・ 堺の校外グランド「浪速ふくろうスタジアム」の工事が山場を越えた。今は細かい処を処理しながら「19日の竣工式に向けて大忙し」の毎日である。これからは所謂「使い勝手」に影響してくるから神経を使うから大変なのである。
・ 特に私は「細部にこだわる」。細部にこだわるがゆえに必然的に厳しくなるのである。「何億円も使った一大プロジェクト」であり、「脳天気に、良きに計らえ」は私の流儀ではない。特に建設物は最後の1週間で「出来栄え」が変わる。誰でも自分の家を建てた時のことを考えれば良い。
・ 柱だけ立っている時には誰も何も言わない。「意匠工事」が始まってから「施主」は口を出し始めるのである。それと同じことである。「施主の熱意」が良いものを作るのである。しかし観察していると概して教職員の性向は「あれは公共のもので自分のもの」とは思っているみたいだ。それだけに私が気を使わないといけないのである。
・ 例えば「ロッカールームのハンガーをかける横棒の高さ」である。昨日現地の工事状況を視察した時にあれでは上着が棚についてしまってハンガーの意味を成さないのではないかと感じた。
・ すぐ私は堺に来る予定の出発前の教頭先生に電話して私のブレザーを持って来てもらったのだが、「案の定」上着の下が下のロッカーについて垂れてしまうのである。これでは駄目とハンガーを掛ける棒の高さを変えるように指示した。
・ すでに木製のロッカーは出来つつあり、棚の高さを変えることは出来なかった。棒の位置を変えるしか方法は無かったのである。しかし棒の高さを高くすれば「背の低い生徒」は伸び上がってハンガーに掛けないといけない。これはこれで問題である。
・ 私のしたことは身長163センチの人に実際にかけて貰って、「背伸び」や「かかとを上げ」なくともかけられるのかどうか実際に確かめたのである。「これが木村流」である。「いい加減には済ませられない」のである。このへんのことが教職員でまだ分かっていない人がいる。まずこれを理解すれば後は「理事長への対応は楽」なものだ。難しいものではない。
・ このように最後の細工の段階で色々あるのである。このためには「真剣に」「熱意を持って」「使う側の目線で」工事を進めなければならない。その他、手洗い場の石鹸入れとか下駄箱とか色々ある。グランドなどは一度整地すれば後はなんてことはないがこのような「細工物」は「概観」にも影響を与えるから神経を使う。特に私はそうである。
・ しかし「PTA寄贈の桜の苗木が36本」、グルリとグランドを取り囲むように植えられると素晴らしい。造園屋さんによれば「来春には花が咲く」と言われた。楽しみである。又「同窓会寄贈の大きな時計」も設置された。
・ しかし準備は順調でも問題は雨である。週間予報では19日は「曇りのち雨マーク」であるがまだ諦めてはいない。午後2時間くらい止んでくれればありがたいと学院神社にお願いして最中である。
・ 第一部の記念式典の皮切りは素晴らしい掲揚台にまず「国旗」と「校旗」を掲揚する。「大切なこと」である。今の予定は本校のブラスバンド部がまず「国歌」を演奏し、生徒部員がユニフォーム姿で「国旗」を掲揚するのである。
・ その後「校歌」が演奏され中学校旗が左のポールに、右側のポールに高校旗が同じく生徒の手で掲揚される。雨が降ったら吹奏楽部は演奏できないから、何とかして欲しいと「天にお願い」しているのである。
・ その後「竣工祭」と「生徒安全祈願祭」が神須牟地神社の大引宮司のご奉仕で厳粛な「神事」が挙行される。その後「パーフォーマンス」が行われるらしいが私には知らされていない。「サプライズ」なのかも知れない。
・ その後記念植樹とか記念品の贈呈式がある。特に今回はPTAから頂いているにも関らず、このグランドをメインで使う「クラブの保護者会」が製氷機と大型モニターを寄贈して頂けるという。総額94万円にもなる高い物である。申し訳ないが助かるので有り難く頂くこととした。
・ とにかく万が一雨が土砂降りになっても予定通り実行する。「雨降って地固まる」の所以である。参列者は200名近くも来られるということで「嬉しい限り」である。府議会議員の先生や市会の先生もお忙しいのに参列頂ける。
・ 19日に竣工式典があって翌日から早速「使用開始」であるが、当面は「調整使用」ということで「各クラブがグルリと一循環」するように担当には指示しているところである。細かいところで「手直し」が入るかも知れないからである。
・ その後は既に「1週間の使用予定案」が私の手元に届けられた。「堺グランドと本校の学校グランドを組み合わせ」で、公平にバランスよく使えるように考えてくれている。特に今まで高校の陰で「割を食っていた中学校」が学校グランドを週に4回使えるようになっており、これは中学生には大歓迎だろう。またまた中学サイドの「校長人気が沸騰」するだろうか。
・ 堺のグランドについて言えば「月曜日はノークラブ・ノー会議デー」の所謂「月曜スペシャル」の日だから「月曜は空きの日」である。当面はこの方針を保持する。そのうち「公式戦が近いので使いたい」などと言ってくるのは「見え見え」であるが「ルールはルール」である。
・ 火曜日がサッカーorラグビー、水曜は硬式野球、木曜日はサッカーorラグビー、金曜日は硬式野球、土曜日・日曜日・祝日は午前9時から11時30分がラグビー、11時30分から14時がサッカー、14時から17時が土曜日のみ「軟式野球部」でその他の日は硬式野球となっている。「フルフル」である。「結構、毛だらけ猫灰だらけ」である。
・ 硬式野球部が最後でも良いと思っているのは「照明設備があるから」だ。真夏の暑い日の昼間はサッカーやラグビーに譲って自分たちは日の陰った夕方にやればという魂胆だと私は想像している。
・ 問題は現地に行く乗り物の「脚」であって実は今まで検討を進めていたがほぼ最終結論を出せそうである。「南海バスと年間契約」を結ぶ方向で進めているが、極めて「割安」にしてくれそうである。
・ 「浪速ふくろうスタジアウム」は「分校扱い」だから、あくまで「基地」というか「ホームベースは住吉の学校本校」である。だから「全ての発着点を学校」とした。例え休日といえども一旦は学校に集まってバスで堺に行くこととした。これが「生徒の安全を守るため」である。
・ バスは本校専用でありそのうち車体に「浪速高校」と「ふくろうのロゴマーク」など入れて貰えるだろうと思う。通常はバス出発は学校が休みのときは正門前出発8時、10時、12時となる。即ち一日3便出発という具合だ。
・ 専用バスが本校と堺の間を行ったり来たりするというイメージである。このバスは「多聞尚学館」にも行けるから「一挙両得」である。バスの費用は他の私立高校の事例を十分検討して生徒からは「受益者負担」で一日500円とする方向である。これでバランスが取れる。
・ 電車やバスを乗り継いで現地に行ったとしてもこれ以上は往復で費用がかかるから貨切1年契約にすれば相当安くなるということである。それに「南海バスの利点は通常のバス停を利用」できることであって練習試合などで他校が堺に来た時にそこでピックアップできることである。
・ 堺の「浪速ふくろうスタジアム」はふくろうの離陸のように大詰めを迎えつつある。「浪速の勢いを持続する第2エンジン」がこの球場である。「第一エンジンは多聞尚学館」であった。そして「第3エンジンは浪速武道館」である。我々は「はやぶさ」のエンジンように長距離を飛びたい。しかし燃え尽きてはならない。
・ 特に私は「細部にこだわる」。細部にこだわるがゆえに必然的に厳しくなるのである。「何億円も使った一大プロジェクト」であり、「脳天気に、良きに計らえ」は私の流儀ではない。特に建設物は最後の1週間で「出来栄え」が変わる。誰でも自分の家を建てた時のことを考えれば良い。
・ 柱だけ立っている時には誰も何も言わない。「意匠工事」が始まってから「施主」は口を出し始めるのである。それと同じことである。「施主の熱意」が良いものを作るのである。しかし観察していると概して教職員の性向は「あれは公共のもので自分のもの」とは思っているみたいだ。それだけに私が気を使わないといけないのである。
・ 例えば「ロッカールームのハンガーをかける横棒の高さ」である。昨日現地の工事状況を視察した時にあれでは上着が棚についてしまってハンガーの意味を成さないのではないかと感じた。
・ すぐ私は堺に来る予定の出発前の教頭先生に電話して私のブレザーを持って来てもらったのだが、「案の定」上着の下が下のロッカーについて垂れてしまうのである。これでは駄目とハンガーを掛ける棒の高さを変えるように指示した。
・ すでに木製のロッカーは出来つつあり、棚の高さを変えることは出来なかった。棒の位置を変えるしか方法は無かったのである。しかし棒の高さを高くすれば「背の低い生徒」は伸び上がってハンガーに掛けないといけない。これはこれで問題である。
・ 私のしたことは身長163センチの人に実際にかけて貰って、「背伸び」や「かかとを上げ」なくともかけられるのかどうか実際に確かめたのである。「これが木村流」である。「いい加減には済ませられない」のである。このへんのことが教職員でまだ分かっていない人がいる。まずこれを理解すれば後は「理事長への対応は楽」なものだ。難しいものではない。
・ このように最後の細工の段階で色々あるのである。このためには「真剣に」「熱意を持って」「使う側の目線で」工事を進めなければならない。その他、手洗い場の石鹸入れとか下駄箱とか色々ある。グランドなどは一度整地すれば後はなんてことはないがこのような「細工物」は「概観」にも影響を与えるから神経を使う。特に私はそうである。
・ しかし「PTA寄贈の桜の苗木が36本」、グルリとグランドを取り囲むように植えられると素晴らしい。造園屋さんによれば「来春には花が咲く」と言われた。楽しみである。又「同窓会寄贈の大きな時計」も設置された。
・ しかし準備は順調でも問題は雨である。週間予報では19日は「曇りのち雨マーク」であるがまだ諦めてはいない。午後2時間くらい止んでくれればありがたいと学院神社にお願いして最中である。
・ 第一部の記念式典の皮切りは素晴らしい掲揚台にまず「国旗」と「校旗」を掲揚する。「大切なこと」である。今の予定は本校のブラスバンド部がまず「国歌」を演奏し、生徒部員がユニフォーム姿で「国旗」を掲揚するのである。
・ その後「校歌」が演奏され中学校旗が左のポールに、右側のポールに高校旗が同じく生徒の手で掲揚される。雨が降ったら吹奏楽部は演奏できないから、何とかして欲しいと「天にお願い」しているのである。
・ その後「竣工祭」と「生徒安全祈願祭」が神須牟地神社の大引宮司のご奉仕で厳粛な「神事」が挙行される。その後「パーフォーマンス」が行われるらしいが私には知らされていない。「サプライズ」なのかも知れない。
・ その後記念植樹とか記念品の贈呈式がある。特に今回はPTAから頂いているにも関らず、このグランドをメインで使う「クラブの保護者会」が製氷機と大型モニターを寄贈して頂けるという。総額94万円にもなる高い物である。申し訳ないが助かるので有り難く頂くこととした。
・ とにかく万が一雨が土砂降りになっても予定通り実行する。「雨降って地固まる」の所以である。参列者は200名近くも来られるということで「嬉しい限り」である。府議会議員の先生や市会の先生もお忙しいのに参列頂ける。
・ 19日に竣工式典があって翌日から早速「使用開始」であるが、当面は「調整使用」ということで「各クラブがグルリと一循環」するように担当には指示しているところである。細かいところで「手直し」が入るかも知れないからである。
・ その後は既に「1週間の使用予定案」が私の手元に届けられた。「堺グランドと本校の学校グランドを組み合わせ」で、公平にバランスよく使えるように考えてくれている。特に今まで高校の陰で「割を食っていた中学校」が学校グランドを週に4回使えるようになっており、これは中学生には大歓迎だろう。またまた中学サイドの「校長人気が沸騰」するだろうか。
・ 堺のグランドについて言えば「月曜日はノークラブ・ノー会議デー」の所謂「月曜スペシャル」の日だから「月曜は空きの日」である。当面はこの方針を保持する。そのうち「公式戦が近いので使いたい」などと言ってくるのは「見え見え」であるが「ルールはルール」である。
・ 火曜日がサッカーorラグビー、水曜は硬式野球、木曜日はサッカーorラグビー、金曜日は硬式野球、土曜日・日曜日・祝日は午前9時から11時30分がラグビー、11時30分から14時がサッカー、14時から17時が土曜日のみ「軟式野球部」でその他の日は硬式野球となっている。「フルフル」である。「結構、毛だらけ猫灰だらけ」である。
・ 硬式野球部が最後でも良いと思っているのは「照明設備があるから」だ。真夏の暑い日の昼間はサッカーやラグビーに譲って自分たちは日の陰った夕方にやればという魂胆だと私は想像している。
・ 問題は現地に行く乗り物の「脚」であって実は今まで検討を進めていたがほぼ最終結論を出せそうである。「南海バスと年間契約」を結ぶ方向で進めているが、極めて「割安」にしてくれそうである。
・ 「浪速ふくろうスタジアウム」は「分校扱い」だから、あくまで「基地」というか「ホームベースは住吉の学校本校」である。だから「全ての発着点を学校」とした。例え休日といえども一旦は学校に集まってバスで堺に行くこととした。これが「生徒の安全を守るため」である。
・ バスは本校専用でありそのうち車体に「浪速高校」と「ふくろうのロゴマーク」など入れて貰えるだろうと思う。通常はバス出発は学校が休みのときは正門前出発8時、10時、12時となる。即ち一日3便出発という具合だ。
・ 専用バスが本校と堺の間を行ったり来たりするというイメージである。このバスは「多聞尚学館」にも行けるから「一挙両得」である。バスの費用は他の私立高校の事例を十分検討して生徒からは「受益者負担」で一日500円とする方向である。これでバランスが取れる。
・ 電車やバスを乗り継いで現地に行ったとしてもこれ以上は往復で費用がかかるから貨切1年契約にすれば相当安くなるということである。それに「南海バスの利点は通常のバス停を利用」できることであって練習試合などで他校が堺に来た時にそこでピックアップできることである。
・ 堺の「浪速ふくろうスタジアム」はふくろうの離陸のように大詰めを迎えつつある。「浪速の勢いを持続する第2エンジン」がこの球場である。「第一エンジンは多聞尚学館」であった。そして「第3エンジンは浪速武道館」である。我々は「はやぶさ」のエンジンように長距離を飛びたい。しかし燃え尽きてはならない。