・ 11時45分に学校を飛び出て13時15分発の「屋久島行きのJAL」に飛び乗る。最近では珍しいプロペラ機であった。乗客は結構多くて伊丹から屋久島へは固定客が多いのかも知れない。15時には着陸した。今日は昨日出発した「中学3年生の修学旅行を追いかけてここ屋久島へ飛んだ」のである。
・ 降り立った屋久島は「抜けるような青空」で地元の運転手さんは「明日も良い天気ですよ。絶好の縄文杉登山日和となるでしょう」と言われていた。ここ屋久島の天気は最後まで分からないが地元のお方が言われるのだから間違いはなかろう。良かったと一安心したのである。
・ 久しぶりにこのブログでも中学生のことを書ける。この辺で書いておかないと保護者からお叱りを受けそうである。保護者はしっかりと校長日記を読んでおられ、「校長先生の日記は高校生のことばかり」と言われかねない。
・ 実はこの前のPTA総会後の懇親会で一発パンチを食らったのである。校内で毎月行われる「一斉朝礼」について「高校生と中学生は分けた方が・・・」とかのニュアンスでご意見を頂いたのである。
・ この話しを聞いたときに私は「アッ」と思った。「やられたなー」とも感じたのである。「校長先生のお話しは高校生のことばかりだし、中学生向けには・・・」という具合である。振り返って考えてみれば確かにほぼ99%、高校に関する話である。
・ 現在は授業料の無償化の話や新学期が始まって「高校生の日常生活指導面の指導」などが主体で「ついつい高校生対象の話し」になるのである。この間中学生はどうしているかというと、高校生に混じって「突っ立ったまま」校長の話を聞いているのである。
・ 勿論聞いて無駄になるような話ではないが月に一度の短い貴重な時間だから、「中学生には中学生向けの別途伝えたい話しもある」ので、このPTA役員の話を聞いて私は直ぐ「反応」した。
・ 6月から「高校と中学の朝礼はタイミングをずらす」こととした。中学は副校長にやって貰うことも考えたがやはりこれは「校長の仕事」であり代行者で出来るものではない。今朝の朝会で6月から実施するよう指示を出した。
・ ただし毎月始めの「一斉参拝」は高校生の自治会代表と中学生の生徒会会長を引き連れて学院神社に参拝するし、これは高校中学合同を変えるわけには行かないのである。しかし私は良い意見を貰ったと喜んでいる。
・ そして良い意見なら直ぐ「検討しすぐ受け入れる柔軟さ」も私の真骨頂だとも思っている。しかし中学と高校の校長を兼務していると、このように無意識に課題の多い高校の話しになってしまい、「中学生そしてその保護者のお気持ち」が見えなくなってしまう危険性がある。これはやはり良くないことである。
・ 「生徒数が300人を超えた中学校は一人前の中学校」であり、公立中学校のように校長が専属で1名居てもおかしくない規模である。それだけに中学校、高等学校兼務の校長というのは理論上50%づつの時間配分としてもおかしくはないのである。
・ ところが「ほとんど全ての私立中学校、高等学校は1名の校長で校務を運営」している。分かれているのは教頭だけである。その理由は財政的な問題と言うより。「教育の視点」を合致させておきたいということではないだろうか。
・ 「中髙一貫校」なら当然として「併設タイプの中学校」でもやはり一貫した教育の展開が重要で中学と高校の校長の考えがバラバラで仲が悪いとなれば「生徒保護者にはたまったものではない」というところだろう。
・ 何しろ中学生は6年間本校に通学してくる大切な生徒集団である。私は「あどけない、素直な中学生が可愛くてならない」から今までも中学校の為には様々なことを導入してきたが今後ともその考えには変わりはない。だから今日も飛んできたのである。
・ 中学校の保護者からすれば「公立中学を止めて私学に中学から通わせている」というお気持ちはお強いだろうし、それは当然である。だったら「それなりに中学校に気を使ってね」というお気持ちは痛いほど良く分かる。
・ 従って保護者の方も浪速高校に外部から入ってくる人々と浪速中学校から内部進学してくる生徒の親では「少し様相が異なる」というのが印象である。「それは分かるような気がする。」言って見れば6年間、可愛い我が子を預ける学校だけに「学校の動きに極めて敏感」なのである。
・ 従ってPTA役員も会長や副会長さんなどは内部進学生の保護者が相対的に多くなっておられる。「学校の事情に精通」していると言う事情もあると思う。とにかく私学の経営者や教職員は「中学校への思いのおき方」に工夫が必要である。「何時も眺め、認識しています」というメッセージを中学校の保護者には常時発信していかねばならない。
・ 私のこの3年間で変わったことというのは極めて多いというかほとんど全てが変わったのであるが、最も「様変わりしたのは中学校」である。これは間違いない。「関西大学連携浪速中学校」と名前まで変えてしまった。
・ 半数以上の教員が入れ替わり、今では若いはち切れんばかりの若くて優秀な教員ぞろいになってきている。各教室にプラズマテレビを設置した。朝は8時20分から「朝学習」を又「学校行事も全面的に見直した」。「体育祭を復活させ、冬の金剛山登山」も始めた。
・ この修学旅行もコースに「種子島」を昨年から入れた。「鹿児島知覧の特攻記念館、種子島のロケット基地、そして此処世界遺産屋久島の大自然」である。私はこのコースを大変評価している。
・ 2年前は低気圧のために大雨となり「無念の撤退」で遂に縄文杉を目前にして引き返さざるを得なかった「因縁の屋久島」である。3年ぶりに中学生と縄文杉にトライすることが極めて嬉しいのである。
・ 18時30分過ぎ種子島から高速船で屋久島安房港に着く生徒たちを迎え、ホテルに投宿した。明日は午前4時30分起床である。「8時間の登山、果たして中学生に付いて行けるであろうか」。明日は頑張らねばならない。
・ 降り立った屋久島は「抜けるような青空」で地元の運転手さんは「明日も良い天気ですよ。絶好の縄文杉登山日和となるでしょう」と言われていた。ここ屋久島の天気は最後まで分からないが地元のお方が言われるのだから間違いはなかろう。良かったと一安心したのである。
・ 久しぶりにこのブログでも中学生のことを書ける。この辺で書いておかないと保護者からお叱りを受けそうである。保護者はしっかりと校長日記を読んでおられ、「校長先生の日記は高校生のことばかり」と言われかねない。
・ 実はこの前のPTA総会後の懇親会で一発パンチを食らったのである。校内で毎月行われる「一斉朝礼」について「高校生と中学生は分けた方が・・・」とかのニュアンスでご意見を頂いたのである。
・ この話しを聞いたときに私は「アッ」と思った。「やられたなー」とも感じたのである。「校長先生のお話しは高校生のことばかりだし、中学生向けには・・・」という具合である。振り返って考えてみれば確かにほぼ99%、高校に関する話である。
・ 現在は授業料の無償化の話や新学期が始まって「高校生の日常生活指導面の指導」などが主体で「ついつい高校生対象の話し」になるのである。この間中学生はどうしているかというと、高校生に混じって「突っ立ったまま」校長の話を聞いているのである。
・ 勿論聞いて無駄になるような話ではないが月に一度の短い貴重な時間だから、「中学生には中学生向けの別途伝えたい話しもある」ので、このPTA役員の話を聞いて私は直ぐ「反応」した。
・ 6月から「高校と中学の朝礼はタイミングをずらす」こととした。中学は副校長にやって貰うことも考えたがやはりこれは「校長の仕事」であり代行者で出来るものではない。今朝の朝会で6月から実施するよう指示を出した。
・ ただし毎月始めの「一斉参拝」は高校生の自治会代表と中学生の生徒会会長を引き連れて学院神社に参拝するし、これは高校中学合同を変えるわけには行かないのである。しかし私は良い意見を貰ったと喜んでいる。
・ そして良い意見なら直ぐ「検討しすぐ受け入れる柔軟さ」も私の真骨頂だとも思っている。しかし中学と高校の校長を兼務していると、このように無意識に課題の多い高校の話しになってしまい、「中学生そしてその保護者のお気持ち」が見えなくなってしまう危険性がある。これはやはり良くないことである。
・ 「生徒数が300人を超えた中学校は一人前の中学校」であり、公立中学校のように校長が専属で1名居てもおかしくない規模である。それだけに中学校、高等学校兼務の校長というのは理論上50%づつの時間配分としてもおかしくはないのである。
・ ところが「ほとんど全ての私立中学校、高等学校は1名の校長で校務を運営」している。分かれているのは教頭だけである。その理由は財政的な問題と言うより。「教育の視点」を合致させておきたいということではないだろうか。
・ 「中髙一貫校」なら当然として「併設タイプの中学校」でもやはり一貫した教育の展開が重要で中学と高校の校長の考えがバラバラで仲が悪いとなれば「生徒保護者にはたまったものではない」というところだろう。
・ 何しろ中学生は6年間本校に通学してくる大切な生徒集団である。私は「あどけない、素直な中学生が可愛くてならない」から今までも中学校の為には様々なことを導入してきたが今後ともその考えには変わりはない。だから今日も飛んできたのである。
・ 中学校の保護者からすれば「公立中学を止めて私学に中学から通わせている」というお気持ちはお強いだろうし、それは当然である。だったら「それなりに中学校に気を使ってね」というお気持ちは痛いほど良く分かる。
・ 従って保護者の方も浪速高校に外部から入ってくる人々と浪速中学校から内部進学してくる生徒の親では「少し様相が異なる」というのが印象である。「それは分かるような気がする。」言って見れば6年間、可愛い我が子を預ける学校だけに「学校の動きに極めて敏感」なのである。
・ 従ってPTA役員も会長や副会長さんなどは内部進学生の保護者が相対的に多くなっておられる。「学校の事情に精通」していると言う事情もあると思う。とにかく私学の経営者や教職員は「中学校への思いのおき方」に工夫が必要である。「何時も眺め、認識しています」というメッセージを中学校の保護者には常時発信していかねばならない。
・ 私のこの3年間で変わったことというのは極めて多いというかほとんど全てが変わったのであるが、最も「様変わりしたのは中学校」である。これは間違いない。「関西大学連携浪速中学校」と名前まで変えてしまった。
・ 半数以上の教員が入れ替わり、今では若いはち切れんばかりの若くて優秀な教員ぞろいになってきている。各教室にプラズマテレビを設置した。朝は8時20分から「朝学習」を又「学校行事も全面的に見直した」。「体育祭を復活させ、冬の金剛山登山」も始めた。
・ この修学旅行もコースに「種子島」を昨年から入れた。「鹿児島知覧の特攻記念館、種子島のロケット基地、そして此処世界遺産屋久島の大自然」である。私はこのコースを大変評価している。
・ 2年前は低気圧のために大雨となり「無念の撤退」で遂に縄文杉を目前にして引き返さざるを得なかった「因縁の屋久島」である。3年ぶりに中学生と縄文杉にトライすることが極めて嬉しいのである。
・ 18時30分過ぎ種子島から高速船で屋久島安房港に着く生徒たちを迎え、ホテルに投宿した。明日は午前4時30分起床である。「8時間の登山、果たして中学生に付いて行けるであろうか」。明日は頑張らねばならない。