2008年10月16日木曜日

10月16日(木)台所事情

・ 橋下知事が「苦戦」している。応援に駆けつけたいくらいだ。「府庁のWTC移転案」がどうも自民を除いて府議会の賛同を得られそうになく「暗礁」に乗り上げている感じだが、ここは絶対に「ブレークスルーする気迫」がないと駄目だ。全国学力調査結果の開示にかける意気込みほど迫力がない。これはもたないかもしれない。
・ 府議会野党も一旦決議したからとか何とか言って抵抗しているが「昔の話」だろう。「新しい知事」が誕生しその人が取り組んでいるテーマだ。虚心坦懐に一からスタートすれば良いではないか。又大阪市もここは「大きな腹」を見せるところだ。
・ 平松市長もこれ以上橋下さんに「ええカッコ」されてはたまらないだろうが、元々破綻した第3セクターの経営だ。府に買って貰ったら一挙両得ではないか。訳のわからない民間会社になど売るべきではない。
・ もし大阪府が手を引いたら「元も子もなく、これ以上に損をする」ことは間違いない筈だ。それを安く売ると何が「住民訴訟」を恐れるだ。平松さんがこれを大阪府に売ったら「名市長」となる。自公の知事と民主の市長が合体で議会に立ち向かわなくてはならない。
・ 新しい大阪のシンボルでウォーターフロントに立つあの高層ビルから 「ちぬの海」越しに遠く「アジアを見詰めて」府庁の役人は仕事をすれば良い。そうすれば少しは考えも大きくなるだろう。
・ アクセスが悪くなるだと!?どれほど時間が長くかかると言うのか。大阪城をバックにして「何が何でも大阪城」を守るの気概で府庁を「出城」にすれば良いではないか。大阪城の側にいる必要はない。寄らば大樹の陰ではいけない。私は「府庁WTC移転に大賛成」だ。「職員の意識も変わろう」。ここにいるから「親方日の丸」となる。
・ 耐震強度補強工事をするより、その費用に上乗せしてでもWTCビル移転の方が「合理的」である。知事の言うように「新築などとんでもない」。1200億円など何処にあるのか。来年1月を目途に結論と言い、限界費用は153億円とか161億円とかいうが私なら大阪市が言っている240億円でも買う。

・ 大分県の「教員採用汚職」で県教委ナンバー2の審議官の処分が決まった。なんと「休職」だという。加えて教育長が減給1/26ヶ月間だという。「それって何かの間違いだろう」と言いたい。多くの若者の人生を狂わせてこのようにして居残るなんて許されない。
・ 大体この審議官、事件が明るみに出てから仕事には出て来ず「引きこもり」状態で「起訴」されているにも関わらず給料に支払われる休職」というのは解せない。それに6人も校長などの逮捕者を出し、懲戒免職になっているにも関わらず教育長が居残るか。「信じられない」。
・ しかしこれが「公務員の体質」だ。「身内には甘い」。しかし私はこの審議官に厳しい処分を下せなかった「裏の理由」があるように思う。ナンバー2だからここに話が来るのはその上の職位だ。そうとすれば教育長、教育委員会メンバーそれに知事部局の副知事以上の幹部だろう。口を封じるために「穏便な処置」で時間稼ぎをしているように思えてならない。

・ 今日の日経には中央教育審議会で「教員残業問題を議論」とある。作業部会を作って来年夏には結論を出すと言う。ようやく「政府レベル」で議論が本格化してきた。「調整手当4%カット」の方向らしい。働かないものにも4%はけしからんという感じだがこれは少し違う感じがする。
・ 本校は9月から従来と残業管理との中間に乗り出した。「調整手当は残したまま」だ。そのかわりまだ完全なものではないが、それは歩きながら手直ししていけば良いと考えている。本校しかやっていないということを私は「誇り」にしている。調整手当もしばらくは維持する。来年の入学者の数値と「公立教員の動き」を見てから判断すれば良いと思っているからだ。

・ 各紙に出ていたが大阪府給与が民間を29264円下回ったらしい。府人事委員会は知事と議長に報告したとある。通常1%程度に収まっている民間との給与格差が橋下改革による影響で7.74%になったらしい。
・ しかしこれは「基本給」でそれ以外の部分が分からないから何ともいえないのではないか。民間には訳の分からない地域手当とかいろいろあって正直公務員の給与体系は良く分からない。ただ基本給の部分はこれで全国最低となったらしい。
・ 面白いのは知事のコメントで「公務員ほど安心感のある職業は無い。府の「台所事情」をすっ飛ばして民間と給与を比較しても納税者は納得しない。台所事情が悪かったら給料の引き下げを我慢するのが普通の感覚だ。」と述べたとある。
・ 私は少し違うが以下のようなものだ。「私立学校の台所事情とは授業料と補助金だ。すべてこれで賄われている。生徒数が少なく助成金が削減されれば給料に影響するのは当たり前だ。」ただ私は以下のように付け加える。「良い状態になれば教職員に還元するのは当たり前だ。それでこその私立学校だ。ただその前に生徒への教育環境整備を忘れてはならない。」

・ さてそれで「授業料値上げ問題」だ。この微妙で勇気ある決断をしなければならないテーマについて「私の腹は固まった」。「熟慮に熟慮し決まれば電光石火の如く動く。風林火山だ。」
・ このために今週から気を使う仕事が続く。まず「10月18日の浪速中学校第一回プレテスト」に来られた保護者に「学校の考え」をご説明する。
・ 次に「10月25日の浪速高等学校第一回入試説明会」にて参加された保護者に「学校の考え」をご説明する。
・ 尚在校生については既にPTA役員には詳細ご説明しご理解を戴いており「11月1日の臨時保護者集会」にはPTA会長も出席頂き資料を提出して誠心誠意、詳しくご説明し「ご理解とご協力」を頂く努力をする。 その後全校生徒に当日と同じ資料を家庭に持ち返ってもらい、当日ご出席できなかった保護者にも学校の思いをお伝えする。
・ 同時並行にて「本校公式ホームページに理事長校長公式メッセージ」として「授業料」にすいて開示する。入試広報室は対中学校や塾関係者に10月25日以降ご説明する。3月31日までの「シリヤスな後半戦」が本格的に始まった。クライマックスシリーズだ。「ガンバラねばならない。」 今日の職員会議で「全教職員の意識を結集」した。