2009年4月13日月曜日

4月13日(月)回転寿司

・ 昨日の「多聞尚学館開館式」の余韻がまだ体全体に残っている。それが「非常に心地良い。」昔あったNHKの「プロジェクトX」みたいな感じだ。最もこれから「命を吹き込んで行く」のだがこれはもう「教職員の仕事」だ。「理事長としての仕事」はあらかた完了した。単なる「箱物」に終わらせてはいけない。「魂を込めるのは教職員の仕事」だと思っている。それはそうだろう。誰も「異議」はあるまい。
・ 特に部活動の「演舞」をしてくれた「雅楽部」「ブラスバンド部」「剣道部」「空手部」には特別に「校長激励賞」を出すことにした。ブラスバンド部には300万円の予算で「打楽器」を中心に楽器を揃えてあげることを既に実施した。
・ 雅楽部には「礼装」を新調してあげることとした。これは結構高いものつくが仕方がない。加えて彼らはこの8月にロータリー国際活動にのっとって「韓国」に派遣することを決めている。
・ 剣道部と空手部については本日昼休みに生徒を部屋に呼んで演舞をしてくれた生徒に「図書券」をプレゼントした。しかし昨日は「圧巻」だった。私の隣の名誉理事長も目をぱちくりさせて驚いておられた。
・ とにかく迫力があったのである。パーティの最中多くの人が「浪速の文武両道」を賞賛してくれた。「私の意とするところ」であり、ご褒美をあげたくなったのである。しかしこの両部には「びっくりとするようなビッグプレゼントが来年末くらいにはあるかも知れない。

・ 秘書から昨日の「引き出物」を頂いた。頂いたというのはおかしいが、昨日教職員よりは一足早く帰ったので私の分(?)を持って帰らなかったのである。自分で用意した物を自分で持ち帰ると言うのは少し「奇異」に感じて、余ったら貰うからと言っていたのだ。
・ 中身は「三田屋のハム詰め合わせ」である。どうして知っているかというとそれは私が選んだからである。事務長補佐と式典の担当の二人は色々考えたらしいが彼らの発想は「お菓子」しかない。それもホテル特製のお菓子である。しかし引き出物に「洋菓子」など貰って嬉しいかと私は言ったのである。
・ それで私は「ハム、ハム、ハムなどが良い」と言ったのである。そしたら事務長補佐は探してきた。「金剛山山里で作られた幻の手作りハム」というやつだ。私は飛びついたが結局数が揃わないことが分かった。相当交渉したらしが駄目だったらしい。
・ 事務長補佐は我孫子の阪急に行った。携帯電話がなる。「冷蔵品だし、数も無い」と又ここでも言う。「近鉄に行け、なかったら高島屋に行け」と私は言う。そしたら近鉄から電話があり、「ありました、ありました」「三田のハムで有名らしいです」「数も揃うそうです」「明日、時間までに多聞に届けてくれるそうです」。私は言ったのである。「それ、見ろ」ってね。そのようにして昨日の引き出物の「ハム」は入手できたのである。事務長補佐が苦心して探してきた代物なのである。

・ 「大きな仕事の節目の後」はどういうわけか「外食」したくなるのは何故だろう。何時も考えてしまう。そういうわけで今日も外食を決めた。ところがどこに行くかとなると、これが難しくて色々と考えてしまうのだ。
・ 又疲れを感じている時は「イタリアン」とか「フレンチ」とか「肉料理」とかは「体が敬遠」してしまう。従って私の場合はこういう時に「回転寿司」に行くことが多い。最大の理由は基本的に「魚料理」だし「体に優しい気」がするからだ。又とにかく待つのが嫌な私としては「待ち時間が全く無いからだ。」回ってきたものを「ひょいッ」と取れば直ぐ食べられる。
・ とにかくミナミには回転寿司店が多い。「回る元禄寿司」「がんこ寿司」「赤垣屋回転寿司」「348(さしみと読みます)回転寿司」「大漁寿司」など数え上げられないほどある。大体全てのお店を私は経験している。
・ 何時行っても大体満員で行列を組んで待っている客も目立つようになってきた。完全に「認知されたレストラン」になった感じだ。しかし一昔前までは「入るのが恥ずかしかった」。しかし今では平気で入れる。
・ 私が小さい頃は「握り寿司」などは「超超高級品」で1年で何回も食べれるようなものではなかった。父親が時に持ち帰る「寿司の詰め合わせ」などには子ども心に興奮したのを覚えている。庶民には「高値の花」だったものがこのように今や「庶民の食べ物」になったのは素晴らしいことだ。
・ 「誰が回転寿司を発明したか」お分かりか。私は知っている。ただそれが真実かどうかは分からない。調べたことが無いからだが、また調べる気もない。「元禄寿司」に言わせると昭和33年に東大阪布施で元禄寿司を始めた白石さんというお方が「ビール工場のベルト」を見てひらめき、発明したという。
・ 最初は「コンベア旋回食事台」と言ったという。全国に広まったのは昭和45年の日本万国博覧会に装置を出品してからという。私の感覚ではここ10年くらいで「ポピュラー」になったもので、昭和45年とは随分ギャップがある感じである。
・ 私は回転寿司で食事をする「人々の挙動を観察」しながら食べるのが好きだ。私など「アッ」という間に十数皿が空になるのだが、時間をかけて回ってくる皿を見つめ、取るのかと思ったら見過ごしたりする人もいる。こちらは「いらいら」してしまう。多いのは既に自分の前を過ぎてしまっているのに手を伸ばして「他人の前の皿を取る人」や、直ぐに回って来るのに「右側の人の前の物を横取り」したり、焦ったり遅れたり色々とある。
・ コンベアに回ってきているのにいちいち「オーダーする人」もいる。どうして目の前のものを食べないのかと不思議だ。そうかと思えば私の皿の数を時々「チラッ」と見て皿の数を数えてくれたりしてくれる人もいる。人の食べた皿など数えるなって。僕など皿の数が多いから時々恥ずかしくなる。
・ 面白いのは指を出して「自分の皿の数を数えて」、やおら次の皿に手を出す人もいる。「わさび」をわざわざネタを外して自分で追加する人も時々目にする。又「ガリ」という生姜のピクルスばかり食べる人も時々だが目にする。
・ お茶は危険で結構力を入れないとお湯が出なく、湯飲み茶碗を正規の位置に置いてボタンを押さないと、そこらじゅう「お湯がこぼれて大変な事態」になる。一度やられて大変だった。だから私は両隣には気をつけている。大体回転寿司店は「狭くて」物を置くスペースなど無い設計だ。
・ 人間を詰め込むように設計し、そして「人間の回転を早くする」ように考えている。回転寿司とはお寿司の回転ではなくて「人間の回転」ではないのか。私はそのように思う。だから回転寿司で勤めている人は早口で大声できびきび、忙しそうにしており「いささか落ち着かない感じ」がする。
・ しかし回転寿司も「国際的」になってきて、心斎橋筋にあるお店などは今や韓国や中国の方の「ツアーのルート」になっている。ネタも寿司ネタといわれるオーソドックスなものから色々と出現してきている。この前は皿に乗って「シュークリーム」が出てきたのには驚いたのである。
・ 回転寿司が安いかといえば最近は「そんなに安くは無い」とも思うようになってきたがそれは高級な「江戸前すし」などに行っていないからだと思う。やはり「安い」と思うし「ネタも新鮮」ではないか。完全に「社会的認知を得た料理」である。しかし一度行くと「しばらくは行く気がしなくなる」のは何故であろうか。それに「もくもく」と話し声など聞こえないでただ回ってくるのを掴み取り、食べている光景も何か「異様な感じ」がするのも回転寿司の特徴である。