2009年2月9日月曜日

2月9日(月)その1:高校入試の準備作業

・ 午前8時現在金剛山積雪情報「雪なし」「霧氷なし」だ。「がっくり」だが仕方がない。あと9日間ある。「雪よ、降ってくれ」と願うばかりである。しかし今年の冬は暖かい。雪は無理かも知れない。朝学院神社にお願いしたのである。「雪をお願いします」と。

・ 今日は明日からの「高校入試の準備」の日である。授業は2コマ行い、その後は「学校上げて準備作業」だ。本校はこの辺の作業の進め方については「極めて段取りよく、手際が良い感じ」で私は大変評価している。
・ 「受験者数が2466名」と極めて多いから大変である。試験会場となる教室は殆どが充てられる。「55教室」で対応するから単純計算でも一教室あたり45名入れないといけない。48人と言う教室もある。
・ 通常は40人未満だから不足する机と椅子を搬入することがまず作業となる。美術教室などは60名を入れるから一人机ではなくて長テーブルも手配しなければならない。不足のテーブルや机、椅子は「リース会社からレンタル」することになる。
・ 長テーブル470台、椅子が860個午前10時半くらいからトラックで一日かけて搬入される。問題は「トイレ」である。女生徒の受験者が1004名と多いのでまず校舎内のトイレは主として女性専用とし男子は校舎内一部と「仮設トイレ」を用意する。その数は15個である。
・ 「試験監督」がもっと大変でこの日のために教務部長は「風邪を引いて10日、11日は休まないで下さい」と先週以来言い続けていた。本当にギリギリの大勢でやるから一人でも欠けたら「やりくり」が大変なのである。試験は5科目だから終わるのは午後遅くだが明日は「採点作業」はしない。
・ 生徒の誘導や整理などには在校生を「アルバイト」としてお願いしている。勿論ただ働きではない。結構高いアルバイト料を支払う。その数も80人を超えている。明日と明後日については、教職員は一日中走り回ることになるので学校が「昼食の弁当」を用意する。
・ 今までは一日で済んでいたが今年から「面接試験」も付与したので明後日も緊迫した日となる。目的は「学校行事への理解と校則遵守」の確認等である。微妙な問題なので「マニュアル」は整備され先週には「シミュレーション」も行って準備万端怠りはない。
・ 受験者5名一組に教員2名で面接を行っていく。数が多いからこれもスムースに進めていかないといけない。この試みは中学校サイドから「好評で歓迎されて」いる。今年の結果で来年の手直しも入るかも知れない。
・ 11日は世間一般は休み日であるが本校は「振り替え勤務日」で業務があるがその分13日を休みとしている。従って11日、12日が採点作業となり、12日遅くに「合否判定会議」を計画している。
・ 13日には一部の関係教員が出勤して「ネットにおける合否の発表」を始めて行う。本校のホームページで合否を「受験ナンバーでお知らせ」するのだ。この日は公立中学校や塾関係者などから週末前に極力早い段階での発表を望まれておりそのように配慮した。私は「13日の金曜日」は歓迎していないのだが仕方がない。
・ そして13日夕刻には「合格通知書」が「郵送で発送」される。従って翌14日には文書で合否判定が受験生に届くことになる。あて先は中学校と受験者本人である。このように今週は緊張する週であるが、「教職員、気合が入っており」、やりきってくれるだろう。
・ 点呼や校内放送の原稿もネットにアップされている。今は「全教職員が個人パソコン」を有しているのでそれをみれば瞬時に「何が起きているか、何をしなければならないか」が分かるようになっている。
・ これくらいの大仕事であれば段取りの変更などあって普通なのだがネットだと簡単に連絡できる。昔は一体どのようにして連絡徹底をしていたのだろう。こういう面でも「校内イントラネットシステムは大きな効果」を上げている。

・ 遂に「多聞小学校の改造工事」が明日から始まることになった。明日「近隣住民に事前通知と工程票」を持って「説明」に行くことになっている。待ちに待った日が「やっとこさ、来た」感じだ。しかし交渉に入ったのが昨年の10月12日だったから「早いと言えば早い」のではないか。自分で言うのもおかしいがこれが「木村流」だ。
・ 「せいてはことを仕損じる」ではなくて「風林火山」である。「迅きこと風の如し」である。とにかく「仕事の遅い」ことに我慢がならないのだ。良い面でもあり悪い面でもあるが、どうも「ゆっくり、ゆったり」出来ない。「風に身を任せる」と言う風になってみたいものだ。
・ 校務員さんがしばらくは「行ったり来たり」となるから「ミニトラックを購入」することにした。三菱のミニキャブで屋根があり、中古車で38万円というが、仕方がない。「ごみ」などは学校に持ち帰るように言った。とにかくしばらくは地元住民にご迷惑をおかけしないように気を使っているのだ。
・ 「木製の3段ベッド50個」がすでに福岡の業者の倉庫に入荷しているらしい。東アジア製の「舶来品(?)」だ。これを多聞で組み立て周囲にカーテンなどをして仕切りをすればもう何時でも寝られる。教員用には2段ベッドで国産品だ。
・ 勿論「じゅうたん敷き」の和室も用意するから宿泊可能人員はまったく問題はない。とにかく早くベッドを据え付けた様子を見たいと思う。私は夏はここから学校に通勤しようと思う。真夏でもエアコンなどは不要で「寒いくらい」だそうだ。
・ 最大の工事は「風呂」である。しかし世の中は便利に出来ており「仮設タイプの浴場」が既に既製品としてあるのだ。言ってみれば山の中の工事現場に直ぐ置けて使えるものだ。これを3台持ち込めば直ぐ使える。シャワーを多く配置するように考えてくれている。
・ 当面ご飯は「自らが炊飯」すれば良い。おかずというか「」は外部業者に頼めば良い。進路指導部長が正月のトップインテンシブの経験で「ご飯が冷たい」のは可哀想だと「貴重な生きた報告」があったからであった。「エレックのチン」も人数が多いと生徒は何分もは待てないというから「炊飯器は大型を数台」用意する積りだ。
・ 「多聞尚学館」の正門に取り付ける「表札」の揮毫をする。思い入れを込めて書いた。未来永劫尚学館が残存すれば良いが将来他に譲り看板を書き換えることの無い様に願うばかりだ。学校の正門の時に比べて字が小さいので書くのが些か難しかったが何とかなるだろう。