2009年5月30日土曜日

5月30日(土)多聞のさくらんぼ

・ 昨日のことだが多聞の館長とⅡ類長が特にⅢ、Ⅱ類の生徒でまだ多聞に行っていない学年や類の「生徒アンケート」の結果を説明してくれた。前からお願いしていたものだ。私は気にしていたのである。
・ 「多聞は勉強が出来る生徒の為にある」という噂が出ることを恐れている。「とんでもないこと」で、「多聞は浪速中学校、浪速高等学校全ての生徒の為」にある。だから先般の1年生対象の「中学校復習講座」などを急いで企画して実施したのだ。
・ これは大変評判が良かった。入試広報室のメンバーから報告を受けている。「塾関係者や中学校サイドから素晴らしい企画」と言われているとのことである。「我が意を得たり」と一人「ほくそ笑んでいる」のだ。
・ 今回は「部活動もやりたい、勉強もやりたい」という生徒を対象のアンケートであるが結果から「英語」に関心があるのが分かった。英語は彼らの今後の進路において最も重要な科目だ。英語からスタートすれば良い。
・ それに負担にならないように「一泊二日」で良い。二泊三日では長過ぎよう。希望者を募って実施することを決めた。Ⅱ類長が最近良い顔になってきた。年を取って「味わい」が増して来たのだろう。結構なことである。 男は50過ぎたら顔に責任を持てというのが私の信念だ。

・ 新型インフルと中間試験で止めていた「週末スペシャル」が始った。昨夜から70名の生徒が3人の教員に連れられて来ている。教科は数学と英語だ。今日は久しぶりに多聞訪問である。「激励」に行った。「うーん、激は檄だな」。生徒は拍手で歓迎してくれた。
・ 数学はもうベテランの先生で多聞を最も活用して呉れている先生だ。「信頼にたる、人品骨柄卑しからずの人物」である。英語はもう数回多聞経験のある常勤講師の先生だが誰に聞いても「すこぶる評判」が良い。「良すぎておかしい?」くらいだ。
・ 今回補助に回ってくれた女性の先生も常勤講師であるが「大阪市大を4年間特待生と言う輝かしい経歴」の先生と聞く。素晴らしい組み合わせだ。女生徒が居るので必ず1人の女性教諭は女生徒の為に必要なのである。
・ 北部の女子校の校長、教頭、校長代理の先生方が「多聞見学」に来てくれていた。一度本校の学習合宿に「合同参加」させて欲しいというもので今日は自らの「下見」である。ついでに昼食も生徒と同じ者を食べて頂いた。友好校であるし、面白い試みなので歓迎したい。私も見たが「豪華なバイキング料理」であった。「脳に栄養」を与えねばならない。

・ 多聞尚学館の中庭に「さくらんぼ」の苗木が植わった。3本である。植木屋さんがわざわざ「山形県」から取り寄せたものだという。「佐藤錦」というブランドで一本1500円と事務長補佐が言っていた。多聞は庭が広くて寂しいから植えて貰ったのだ。
・ 千早地区の区長さんの奥様が「学校だから桜を植えたい」と言った私に対してアドバイスしてくれたものだ。ご自宅にサクランボを植えたら大変良くなって、実も美味しいと教えてくれたものである。
・ 金剛山麓の気候が山形県に似ているのかなと思ったりしている。何年後になるか知らないが「収穫が楽しみ」である。「浪速多聞サクランボ」のブランドで売り出す積もりだ。高く売れるだろう。
・ 遅れていたが多聞尚学館「隣接の農地」が借用できることになった。これは中学生の「植物栽培体験用」である。今までは和泉の街中の土地を借りて「サツマイモ」を栽培していたが、今年から多聞尚学館で出来ることになった。
・ ただ土地の面積が広くて大変だ。生徒が耕すのもしんどいだろうから半分くらいは「樹木園」にしたらどうかという意見がある。琵琶とかミカンとかだ。確かに「千早赤阪は柑橘類で有名」である。
・ 1300㎡もあってメンテナンスが大変だが一部分の借用は適わなかったのである。PTAで野菜栽培に趣味のあるお方を探して使って頂くのも一つの考え方だ。もともとの「」だから「地味は肥えている」と地主さんはおっしゃっていた。
・ 中学校の副校長はサツマイモは成りが悪いので今度は「じゃがいもとサトイモ栽培」と言っていた。段々と「多聞の環境」が良くなっていく。素晴らしいことだ。生徒はそれを本校の近隣の老人施設にお裾分けするのが伝統なのである。

・ かねてから要望のあった「網戸」が付いた。普通の家庭用では持たないので「特別品」である。これで窓を開けても「虫」は入って来ないだろう。又「裏門の門扉を設置」した。これで「セキュリティ」は一応完成した。盗まれる物は何もないので「セコムはしない」。無駄なお金は使えない。
・ これであらかた計画していた設備は完成し揃ったことになる。中学生の野外体験時の「飯盒炊爨装置」は結局「取りやめ」とした。3学年分の装置は大変だしその後のことを考えたら今までの場所が「よかろう」ということになった。

・ 「 PTA成人教育研修会」のスケジュールが固まった。6月13日(土)である。例年は大学訪問とか観光地とかにするのだが、「新型」のこともあるので今年は河内長野市の「観心寺」と「多聞尚学館」とした。
・ 特に観心寺は「真言宗名刹中の名刹で大楠公の菩提寺」である。ご住職は本校理事長職務代理と府立富田林高校の親友で「高野山の総務部長、総本山金剛峰寺執行の要職」にあらせられる。私も数回お会いしたが豪放磊落、知的で「素晴らしいお坊様」だ。今回は住職自らの「お説教」が聞ける。理事長職務代理も同行して頂けることになった。
・ その後山里の隠れ家的レストラン「山燈花」で昼食を済ませて多聞尚学館だ。丁度その時は「週末スペシャル」で生徒が一生懸命勉強している。丁度良い機会と思って私も参加することとし、今日はその下調べで担当教諭と「料理の試食」に行ったのである。
・ しかし今日は教諭の運転する学校車で行ったのだが「怖かった」。「」しか乗ったことがないそうで、「ナビ」に触るのも初めてとのこと。信号は行き過ぎるし、道は迷うし、直進するのに左折レーンのままでいるから車は動かない。また背が高くないから首がちょこんと飛び出た感じで上目使いの運転スタイルだ。あれでは「空しか見えない」のではないか。後部シートで私は何時も「チョイ寝」するのだが今日はさすがに出来なかった。

・ さて今日で5月度も終わったが今月は「新型インフルエンザ」に振り回された。しかし何とか乗り切ることが出来た。来週からはもう6月だ。一向に蒸し暑くならないが例年通り「クールビズOK」とすることとした。