2008年12月20日土曜日

12月19日(金)共同記者会見と地元説明会

・ 久し振りに遅い帰宅となった。今23時30分である。でも今日のブログは今日中に書いておきたいと思ったのでパソコンの前に据わる。しかし忙しい一日であった。朝から午後2時からの「共同記者会見」の準備と19時からの「地元説明会」の準備である。最後まで私は「脚本」にこだわる。従ってこういう「勝負の時」は細部まで指示をして準備を進めるのだ。
・ 12時30分学校出発。事務の主査の運転する車に私は乗り、「初代の多聞尚学館館長に任命」した副校長と広報担当の教頭は別の車である。13時30分前には千早赤阪村役場に到着。記者会見の場所は近くの保健センターである。
・ 少し時間があるので役場において「村長と懇談」する。今日は村長グレーの背広に赤いネクタイだ。恐らく「勝負服」だろう。私は最近、理事長職務代理から頂いた「ゼニア製超高級ネクタイ」だ。今日初めて締める。私は勝負のときに「新品のネクタイ」を締める。
・ 副村長が合流。村長は「橋下知事に今回の件についてメール」を打ったらしく、その発信コピーを見せてくれた。知事は良く千早にお忍びで来られるらしい。どうも知事の癒しの場所が千早赤阪村みたいだ。近いうちに会う予定があり「浪速への多聞小学校売却」について詳細報告すると言われていた。
・ 14時定刻に始まる。八尾で火事があったとのことで朝日と産経が遅参と連絡があったらしい。「関西テレビが完全装備」で取材に来ていた。ここは中央の府庁記者クラブではなくて「富田林の南河内記者クラブ」らしい。従って顔見知りの記者はいなかった。
・ 共同通信の記者がこれは「府庁の教育記者クラブでされたほうが良かったのではないか」とアドバイスされたが私は当初から「千早赤阪でやることに意味がある」とこだわったのである。
・ 司会は役場の総務課長、そしてまず学校法人から私と私の右は副校長だ。私の左に村長、その横は地元選出の村会議員が並ぶ。まず私から資料を使って「今回の経緯や使用目的などを詳細」に説明した。その後「村長が思い」を述べられ、役場の方から売却の面積や多聞小学校の歴史などの資料の説明があった。
・ 両者の説明終了後、「質疑応答」となる。当然私に質問が集中する。関西テレビの記者から始まった。久し振りにテレビカメラのレンズを向けられる。その昔は良くテレビに出たものだ。正直って慣れているからなんていうことはない。この記者若くて感じが良い。好感が持てた。
・ 次は読売新聞だ。結構細かくポイントをついて質問を投げかけてこられた。どのような質問かはもうどうでも良いが私は「今日の会見ですべてをお話した気がする」。そして村長に質問が移る。結局しゃべったのは私と村長だ。
・ 何と時間は2時に始まり3時30分終了だから「たっぷり1時間半」かかったことになる。終了間際に産経と朝日が飛び込んで来て。個別の立ったままの取材となる。村長はその後産経記者につかまり時間を取られたそうだ。
・ 元々一旦学校に戻る予定であったが時間が予想以上にかかったものだから学校に帰っても20分くらいで又出てこないといけないと供が言うものだから帰校を諦め多聞小学校に行くことにした。
・ 副校長も教頭も考えたら初めて見るものでいささか興奮していた。細部を見て歩くと「これは良い。十分使える」と積極的である。何時もは感情を表に出さない教頭も今日は様子が異なる。改造の場所や方法など意見を言う。何時もこうあって欲しいものだ。面白かった。
・ 19時から近くの「老人憩いの家」にて「地元説明会」なのだがまだ時間は16時30分、たっぷり時間があるので河内長野の道路沿いの店にでも行って軽い食事でもと取ろうと考えた。夜遅くなることを想定してのことである。応援で学校から此方に向かっている二人の教員と「道の駅」で待ち合わせ、合流してレストランに向かう。
・ 教頭はここ、河内長野に住んでいるから道案内は全く問題ない。「さぬきや」という「うどんレストラン」に入る。私がまだ柔らかいものしか食べられないので気を使ってくれたのだろう。男5名に女1名が入る。
・ 男3名は「ヘルシー定食」@1050円、後の3人は「釜揚げうどん」@450円だ。年寄りグループはこういう時に必ずヘルシーというものを取る。今日もそうだった。私は勿論うどんとした。量が少なかったが腸には丁度良い。食後コヒーを取る。時間は6時で又千早地区に戻る。日はとっぷりと暮れて何処を走っているかさっぱり分からないが教頭の後を付いて行けば良いから楽である。
・ 場所は言ってみれば地区の公民館である。6時40分には到着し、まず三々五々集まってこられるのでその間DVDを流して「映像で学校のPR」をする。今年放映された「学ナビ、得スマ」などを編集したものを持参したからこれが大変便利で地元の皆さんには大変分かり易い。
・ 携帯電話が鳴る。理事長職務代理からだ。今「関西テレビで報道があった」。「バッチリとした内容」だったと喜んでおられた。一安心する。関テレの記者は上手く編集してくれたのだろう。質問に丁寧にお答えしたのが良かったのかも知れない。
・ 19時には予定通り始まった。なんと松本村長が昼間とは違った服装で来られた。考えたら「村長も地元住民」でもある。さすがにお年寄りも多いが若いお方も居られる。映像の後私はじっくりと経緯と目的などについて説明した。時間はビデヲ放映も入れて1時間であった。こういう時は急いではいけない。「お年寄りには時間を惜しんではいけない」のだ。この人達には時間が十分あるからだ。
・ それから「質疑応答」である。色々なお話が出たが皆さん「歓迎の意向」であることは十分に感じられた。私は誠意を持って質問にお応えしたのである。「グラウンドの枯れた桜の木はどうするのか」とか「街灯が消えている」とか色々あったが、要は「心配なお気持ちをなくして差し上げる」ことがポイントで企業時代から私はこのようなことは経験があるからまったく問題ない。「誠意」だ。
・ ここでもある81歳という男性のお方から「久し振りに颯爽としたお話を聞いた、雄弁ですね」とお褒めにあづかったりして時間はたっぷり1時間経過した。19時に始まって2時間、もめることなど全くなく、極めて「笑い声のこだまする友好的雰囲気」で説明会は終了した。「区長」さんも大変喜んでおられた。
・ 参加して頂いた皆さんにはお土産として記念タオル、「紅白饅頭」、それに学校案内だ。現地を後にしたのが21時15分、学校到着が22時、家に22時30分、シャワーを浴びてパソコンの前に23時30分となった。まだ酒は飲めない。このようにして忙しいそれでも充実した一日は終了したのである。