・ 「今日は本校の仕事始め」、要は始業である。朝から年始のご挨拶をお受けしたりして忙しいスタートとなったが、調子は上々である。まず9時から校務運営委員会、そして10時30分から職員会議となった。
・ 私は例年「年頭の所感」を発表する。何時もしゃべっていることと同じような内容であるが、あらたまった席で改まって「トップがその思いを伝える」ことが重要である。全教職員に対して「新しい年」への意識と姿勢を訴え「覚悟を求める」のである。念頭の所感とは、一体どのようなものか一部分を記録に残しておく。
職員会議資料 平成22年1月6日
2010年の年頭所感
本年の学校経営と校務運営の重要な視点
(学)大阪国学院理事長
浪速中学校高等学校長
木村 智彦
2010年の年頭に当たり私の所感の一端を申し述べ本年の「法人経営と校務運営」に関して教職員のご理解とご協力をお願い致します。
1.更なる意識改革と業務への姿勢について
・ 2007年度に始まった「浪速改革」も4年目を迎えます。過去3年で「学校の形」はほぼ出来てきたと考えています。教職員の頑張りのお陰であり高く評価しお礼申し上げます。しかし内外の情勢を見た時に「今年こそが正念場」と思っており、未来永劫にわたって発展する「浪速の礎」を固めなければなりません。そして平成25年の創立90周年を素晴しい形で迎えましょう。
・ そのためには「更なる教職員の意識と姿勢の持ち方」がまず重要です。「全員がベクトルを合わせ、組織力を」高めねばなりません。意識とは「更に前に進めるという強い気概」であり姿勢とは「陰日なた無く前向きに仕事をする」ということです。
・ 各教職員は「反射神経」を高めて欲しいと思います。「公立高校は授業料が無償化」となり、橋下改革は「超進学重点10校設定」などさらに「公立改革」を推し進め公私入り乱れての「生き残り競争」がますます激しくなってくると想定しています。
・ 長い間の「公私比率の崩壊」が遂になされ、公立高校の授業料無償化は「公立回帰」をもたらし「私学への逆風」はますます強まってくるでしょう。私は今こそ世の流れに敏感に反応し、私学として「俊敏に行動」することが「生き残る秘訣」だと信じて疑いません。
・ 「浪速人気」を不動のものにするのは入試広報室だけの仕事ではなくて本校で働く全員の総合力であり、「自分の強みを生かして学校に貢献」して頂きたいと念願しています。「持てる力の100%発揮」であり、「自己の能力開発と研鑽」が必要となります。
・ キーワードは「徹底的に生徒の面倒を見る」ということだと思います。本校は私立学校であり私学とは公立と違った「付加価値」を生徒・保護者に感じて貰うことが重要だという認識です。それが授業料の意味だと思います。「手抜きは衰亡の始まり」と考えねばなりません。「今居る生徒こそ我々の最大の顧客であり、広告塔」だと考えることが必要です。
・ 腰が引け、逃げの姿勢で、あれこれ出来ない、動こうとしない理屈や体制への不平不満ばかりを言う前に「自分の力で現状を変える」という「前傾姿勢」の方を私は評価したいと思っています。企画力、実践力、行動力、推進力、突破力のある人材を期待しています。
・ 組織に貢献し、組織力で勝負することが厳しい生き残りに勝つための唯一の方策だと信じて疑いません。そのために今年から「人材育成評価システム」の本番がスタートします。評価が目的ではなくて人材を育成することが目的です。そのために限られた経営資源を均等ではなくて公平に配分していくことが組織の腐敗を防止するのです。
2.本年度の大きなテーマ
あくまで「新経営計画」を予定通り進めることが重要で、軸がふらふらしてはなりません。19年、20年、21年度の「経営計画」は見事に達成する見込みであり、「26年度の新校舎建設完成」を視野に入れながら「努力と辛抱」を合言葉として計画通りに進めます。
①「人材育成・評価システム」の本番への道
今年は評価の初年度であり試行評価を参考にして、「21年度のテーマの実行」にラストスパートをかけて欲しい。3月末には評価の反映がスタートするし、(50%反映)、決して後戻りはない。「全員横並び評価処遇の時代の終焉」であります。
②4月から始まる土曜日の選択講座制の効果発揮 以下13項目があるが省略する。
・ 8日からの「(中学校)教育相談」の準備に入る。明日から来られる中学校もおられる。私学は本格的に「入試シーズン」がやってきた。やることはやったので何も言うことは無い。「人事を尽くして天命を待つ」と簡単には割り切れないが、この段になってじたばたしても仕方がない。
・ 「学校宛の年賀状が山」のように届く。中には個人的なものも含まれており一つ一つ区分けして整理するのである。大変な作業だが仕方が無い。もうパソコンの力がないと返信など出来ない。
・ 某教育雑誌に依頼されていた投稿の原稿は昨日脱稿してメールで送付した。タイトルは「公立高校の授業料無償化と私立高校の経営」とした。珍しく「著述のトーン」に苦労した。批判的に書けば書けるし、抑えて書こうとすればそのようにもなる。今回は「本音と建前」があって少しだけだが難しかった。ブログを書くのとはちと違った。
・ 私は例年「年頭の所感」を発表する。何時もしゃべっていることと同じような内容であるが、あらたまった席で改まって「トップがその思いを伝える」ことが重要である。全教職員に対して「新しい年」への意識と姿勢を訴え「覚悟を求める」のである。念頭の所感とは、一体どのようなものか一部分を記録に残しておく。
職員会議資料 平成22年1月6日
2010年の年頭所感
本年の学校経営と校務運営の重要な視点
(学)大阪国学院理事長
浪速中学校高等学校長
木村 智彦
2010年の年頭に当たり私の所感の一端を申し述べ本年の「法人経営と校務運営」に関して教職員のご理解とご協力をお願い致します。
1.更なる意識改革と業務への姿勢について
・ 2007年度に始まった「浪速改革」も4年目を迎えます。過去3年で「学校の形」はほぼ出来てきたと考えています。教職員の頑張りのお陰であり高く評価しお礼申し上げます。しかし内外の情勢を見た時に「今年こそが正念場」と思っており、未来永劫にわたって発展する「浪速の礎」を固めなければなりません。そして平成25年の創立90周年を素晴しい形で迎えましょう。
・ そのためには「更なる教職員の意識と姿勢の持ち方」がまず重要です。「全員がベクトルを合わせ、組織力を」高めねばなりません。意識とは「更に前に進めるという強い気概」であり姿勢とは「陰日なた無く前向きに仕事をする」ということです。
・ 各教職員は「反射神経」を高めて欲しいと思います。「公立高校は授業料が無償化」となり、橋下改革は「超進学重点10校設定」などさらに「公立改革」を推し進め公私入り乱れての「生き残り競争」がますます激しくなってくると想定しています。
・ 長い間の「公私比率の崩壊」が遂になされ、公立高校の授業料無償化は「公立回帰」をもたらし「私学への逆風」はますます強まってくるでしょう。私は今こそ世の流れに敏感に反応し、私学として「俊敏に行動」することが「生き残る秘訣」だと信じて疑いません。
・ 「浪速人気」を不動のものにするのは入試広報室だけの仕事ではなくて本校で働く全員の総合力であり、「自分の強みを生かして学校に貢献」して頂きたいと念願しています。「持てる力の100%発揮」であり、「自己の能力開発と研鑽」が必要となります。
・ キーワードは「徹底的に生徒の面倒を見る」ということだと思います。本校は私立学校であり私学とは公立と違った「付加価値」を生徒・保護者に感じて貰うことが重要だという認識です。それが授業料の意味だと思います。「手抜きは衰亡の始まり」と考えねばなりません。「今居る生徒こそ我々の最大の顧客であり、広告塔」だと考えることが必要です。
・ 腰が引け、逃げの姿勢で、あれこれ出来ない、動こうとしない理屈や体制への不平不満ばかりを言う前に「自分の力で現状を変える」という「前傾姿勢」の方を私は評価したいと思っています。企画力、実践力、行動力、推進力、突破力のある人材を期待しています。
・ 組織に貢献し、組織力で勝負することが厳しい生き残りに勝つための唯一の方策だと信じて疑いません。そのために今年から「人材育成評価システム」の本番がスタートします。評価が目的ではなくて人材を育成することが目的です。そのために限られた経営資源を均等ではなくて公平に配分していくことが組織の腐敗を防止するのです。
2.本年度の大きなテーマ
あくまで「新経営計画」を予定通り進めることが重要で、軸がふらふらしてはなりません。19年、20年、21年度の「経営計画」は見事に達成する見込みであり、「26年度の新校舎建設完成」を視野に入れながら「努力と辛抱」を合言葉として計画通りに進めます。
①「人材育成・評価システム」の本番への道
今年は評価の初年度であり試行評価を参考にして、「21年度のテーマの実行」にラストスパートをかけて欲しい。3月末には評価の反映がスタートするし、(50%反映)、決して後戻りはない。「全員横並び評価処遇の時代の終焉」であります。
②4月から始まる土曜日の選択講座制の効果発揮 以下13項目があるが省略する。
・ 8日からの「(中学校)教育相談」の準備に入る。明日から来られる中学校もおられる。私学は本格的に「入試シーズン」がやってきた。やることはやったので何も言うことは無い。「人事を尽くして天命を待つ」と簡単には割り切れないが、この段になってじたばたしても仕方がない。
・ 「学校宛の年賀状が山」のように届く。中には個人的なものも含まれており一つ一つ区分けして整理するのである。大変な作業だが仕方が無い。もうパソコンの力がないと返信など出来ない。
・ 某教育雑誌に依頼されていた投稿の原稿は昨日脱稿してメールで送付した。タイトルは「公立高校の授業料無償化と私立高校の経営」とした。珍しく「著述のトーン」に苦労した。批判的に書けば書けるし、抑えて書こうとすればそのようにもなる。今回は「本音と建前」があって少しだけだが難しかった。ブログを書くのとはちと違った。