2009年2月11日水曜日

2月11日(水)入試二日目面接試験

・ 「金剛山積雪情報」: 2月11日7時 積雪12センチ、霧氷あり、アイゼン必要。
良かった」。しかし週末にかけて気温が上がるというから「溶けるだろうな」。今朝の新聞に「大谷学園の金剛山登山記事」が出ていた。50回目の記念登山と言う。女子校なのに素晴らしいことだ。

・ 「案の定だ」。朝一番に副校長と事務長が入ってきた。若い先生が「あの弁当では足りない」と。「それ見てみろ」と私は言ったのだ。要は「カップめん」を付けると副校長と事務長が判断したらしい。「食い物の恨みは恐ろしいぞ」と私は言ったのである。その席で事務長は言う。昨日のあの校長ブログは間違いで値段は1200円ではなくて1300円ですと。ますます悪いではないか。

・ 大阪府が「11年ぶりに黒字」という。08年度も少し残って黒字になるかもしれないというからこれは立派だと。09年度は当初予算で黒字予算が組めるというから「橋下知事に敬意」を表したい。とにかく「仕事は結果がすべて」である。
・ 知事は昨日からテレビなどで「府民の皆様のお陰です」などと殊勝なことを言っていたが顔は「勝ち誇り、高揚感に満ち溢れて」いた感じだった。あれは完全に「裁判に勝った弁護士の顔」だったね。
・ こういう段になってもテレビのコメンテーターなんて奴は「数字が黒になっただけで府民に幸せ感を与えないと」などという奴が居るが、こういう連中は「組織運営の経験」など全くなくて「言いたい放題」の「口先だけの輩」である。
・ この黒字化で一番辛いのは2期知事を務めた太田さんと府庁の役人、そして府議会議員ではないか。自公の与党はそれでも橋下さんを担ぎ出さしたのだからまだ「救える」が8年も知事をやり、それに帰趨していた行政職の役人は「出す顔がない」というところだろう。
・ 役人も偉そうに言っても結局はトップ次第で、単なる「奉公人」と言うことが分かるのだ。それでも府庁の役人はまだ賢い。中央省庁の官僚と来たらもう始末に終えない。総理や大臣の言うことなど彼らは聴く耳を持っていない。心の中で「馬鹿にしている」からだ。
・ 太田さんは知事を辞めた後テレビのバラエティ番組に出演したりして、あのテリー伊藤なんとかに「頭をポカリと」叩かれたりして、私は「酷い、見たくないものを見てしまった」と感じたものだが、この番組の後、ブラウン管から一切お顔が消えた。
・ 太田さんを支えた府民や支持者から「頼むからテレビに出るのは止めて」と言われたに違いない。本人も自覚したのだろう。「恥をさらすな」と。まだ若いし今後も「出番」はある筈だ。僕の母校、広島県呉二河中学校の後輩だから私は応援を惜しまない。
・ それにしても「トップの重要性」を大阪府民も社会もメディアも痛感したのではないか。トップ次第で「急展開」し「激変」するのだ。就任1年で11年ぶりの黒字化というが私は本校で12年ぶりに1年で黒字化を果たした。全く良く似ている。
・ 知事が最初にやったのが「皆さんは破産会社の従業員」と檄を飛ばし、府庁で購入していた「新聞購入」をケチって5000万円浮かしたというがそれも全く同じやり方だ。私も着任時小さい組織なのに新聞を26部も取っていたからそれを6部に1週間で切り替えた。要は「意識改革」の問題である。
・ これで「府庁のWTCへの移転は進む」のではないか。誰も反対は出来なくなるだろう。「知事は思うように好きなようにやれば良い」。議会が反対なら「議会の解散」だ。小泉さんのような「郵政解散」を打てば分かり易い。「府庁移転解散」だ。府民の意思が全てを決める。
・ 時あたかも「府立大学の交付金の廃止を検討」の記事が出て来た。知事の頭には約100億円の費用がかかっている府大を「大阪市立大と統合」させて合理化しその金を医療や福祉分野に回すことを考えているみたいだ。
・ 恐らく有能な「ブレーン」がバックに居るとしても知事に「柔軟な発想」がなければこういう「大学統合」などの話は出てこない。今進められている「水道事業の統合」などもトップの決断次第で「役人の縄張り根性」では進まないと言うことも府民は分かった筈だ。府と市が双方別個にやることではない。
・ 私は知事に1年先行して「学校改革」に着手し丁度2年が経った。小さな組織体であるが「大きな成果」を感じている。しかし「これで十分」「もう良くやった」と思った瞬間に組織は「硬直化し後退する」のである。常に新しい水を呼び、身体を「揺り動かして」いなと血液は流れない。
・ 確かに組織の構成員からすれば「もういいでしょう、十分でしょう」と思うだろうが、そうではないのである。常に目標に向かって1歩1歩組織を前に前に進めるという意識が「組織を活性化」させる。
・ 浪速2年で完全に消費収支で黒字化を果たし、「内部蓄積が可能」となるような「筋肉質」に変わった。知事もこの言葉を使っていたが1年前に私が使った言葉だ。諸手当を第一段階で見直し、人件費の協力も教職員から頂いた。
・ 私企業との建前から労働基準監督署のご指導にのっとって「時間外勤務管理体制」も構築した。新経営計画を立て「新校舎建設も視野」に入ってきた。「多聞尚学館」も購入を決めた。お陰で志願者数が2400名を超える「人気校」の手ごたえも感じた。
・ これらはすべて私の方針に全員が一致協力してくれた「教職員のお陰」である。PTAの理解と協力も大きい。しかしなんと言っても「最大の功績者」は私を招聘した「大阪府神社庁と理事会」である。橋本さんが「府民の皆様のお陰です」と言うのは「勝利者は私を当選させてくれた皆さん方府民です」と言っているのである。

・ 今日の「面接試験」は午前中3回のグループに分けて行われた。「時間差」で実施したから全く混乱なくスムースに実施できた。私も一教室覘いてみたが中学生はおそらく学校で訓練を受けてきたのであろうが礼儀正しく応対していた。全く問題なく予定通り12時30分にはすべて終了した。
・ 午後から「採点作業」となる。「総力戦」である。遅くなっても今日は採点を済ませ明日の「合否判定会議」に向かうことになる。2264人で5科目、計11320枚の答案用紙を100人で採点していく。一人当たり113枚だから「楽な仕事」ではない。
・ 3時過ぎに出入りの「教科書販売会社」さんから採点作業の教職員に「どら焼きとお茶」の差し入れがあった。もう何年も頂いてきているらしい。「どうかな?」とも思ったが有難く頂くことにした。有り難うございました。作業は19時30分に無事終了。教員は大変良く頑張ってくれた。後は教務部が残ってくれて明日の作業の段取りを進めてくれる。ご苦労様でした。