2010年5月23日日曜日

5月23日(日)文武両立の学校を目指して





























・  昨夜のブログ「運動部への支援」に引き続いて運動部のことを書きたい。私は過日運動部の顧問先生に自ら「実力を自己判定」して欲しいと頼んだら面白いデータが届いたのである。最も良いのは特Aというもので府のトップレベルであり、言って見れば「全国区」という具合である。
・ Cと言うのは「楽しんでいるレベル」ということで最下位のレベル、この範囲を「特A,A、AB、B,BC,Cの6段階」で自己評価しているのである。Aは府内ベスト8位以内、Bは16位レベルという具合である。中々上手い表現である。
・ これは恐らく「教職員の評価育成システムの5段階表示」が「自己訓練」になっているのかも知れない。まあ部活動の方はC評価「楽しむ程度」があっても良いが仕事のほうで、BやCは困る。
・ ともかく本校は「空手道、男子弓道、女子弓道、ボクシングが全国区レベルの特A」である。これは私も認める。それは「インターハイで大阪府代表」になってくれているからである。
・ これらに続いて「A評価となると剣道部、男子卓球部、軟式野球部」が来る。案外軟式野球が頑張ってくれているのに最近気付いたのである。今までそのような認識がなくて申し訳ないことをした。そういえば入試広報室のT副室長がこのクラブの顧問であるが、時々さりげなく私に言っていたのを思い出した。
・ さて「花形(?)の硬式野球部」であるが自己評価はAB評価となっていた。これは残念である。一昨年は恐らくA評価だったろうが昨年は振るわなかったから仕方がない。その他AB評価には「ラグビー部」が来る。これは昔の完全Bから少し実力が上がってきているから希望のあるAB評価だろう。
・ 女子卓球がAB評価であり、男子と合わせて卓球は頑張っている。地味だがこれは評価しなければならない。顧問の先生が頑張ってくれている。社会科のベテラン教師だが卓球指導にも高い能力をお持ちなのである。
・ 残念ながら「サッカー部はB評価」である。宮崎遠征とか色々とやってはいるが「いま一つ」である。部員数も多いし、もう少し頑張って欲しいところだ。思い切って練習の仕方など「考え方を変えたらどうだ」と言いたい気もする。
・ その他「B評価にはアメリカン、水泳、女子ソフトテニス、男子硬式テニス、男子バスケット」が来る。テニスにはすでに2年前に「3面ある人口芝張りの立派なコート」を作っている。もう少し強くなることを期待したい。
・ 少し私の方針を変更しなければならないかも知れない。運動部特別強化クラブの認定である。まず堺の「浪速ふくろうスタジアム」についてはここでの特別練習指定クラブに軟式野球部を入れることとしたい。
・ 特別認定ということは「優先的に球場が使用」できるということだ。従って「堺の総合球場は硬式野球部、軟式野球部、ラブビー部、サッカー部、アメリカンフットボール部」となる。アメリカンは今年部員も増えて期待できそうである。
・ 新武道館の方はもう自動的に決まっている。「専用道場」があるのだから頑張って貰わねば困る。「空手道部、弓道部、剣道部に柔道部」となる。それにしても空手道部は「すごいクラブ」である。二人指導者がいるがこのコンビネーションが良いのだろう。特に「若いI先生を慕って多くの子どもが本校の空手道部に入学」したがるのである。(?)浪速高校ではない。浪高空手部だ。
・ 剣道部はこのたび顧問の「体育科のY先生が8段の免許」となった。日本でも数少ない現役レベルでは最高段位である。このような卓越した指導者と素晴しい剣道場があってトップになれない方がおかしい。近い将来を期待したい。
・ ボクシングも「赤井英和さんからの伝統」で層は薄いがちゃんと伝統を守ってくれている。「浪速ジム」も立派であり、一時期移設も考えたが「今の場所が良い」と考えるようになってきたのである。
・ 私自身としては当面の主体は硬式野球部とサッカー部とラグビー部だ。この3種目は何しろ「目立つ」。逆に言えばここが活躍してくれると新聞紙上に「浪速の名前が躍る」という訳である。今まではこれらの部に対して練習場の問題もあり、きついことも言えなかったのである。
・ しかし環境は変わる。「夜間照明付の専用の球技場が完成」するのである。ここで先生方が頑張ってくれれば生徒の意識も変わってくるだろう。私は「楽しみで、楽しみで仕方がない」のである。だから幾分「身分不相応の立派な球場」を造ることにしたのである。
・ そして「浪速武道館」を建設することとしたのである。私に言わせれば「少し贅沢」「至れり尽くせり」だと思う。しかし「今がその時」と思って踏み切ったのである。必ず顧問の先生や生徒は校長の期待に応えてくれると確信している。
・ その為にはある程度の「柔軟な生徒募集」も考えなければ成らないだろう。「がちがちなことばかり言っている」から生徒が来なくなったと言われかねないだろう。「スポーツ特待生度がないことが誇り」という時代は過ぎ去ったのではないか。
・ 「少子化時代」の中で「文武両立の学校」とは「広範囲な才能を有した生徒が持てる力を発揮できる学校」ということである。「勉強の出来る子」「スポーツの得意な子」「芸術分野に才を発揮する子」様々な生徒が集っている学校こそが「躍動し歓声のこだまする学校」だと思う。そこに今後の「私立高校の存在意義」があるのではないかと思えてならないのである。
・ 本校は「私立進学校と部活の盛んな学校」、すなわち文武両立の学校を目指していく。そしてある程度の規模の学校を維持したい。「生徒数が確保できてこそ可能」となる。生徒の少ない学校は考えただけでも空恐ろしいのである。
・ 橋下知事の仕掛ける「公私立含めた切磋琢磨」の中で「生き残って行きたい」のである。今本校で働いてくれている若い先生方が路頭に迷うことないように基礎固めをするのが私の仕事であり、責任である。
・ 堺の「浪速ふくろうスタジアム」では「神木くすのき」が植えられ「本格的夜間照明設備」が設置されつつある。「ピッチャーズマウンド」も入ってきた。「スコアボードも設置」された。形が見え初めて来ただけにここに来ると私は幸せな気持ちになるのである。