2010年6月20日日曜日

6月20日(日)ブログ「校長日記」休筆宣言
























































・ 昨日の「余韻」覚めやらぬ日曜日となった。この1ヶ月の事、19日の天気の心配など思い出しては「ホッ」とする。昨日の様子が甦ってくる。この日をターゲットにして毎日を過ごして来たから、このように見事に終われば「達成感」がほんの少しだけ出てくる。年を取ったのだと思う。昔はこういうことはなかった。
・ 元来私は達成感など感じない性格で「次から次へと仕事に挑戦」して来たから、一仕事終えて「ゆっくり充実感を味わう」などとは縁遠い人生であった。一仕事終えれば荷物をまとめて旅立つなどはあまり経験していない。我が人生で一回だけこのようなことがあったが・・・。
・ どうしても「多聞尚学館」に行きたい用事もあって家を早く出て多聞に午前8時20分頃には到着した。5名の教諭と120名ほどの生徒が学習合宿で頑張ってくれていた。講義の始まる前に生徒に伝えることがあったのである。
・ 今回は高校1年生で初めての多聞利用組が二クラスあったのでそこで「この施設の謂れと学習の意味、そして激励」をするのである。これで一応一循環したことになる。金剛山の麓は気候も良くなり「若葉の匂いが当たり一面に流れて健康そのもの」という状況であった。

・ 多聞を後にして車は河内長野を抜けて天見町から「浪速ふくろうスタジアム」に向かった。このルートは今回初めて利用したが多聞からは便利が良い。今後この道は私の定番ルートになるだろう。
・ スタジアムにおいては本日が「実践的試用」として硬式野球部が府立港高校との練習試合が組まれている。今日は2試合するそうで11時にプレーボールだから実践の様子を見たかったのである。到着した時には両チームが「アップ」に入るところだった。
・ 本校の顧問の先生が「グランドが小さいところで練習する癖が付いているのでこれほど広いところでもまだ隅のほうでコチョコチョ練習する」と苦笑いしていた。相手チームさんが「球場の素晴しさ」に驚いていたそうだ。
・ しかしスタジアウムは本当に機能的に設計されている。ただ細かいところでは我々が気が付かなかったところがあり、今後「手直し」が必要である。例えばグランドから駐車場に出る場合は靴に「グランドの」がついてアスファルト面に砂がはみ出るなどである。
・ トイレや倉庫は駐車場を横切って行くから「砂落とし」みたいなものがグランド出口に必要なのである。又グランドの線引きや均し用具の「トンボ」などは一旦ネットの外に出ねばならず全く遠回りで意味を成さないしアスファルト表面が汚れる。ここは「観客スタンドと駐車場の間を行き来するメイン通路」であり今のままではいけない。
・ 私は様子を見に来てくれたゼネコンの責任者に対策を考えるようにお願いした。本校が後攻で1回の表裏どちらも無得点のところで私は他件があったのでスタジアムを後にした。後刻13時20分頃顧問から電話があり「6対5で勝った」という。
・ 「ふくろうスタジアムでの初戦を勝利で飾ってくれた」のである。おまけに「第一号のホームラン」が出たという。ホームランボールを取ってあるというから明日でも私がサインをしてホームランを打った生徒にプレゼントしてあげようと思う。
・ 「右翼方面への豪快な一発」だったという。実はホームランラインは紆余曲折、喧々諤々とあって現在の高さに決まったものであるがこれは顧問のI先生が「試し打ち」して決めたものだけに、今日の電話の口ぶりには「どんなもんだ」と言いたそうであった。
・ 「ホームランラインの設定は難しい」ものだそうである。ホームランが乱発されるような球場なら試合は面白くなくなり、全く出ないというにも野球の魅力が薄れるとこの先生は言う。結果的に丁度良かったということか。
・ 生徒は嬉しそうに伸び伸びと、それに又観覧の保護者の数が多かった。皆さん、本当に嬉しそうに満足して私にお礼を言われた。この光景を見て私は今更ながら「作って良かった」としみじみと感じるのである。
・ しかし「もう一度やれるか」と聞かれたら「もう出来ない、しんどい」と言うだろうと思う。こういうのも「タイミング」である。昨日のブログ11月6日にたった一人でこの地に立った時に「やると決めたタイミングが絶妙」だったのだ。
・ 昨日の熱気や喧騒はもうこのスタジアムにはないが、今後は時間をかけて「魂が入っていく」のであろう。私のここでの仕事は終わったと思った。今後は「新武道館」に精力を注ぐことになろうが「秋口まで」は囲いに囲まれ口をさす状態ではない。

・ 平成19年6月1日に始まったブログ「校長日記」は本日を持ってしばらくの間「休止」である。既に予告している通りであり「丸々3年間ほぼ毎日A4版2枚」に書いてきた。コピーを一部とっているが膨大な量になる。
・ 平成19年(2007)152日、平成20年(2008)359日、平成21年(2009)354日、平成22年(2010)今日を含めて169日となるから「合計1034日」である。94%のカバー率である。
・ 我ながら「書きも書いたり」である。多くの方々に「続けて欲しい」「楽しみを奪うのか」「1週間に一日でも」などと「要望」されたが「一旦休止をすることが良かろう」と判断したものである。ご理解を頂きたいと思う。
・ しかし私立学校として、また公金が投入されている学校のトップとして「何かを発信しなければ」という思いはあるので今後どうするかじっくり考えてみたい。現段階では今年の12月1日から「再開するかも知れない」がまだ確かなことは言えない。5ヶ月の充電だ。
・ この間休業日となる8月から「散発的」に「面白い試み」が今頭に浮かんでいるのでひょっとしたら8月と10月には何かがお届けできるかも知れない。「乞う、お楽しみに」というところである。
・ 12月になれば「新武道館の勇姿」が見えるようになってこの建設の「実況中継」もしなければならないと考えている。又民主党の管政権が「国家社会主義」の道を歩むのか、「日教組との関係」はどうなるのか、極めて重要な頃になるであろう。
・ 長い間私の「拙文」「冗文」を読んで下さって有難うございました。心から感謝申し上げます。それでは又。しばらくの間「バイバイ」。