようになるさ」など能天気な楽観論者は大嫌いだし、信用しない。最後の最後まで気を抜かずにやるべきことに加えて「さらにやることはないか!」と迫るのが木村流。部下も大変だわな。分かっているが、「最後に笑えば良い」ではないかと私は考える。
・明日は本年2回目の「合同塾長様対象の入試説明会」、10時30分、堺のリーガロイヤル、もう実務的な話、教育理念はもう良いから、具体論をプレゼントするよう指示。
3.指定校推薦内定式
・16時30分 大教室に入りきれないくらい、生徒と保護者が参集。式辞を述べる。何をしゃべったかは別途校長公式メッセージに掲載されるだろう。
・ 浪速は良い学校だと思う。有名な私大からこれだけ指定校を頂けるのは、良い学校の証明だ。
4.ニュース飛び込む
・本校2年生の男子生徒が電車内で今朝痴漢を捕まえた。男は電車の窓から逃げ出そうとするのを取り押さえたというのだ。警察が大変喜んで調書をとるのに協力して欲しいという。担任が放課後署に連れていく手筈となった。勇気ある行為で顕彰する積もりである。