2007年12月21日金曜日

12月21日(金)業務留め書き

1.明日の終業式の場所変更
・ 朝の管理職朝会で翌日に控えた終業式の場所をどうするか議論になった。年明け8日の「新春拝賀始業式」をどこで行うか、雨天の場合、来客もあることだし、一度明日の「終業式を体育館」にて実施し様子を見るかとなった。
・ 今までの行事はすべて「学院神社前の中庭」であったが、(4月まではグラウンド使用)全校生徒となると、集合に要する時間、非常時の通路、等々確認する必要もあり明日は「試行」となった。午後の運営委員会でオーソライズし段取りを確認。
2.大阪府私学課から耐震補強工事の問い合わせ
・ 「学校施設の耐震補強」については国からは高機能化国庫補助金、府からは教育振興補助金の」名目で既存設備の耐震補強工事のみが対象とされていたが、今般「施設の建て替え」においても補助対象として考えていることが検討されているらしい。
・ その関係で府から各私立学校に調査、問い合わせが来た。フォローの風が吹き始めてきたかな。
3.本日の新聞朝刊各紙の教育関係から
 ・本日の新聞各紙は扱いはそれほど大きくはないが、「教育費の公私間の差異」について報じている。20日文部科学省は「子どもの学習費調査」を発表した。
・ 「面白いくらい意味のないデータの発表」で私立の教育費が公立にくらべてどうだなどと報じているが我々の立場は国庫負担を増やして貰って「私学助成金を増額」していただき、「公私間の差を縮めて頂きたい」と思うばかりだ。
・ 幼稚園を除き私立に通わせている保護者には所得の高い層が多く、年収1200万円以上が何%とか報じているが、本当にそうかなという感じだ。私学の保護者はそのような家庭ばかりではない。
4.14時 校務運営委員会
 ・本年1年を総括し運営委員会のメンバーの先生に心から「感謝の言葉」を申し上げた。
  ベテランで経験を積み、これらの先生がいなかったら今、高校入試で外部に椅子を借りなければならないくらいの受験生殺到の「人気の浪速」にはなっていないだろう。
 ・「浪速改革の成功」はまだ分からないが、もし後世検証されるなら間違いなく平成19年の校務運営委員会のメンバーの力も大きいと私は評価する。「有難う、運営委員の先生方、来年も元気で頑張っていこう」。
 ・特待生制度の仕組み一部見直し討議
 ・過日の女生徒向け講演会の総括が生指部長からなされる。
5.明日は終業式、今年の公式行事は終了する。雨が降っても降らなくとも良い。明日は体育館で終業式をやってみる。「新しいことは面白い。」「何が起きるか、分からないことが面白い。」
6.不確実性の時代
 ・機嫌よく帰宅するとポストに「某教員からのお届け品預かり票」が入っている。時候柄「お歳暮の類」だろう。夏のお中元の時も1件あった。洋服を脱ぐ前、ネクタイを外さないままですぐ、宅配業者に「受け取り辞退」を電話した。恐らく声が大きかったと思う。ブログに書くか書かないか悩んだが書くことにした。
 ・あれほど「このようなことはするな。学校の教職員間、保護者から、旅行業者から、アルバム製作業者から、制服業者から教科書副教材業者から等等一切の利害関係ある関係筋からの贈答は厳禁すると着任以来言明してきても、これだ。全く情けない。
 ・理事長、校長を「なめているのか!」と言いたい。同じ組織内で給料の少ないものが高い人間に贈答などする必要など全くない。もはやそういう時代ではない。恐らく悪気はなく、お世話になっているという気持ちからで、品物も常識的なものだろうから(今回は何か知らないが)、「そんなに目くじら立てなくとも」と思っているとしたら、大間違いだ。
 ・こういうのを「極めて民度が低い」という。恥ずかしくないか。上司が部下を飲食にオープンに誘い、労をねぎらう、激励する、先輩が後輩を飲みに誘い、少ない小遣いの中から「奢って上げて」先輩風を吹かす、というのがぎりぎりの「美しい日本文化」だ。病気、火事のお見舞いのお返し、新築祝いのお返し、年に2回結婚の仲人に季節のご挨拶に出向く、それ位まででないのか。最近では「お見舞いも辞退」と変わりつつある。組織内で何の関係もないのに「品物を部下から上司に贈る意味はどこにあるのか?」「無駄なお金は使うな。家族のためにこそ使え」
 ・指導や配慮に対しての返礼の気持ちは「仕事で返せ」といいたい。贈った人に言う。「気持ちは受け取った。有難う。しかし受け取れない。二度とこのようなことはしてはいけないよ。」本当に世話になった、面倒をかけた、ご馳走になったと思っているなら、何時か私がこの世にGood Byしたと人の噂で聞いた時に「ちょっと高級な線香を一束で良いから関東の家に送って、安物では駄目だぞ。」それで良いから。「えー!?何か寅さんぽっくて、気障だって。」