1. 期末試験
・ 本日から期末試験、中学は3日間、高校は5日間である。形はまったく公立と同じであり、どことなく試験が始まると生徒も教員も緊張感が出てくるところが自分は好きだ。学校独特の雰囲気である。
・ 「試験」といったり「考査」といったりするが、自分は考査という言い方が好きだ。教師にとってその腕の最大の見せ場と言えよう。自分が授業で教えたことがどこまで生徒に理解され会得されているのか、自分の手で確認できる、まさに「教師冥利」を感じる時だと私は思う。校長には味わえないものだ。
・ 従って問題の内容は極めて重要で、これを「問作(問題作成)」と言うことを前任校で教わった。古い伝統校や進学校では若い教員は簡単には問題など作らせてもらえなかったそうで、ベテラン教師から「今度一つ作ってみるかね?」などと言われたら若い教師はとても嬉しかったそうで、ようやくその学校の教師として認められたと思うらしい。「考査委員会」などがあって担当教師が持ち寄り最終的に決める手順も文化として根付いている。
・ 翻って本校では正直に言って今ひとつ「問題制作・取り扱い」に緊張感が足りないと感じており、厳しく副校長に指摘している。その事例は多くある。「過去問」「偏向した問題」「やたらと難しくて生徒が希望をなくすような問題」「穴埋め問題(括弧の中を埋めよという形の問題・・虫食い問題ともいう)」などがあれば言語道断である。
・ 本校で実際にあったわけではないが、取り扱いも担任によって差があり、クラスによって不公平とクレームが付くようになっては問題である。問題用紙や答案用紙の管理は厳重が上にも厳重にしなければならない。このような文化が入試問題にも影響してくる。入試問題に塾や参考書の類似問題や複数解答がある問題、漏洩、解答用紙のミス等は本校の恥となり生徒や保護者、中学校、塾の信頼を一挙に無くする。理事長・校長として校内、入試問題に関してはその取り使い結果について厳しく結果を問うことを全教員には何回となく言明しているところだ。事が発生してからでは遅い。要は当たり前のことを当たり前にして欲しいということで別に難しいことを言っているのではない。
2.「クールビズ」に移行
・月曜日の校務運営委員会で図ったが本日4日より男子教員のネクタイ着用は不要のクールビズに移行した。前にも書いたが本校の教員はおしゃれの先生が多い。かえってクールビズでのおしゃれは難しいと思うが先生方はどのように工夫されるのか?
・早速高校の副校長先生も本日の管理職朝会は半袖シャツ、ノーネクタイで来られた。元々ハンサムでスタイルの良い先生であるが今日は特別格好良かった。教員も多くがネクタイを外しているそうだ。副校長曰く「赤いシャツの先生がいますよ。」と言うので漱石の「坊ちゃん」にも赤シャツ先生はいるではないかと弁護しておいた。果たして誰だろう?