・ 「酷い目にあった」が仕方がなかった。「1週間の臨時休校」を終えて「学校は再開」だ。今日は滅多にないのだが正門で生徒の来るのを迎えてあげた。皆元気そうだ。時々生徒に「家でゆっくりと勉強できて良かったね」と声をかけるのだが「ウーン?」という感じで「手ごたえ」はなかったなー。
・ 学校と言うのは「生徒が居てナンボの世界」である。生徒も学校に来て「友達に会えるのが楽しみ」なのであろう。「良い顔」をしている。しかしそれにしても今回の臨時休校で本校でも「大きな損失」が出たが、府全体では莫大なものだろう。
・ さすがの知事も「参った」に違いない。「都市機能回復宣言」というが、こちらは「学校機能回復宣言」を出した。関西大倉は月末まで休校の継続だ。ところで本校の理事のお一人で茨木市に住んでおられる理事のご子息が関西大倉に学んでおられ、この29日にある理事会に出席されるのかどうか気になる。発熱が無ければ是非おいで頂きたいと思っている。
・ 試験は2限目からとして「全校生徒に検温」だ。朝自宅で体温を計ってくるように言っていたのだが中にはしてこない生徒もいる。「保健室で検温」とした。結局高校1年生で3名、2年で1名、3年で1名の発熱、と言っても37.3度以下であるが、用心して「自宅へ帰す」ことにした。
・ 同時に保護者に連絡して「病院での診療」を要望した。新型ではなくて一般の風邪だろう。嘔吐や下痢はないし、それほどの高温ではないが念には念を入れたのだ。中学生は微熱のあるものはいるが全く問題はない。
・ このようにして2限目から試験に入った。遅れた「中間試験」である。通常は試験期間中は学校居残りで生徒同士が勉強するのを許していたが、今回は「試験終了後即下校」とした。電車の空いている時間帯に帰宅させるのだ。
・ 「多聞尚学館」はこの間「小休止」であった。「新型インフル問題」と学校が「中間試験」であったからだが、試験が終了する今週末から「週末スペシャル」が又再開される。今度は1年生のⅠ類の1組とⅡ類の1組80名だ。基礎学力の出来ている集団であり、楽しみだ。「激励訪問」に出かける積りである。今の季節は千早は随分と気持ちが良いと思う。
・ 現在「学院神社の分社」を多聞に設置することを進めている。「御霊わけ」という。簡略な方法は建物内に「神棚」を設置することであるが、あれだけの建物と規模だから、小さいながらも「お社」を建てることとした。正門近くに設置することで生徒や近隣のお方の目にも触れる。多聞にかかわる人々の「弥栄」をお願いしなければならない。
・ こういう物はすでにビジネスとして確立しており「既製品」があるのだが、当然小さいものから大きなお社まである。従って「金額もピンきり」である。贅沢は出来ないが「みすぼらしい」のも困る。今慎重に検討しているところだ。
・ 多聞を「使わせて欲しい」という要望が出てき始めた。まず今年の夏休みのお盆に「藤井寺市のボーイスカウト」が宿泊活動のため、又8月の終わりには「(財)大阪府青少年活動財団の事業」で府内の選ばれた子どもたちの「自然体験の宿泊場所」としての要望を受けている。
・ 又来年のことだかが全国ボーイスカウト全国大会の会場にとある議員を通じて要望されている。「多聞は外部開放」しているのでドンドン外部の方にも使って欲しいものだ。「使用料は一泊1000円」である。
・ 来年度の「中学入試の科目数」を最終的に決定した。今までは国語、算数の2科目であったが来年から「国語・算数・理科・社会の4科目」とし、理科と社会のうち合格判定には良い点数の方を採用して判定することとした。これで名実共に浪速中学校は「1級の中学校」として進むことになる。
・ 来年度の「生徒募集のポスター」原案が完成した。これが素晴らしい。中学校は「校鳥のふくろう」が、高校は「金剛の山並みに多聞尚学館」が「ぼかし」で入れられており、なかなか「品の良いデザイン」となった。多くの小学生や中学生の目に触れることを期待するのみである。
・ 前からの懸案事項であったが「資金の運用」について事務長に最終的に決済を出した。資金の運用と言っても例の漢字検定協会のように「お金持ち」ではないから、恥ずかしいばかりの「手元余裕資金」である。「新校舎建設資金」として「ちみちみ」と溜めてきているのだ。
・ 「当座預金」や「普通預金」では利率も低く、検討の結果「1年定期」とすることとした。一時期、一部の大学が「デリバティブ取引」などに手を出して「失敗し大きな損失」を出したことが社会問題となったが、本校ではそういうことは絶対にしないことは決めている。
・ りそな銀行と三井住友銀行に分けて「1年定期」とするものだ。「利率は0.4%」であるがゼロよりは良かろう。「溜めては使い、溜めては使い」で落ち着いて溜まる暇もないが年間100万円でも利息が出れば有難いと考えたのだ。
・ 9月の「芸術鑑賞会」の出しものが決まった。担当の先生から報告を受けた。今年は昨年から始った「古典芸能シリーズ」の2年目と言うことで「和楽器鑑賞会~津軽三味線と和太鼓」となった。「良い企画」だと評価する。
・ 昨年が「浪曲」でベテランの三原佐知子師匠に今売り出しの若手「菊池まどか師」他であったが今年は「KUNI-KEN兄弟」に和楽器集団「独楽」のコラボである。津軽三味線のこの兄弟、三重県四日市の生まれ、今売り出し中である。同じ兄弟でも吉田兄弟は大御所過ぎて、値段が高くて呼べないのだ。
・ しかし「けしからん」と思う新任の教員もいる。今朝正門で生徒を迎えたことは冒頭に書いたが、なんとこの4月に専任に採用した新人が生徒と同じ8時20分頃に自転車で「ちんたら、へらへら」して学校に来た。臨時休校明けのそれも初日、月曜日である。
・ この教員が最後の最後に門をくぐった。130人いる教職員で新採用の教員が「最後のお出まし」なのである。またこの教員は担任だ。他の多くの教師は正門で門立ちして生徒を迎えているというのに「それはないだろう」と言いたい気分だ。
・ この5月12日には歓迎会までして祝ったお人だ。私は今年同時に「3人の専任を採用」したが他の二人は「緊張感」を持って頑張ってくれている。結局「こういう人物」なんだろうと思う。「やっとこさ、専任になれた。」この瞬間「プツン」と糸が切れたのかも知れない。こちらも切れたいような気分だ。もう泣きたくなる。
・ 生徒を迎えるのに門に立ったがまさか新人の教員を迎えるとは、「冗談ではない」。これは「本校が求める新人専任教員のあるべき姿」ではない。1年間は「試用期間」だ。厳しく対応する。教頭に「噛んで含めるように指導するよう」言ったところだ。
・ 「せめて30分前には学校に入るのが常識」だと私は思うがなー。「私が間違ってます?」「何?」「早く来るから“早出手当て”を出せって・・・?」「・・・・・?」