2008年1月17日木曜日

1月17日(木)公認会計士

1.公認会計士監査結果の報告
 ・昨日、年明けにつき、月次決算の状況を含めて来校され監査、その報告を担当より受ける。昨年4月初めて契約した公認会計士である。この先生は私が前任校勤務時に知り合ったお方で、お若いがやり手である。良い仕事をして頂きたい。
 ・「私立学校法」において明確に規定されている公認会計士は今日、極めて重要である。昨今の大阪府の私立学校を巡る一連の出来事もあり、社会はますます「私学に対して厳しい目」を向ける。「公金」が入っている以上当然のことだ。
 ・私からは「法令順守」ただこの一点を教職員に申し渡していると言明。昨年1年の「改革の軌跡」をご説明した。
2.某市の公立中学校校長先生より緊急電話
 ・公立中学校より「問い合わせ」あり。浪速高校を受験希望している生徒に関わるものである。お声から切羽詰まっておられた感じだった。
 ・入試広報室が機敏に対応してくれた。公立高校のときもこのようなことは2ないし3件あったような気がする。この時期、中学校も大変だ。様々な生徒・保護者が居て、一人ひとりに一生懸命、中学校側は対応されている。1時間で一件落着。
3.教室整備打ち合わせ
 ・昨日に引き続いて事務室主査、保健体育主事の3人であれこれ、調整する。良いミーティングであった。「6年間のシミュレーションで見通し」を立てる。
 ・基本的な方向性を決め、次回は入学者数が決まった段階で行うことにした。ある程度の余裕教室も持たねばならない。分割授業もある。「離れ小島の教室はまずいぞ。」「中学の独立性も守ってやらねば」「女子が大幅に増えるよ」等々視点が多いのです。
 ・しかし私は「嬉しい悲鳴ではないか」と。逆に余裕教室が増えたらどうする?大変だぞと。しかし今日の打ち合わせで、彼らから「無駄なことはせず、ぎりぎりで乗り切っていくこと」を、逆に再確認もさせられた。「一本取られた感じ」だ。「有難う」 。この二人は、時々「管理職的発想をする人物」である。
4.特文科コース長 入る
 ・ 3年生の副教材について「個人別戻し入れの手続き」の相談にくる。
・ 当初45000円預かり金としてあり、戻す対象者も居るということで、「間違いのないように進めるよう」指示。“しっかりと返すべきものは返す。頂くものはしっかり頂く。”これが重要だ。「学校のお金と保護者のお金は峻別する」。この先生はしっかりとした考えを持ち、信頼できる。
5.某旅行会社 支店長 入る
 ・話題は例によって「志願者数の話」だ。何時もここから話が始まる。本当に厳しいところがあるみたいだ。守秘義務と思って校名は絶対に言わない。そして話の最後は決まって「営業」だ。まあ、当たり前ですが。
・この会社は言う。今、海外修学旅行の目玉は「カナダですよ」と。バンクーバーに入ってカルガリー、バンフにまで脚を伸ばせば「生徒はメチャ喜びますよ。」と。しかし今頃言われてもなー。来年は「オーストラリア」に決めている。やるなら再来年からだが・・・・。
6.国立大学法人「兵庫教育大学大学院」から要請状 届く
 ・1月24日 「出講」 出向いて講義をすることを出講という。「学校組織マネージメントと学校評価」大学院修士1年後期専門科目に特別授業。
 ・「学校改革と校長のリーダーシップ」の題目で「2,3限続きの授業を承知」した。場所は兵庫県加東市にあるというが、全く知らない場所で結構交通の便は不便と聞く。従って主査の運転する学校車で赴くことを決めた。
7.卒業判定会議 15時50分
 ・進め方はそれぞれの学校の方式がある。前の学校とは大きな違いは無い。
・重要な場面は「教員の投票で総意を確認」し、それを「校長が最終判断し決裁する」という点も同じである。「順調」に終わったが、結果はまだ秘密に属する。会議後、資料を回収。
8.校内イントラネットのマニュアル説明会
 ・10分の休憩を入れて広報情報委員会から手引きマニュアルの説明会。私は分かっているので欠席した。2月、3月は従来の方式との並行で処理し、4月以降は完全にイントラネットの本番だ。パソコンを使えない人は何も出来なくなる。
・何回も言ってきているが「発生源入力主義」「申請主義」だ。今までみたいに「事務室がやっては呉れない。」下手をしたら貰える手当てが遅れるようなことになる可能性がある。
・開発に当たってくれたメンバーは大変よくやってくれたが、「本当にシステムの不具合なし」にいけるかどうか、興味あるところである。大体この程度のシステムであれば一つや二つは何か有る筈だと思っているが・・・。「焦らず謙虚に使いやすいものにして頂きたい。」 時間は二の次です。
・大体府立1万人の高校教員は皆やっていることだ。今から4年前、府立高校で導入した時、システムに問題多く、教職員の不満は大変だった。しかし今不満を口にするもには余り居ないと聞く。「本校の教職員が出来ない筈はない。」
・人間知らないこと、経験のないことを突きつけられたら、必ず「リアクション」がある。前向きに早く物にしようとする人、文句ばかり言って遅れる人など様々だ。必ずこういう輩がいる。「紙に書いた方が早いではないか」と。テレビも完全に地上波デジタル化される。携帯もワンセグ時代だ。
・紙に書いて出張申請をし、教頭が判を押してそれが「紙の束」で校長に廻ってくる。それが事務に廻って銀行に持参して振込み手続きがなされる。「紙と印鑑と、とにかく時間の無駄」だ。このような時代はもう終わりにしよう。「ペーパーレス」だ。
・ 次はインターネットバンキングによる「キャッシュレス」だ。そして生徒・保護者・教職員の携帯電話端末と学校サーバーとのリンクによる「情報交換システム」をやりたい。「やるべきことは山ほどある。」焦らず一つ一つやっていきましょう。
・ これだけは全国の私学で最も進んでいるのではないか。「一つくらい他校に自慢できるもの」をね。情報委員会、「親切に教えてあげてください。」「偉そうにしないように。」大体パソコンの使い手は親切そうで実はそうでもないから、我々は引く。年を取ると理解に時間がかかるのです。教職員も遠慮せず、彼らにものを言うように。