1.新春拝賀始業式
・ 「理事長・校長公式メッセージを参照」して頂きたい。企画をしてつくづくと「良かった」と思っている。生徒もご来賓も感激の面持ちであった。特に「舞」が良かった。剣を手に持ち、粛々ときりりと舞う様は朱色のはかまと白の上着が良く周囲に映えて、雅楽の音も殊の外美しい音色であった。冬場の空気が乾燥しているときには特にそうなのかも知れない。
・ 生徒が1年の「事始め」に皆で揃って学院神社にお参りすることに意義がある。これで新たな歴史がスタートする。日ごろ余り評価などを口にすることのない教務部長が「良かったですね」と言っていたのがこの行事の良さを物語っている。絵馬代、お年玉代、舞台新作代、神職へのお支払い等々費用はかかったが「投資効果はこれ以上」と見た。
・ 本日は特別に「学院神社拝詞」と「浪速生活の綱領」を揮毫し,軸装、額装にして寄贈頂いた泉大津在住の書家、前田芳陽先生もお招きし、ご参列頂いたが感動の面持ちであられた。
・ 言いたいことは「何事も一歩踏み出すこと」である。踏み出さないで「あれこれ、つべこべ」言わないことだ。本日やって駄目だったら来年は「変えれば良いだけの話」であって、難しく考えなくとも良かろう。「新しいことをやってみる勇気」が重要だ。
・ しかし当然用意周到なる準備が必要で今日は神道科のM教諭、雅楽部のY教諭、事務室のK,M主査、そして校務員のN,Kさんの力によるところが大だ。私は口と金を出すだけで彼らが具体化の道筋をつけてくれている。「有難う!」
2.公立中学校教育相談会
・ 実は今日から大変重要な公立中学校との「教育相談会」が始まっている。同時並行で進んでいる。中学校から担任の先生、進路担当の先生、場合によっては教頭や校長先生も本校を訪問されて、入試について本校受験希望の個別の生徒の教育相談、分かり易く言えば「進路相談」が行われる。
・ 新館の大きな部屋を区切ってブースにした間仕切りの中で本校の担当教諭がお相手をする。別室には「本部」が設けられ、次々とデータの入力をしていく。本校はITに強い先生が多いのも嬉しい。
・ 夕方5時前でもまだ多くの中学校の先生方が控え室で待機されている。我々にとっては多ければ多いほど嬉しいわけだが、まだ今日の段階では「仮押さえ」に近く、あくまで「入学選抜試験」による。相談の中身はその中学生の人生がかかっており一時も気が抜けない。
・ 校長は時々様子を見に行くくらいで余り顔を出さないほうが良い。担当教頭に「弁当でも用意させようか」と聞くも「要りません、終わったら早く帰りたい」と。担当する教員も気を遣って相当「くたくた」になっているのだ。それくらい「例年に比べて数が多い」。この状態が数日間続く。
・ 中学校の先生もお疲れのご様子だ、それはそうだろう。一人の先生が私学数校を担当し、今日は朝から夕方まで私立高校めぐりだ。なんとか希望の高校に入れてやりたいというお気持ちが伝わってくる。このようにして「15の春は泣かさない」ように中学生の進路が決まっていく。