1.PTA規約
・ 伝統ある学校はどこでもそうであるが、本校も素晴らしいPTA組織を有している。「規約」はしっかりと保守され明文化されている。本部役員は会長以下15名だから幾分公立に比べ多い数値か?副会長、書記、会計が各4名が定員である。勿論浪速中学校も含めた組織である。
・ 「事業計画」は多い。多すぎるくらいだ。まず総会が年2回もあり「春季総会、秋季総会」という。20年度からは総会としては春だけにして、秋は「学年集会」に切り替え「進路」を主体に「学年主任と学年委員長が仕切る」ものとした。これだけは譲らない。
・ 役員会も多い。「年6回も単独の役員会」があり、それに「実行委員会が9回」もあって、とにかく会議が多いと感じている。これは幾分合理化しなければならない。学校としては有り難いが、皆さん、お忙しいのにこれでは申し訳ない。
・ 委員会は「各学年委員会、進路委員会、助成委員会、保健委員会,成人教育委員会、広報委員会」成人教育委員会は通常のPTA社会見学会に似たものであるがそれ以上の事業がある。助成委員会は考えがあって、年度途中であったが、役員会で協議し「廃止」とした。
2.PTAからのご支援
・私はPTAの特に役員の方々に大変「良くして頂いている」という気持ちを何時も持っている。前の学校の時もPTA役員は「木村応援団」になってくれていた。多くの場面でどれほど「助けられたか、勇気を頂いたか!」。今でも感謝の言葉がないくらいだ。一時期は嘘か誠か「ファンクラブ」があったという。
・同じように本校でも「身に余るご支援」を得ている。典型的な例は「車の贈呈」だ。学校に車がないと不便でしょうと「ホンダオデッセイの新車」をプレゼントされた。昨年6月のことです。校長になって2ヶ月目のことでした。感激しました。
・ 極め付きは「正門塀の更新」に理解を示していただき、総額1446万円をPTA保護者有志でご寄付して頂いたことだ。4月から8月の短い期間に寄付金は集まり、工事は8月末には完成した。4月校長就任だから5ヶ月で完成したことになる。今や「新生浪速のシンボルゲート」として「存在感」を示している。
・ 更に「高校教育後援会」を秋の総会で機関決定して頂き、9月の「浪速祭」のバザー収入が記帳された。まさに信じられないようなご配慮ご支援で頭が下がります。「バザーに対するエネルギーもすごい」。前の学校でもそうでしたが、PTAはバザーに対して異常な熱意を発揮されます。売上高がすごい。
・ 現在のPTA会長さんは歴代続く、大きな家業の「米穀商」の社長さんであるが、「校長の最初の改革、毎月17日の休みを授業日にして頂いたこと」に感銘を受けました。「何でこの学校は17日が休みなんやろ」と保護者は思っていましたが、電光石火で「廃止の決定」。「この校長はやる。」と強く思いました。「だからPTAは全員が校長先生の応援団です」と。
3.学校とPTAの関係
・敢えて言う必要はない。お互いが「パートナー」である。何のパートナーか、それは学校を高めるため、生徒への教育の質を高めるため、あくまで生徒を中心にして保護者と教員がタッグを組んで広い意味での教育活動を推進するものである。金銭的支援がまずありきではない。
・ 保護者間の懇談とか親密さはその後についてくるもの。保護者は「学校に物申し、学校も保護者に物申す」ことが重要だ。「学校のやることだ。口は出すまい。」ではいけない。物言わぬは腹膨るる業なり、「言わないと誰も分からないし、動かない」。出来るかどうかは別の話で、「議論が重要」である。
・特に私は「保護者のお声を大切」にする。そして声なき声にも耳を澄まして聞く努力をする。匿名でもなんでも結構だ。
4.今思っていること
・「新春拝賀始業式」は詳しくブログに書いているが、これも今年は一回目ということで役員のみの参加としたが来年はもう少しPTAの人数を増やしたいと思っている。
・ 現在「新校歌を作成中」であるがこれもPTAとタイアップして進めている。共学になった学校だ。その時代の役員にも記憶に残るはずである。PTAの支援をお願いしたい。
・ 学校もホームページに「保護者への連絡サイトを設置」した。もっともっと保護者と学校の距離を地締めなければならない。
・保護者の支援に対する「お返し」は「子どもへの良い教育、サービスを提供」することだ。これで私学は成り立っている。保護者の信頼をなくしたら一挙に学校は崩壊する。「志願者が来なくなるから」だ。今は多くの志願者がいるからと言って天狗になってはいけない。
・今が最も重要な時期だ。「謙虚」にいかねばならない。私はもう来年のことを心配している。まだ今年の入学者も決まっていないのにだ。「私学は厳しいがやればやるだけ返ってくる。面白い。」
5.新年会
・年に3回の懇親会がある。春、秋、冬、というわけで本日はPTA役員との「新春互礼会」。場所は春がハイアットリージェンシーホテル、秋は南海グリル、今日は堺のリーガロイヤルホテルと豪華版だ。
・ 春は場所が遠くて、「何でこんなところで?」と聞くも誰も答えてくれない。今日は近くて大変皆さんにも便利であったのではないか。
・ 今日も盛り上がった。歌ったな!「反省」北島三郎「風雪流れ旅」何時もこれだ。しかしこれを歌うときは機嫌の良いときだよ。今日はいささか飲みすぎた。「反省」
・本校のPの皆さん、気持ちの良いお方ばかりだ。校長として同席しているとこちらまで気持ちがよくなる。しかしPの出席は大変多いのに、Tが少なすぎる。これではいけない。失礼だ。「20年度からは科類長も参加して貰いましょう」と副校長が言っていました。私もそう思う。