・ 「渋井陽子が復活」した。これは素晴らしい。心から祝福だ。しかし最近のマラソン実況中継は昔と様相を完全に事にする。単なるスポーツ中継が一つの「ドラマ仕立て」である。「感動物語」というわけだ。
・ 今日は「大阪国際女子マラソン」の日である。毎年私は長居陸上競技場あたりに観に行くが今日は寒い、寒い。些か疲れもあって珍しくどこも出掛けずに自宅でテレビ観戦である。
・ 今日のドラマの筋たては「渋井陽子」がどうなるか、ママさんランナー赤羽由紀子の初マラソンがどうなるか、小出門下になった脇田茜の初マラソンと言ったところだが、何と言っても渋井が復活するかどうかであった。
・ 渋井は5年前にここ大阪で鮮烈なデビューを飾った。初マラソンで新記録のタイムを出して優勝し「女子マラソン界の星」となったがその後が出るたびに脱落、特に30キロ以後は「急ブレーキの渋井」で出る試合、出る試合で惨敗の連続。
・ 特に今回は2ヶ月前の東京マラソンでも失敗で、それから2ヶ月しか経過していないから「無謀」とかなんとか新聞やマスコミは批評していたが結果は今日の「ダントツの優勝」であった。マラソン界で2ヶ月で大きな大会に連続出場というのはないらしい。
・ 関テレの実況中継、何時ものようにマラソン中継は小倉智昭でサブはQちゃんこと高橋尚子さんだった。もう小倉などは涙声で「渋井賛歌」だ。35キロ過ぎからはテレビ中継のアナウンサーも「生まれ変わった渋井」「復活渋井」「女王渋井」言葉を尽くして賞賛の嵐だ。
・ タイムも2時間23分42秒だからまあ悪くは無い。ここは素直に復活を喜びたい。しかし渋井は鮮烈デビューの頃の顔の方が良かった。目を「ふたかわ」に整形手術し何かを入れて頬を膨らませてから調子が悪くなったと私は想像している。
・ 「アスリート」が見た目にこだわってはいけない。「プロ野球の清原」も男のくせに金髪やピアスをしてからおかしくなったと私は思っている。スポーツ選手は見た目ではなくて「記録」だ。だから今日もテレビ写りは良くない。ふたかわの目がおかしいのだ。しかし今日で「乗り越えた」ということだろう。
・ 元々吉本流の「元気印なキャラ」が売りで、ここ数年落ち込んでいたが今日は「素質の片鱗」を垣間見せた。勝って小倉のアナウンス部屋に入ったら勝利の月桂冠を外し、茶染めの髪を見せて耳のしたタブではないうわたぶにピカッとしたピアスを光らせていたな。
・ 私は「マラソン」が大好きで見逃さないのだが今日も良い「物語」を観戦した。女子マラソン界は人材の層が厚い。有森裕子、高橋尚子、野口みずえ、渋井陽子と次から次と「スター誕生」だ。当面「渋井物語が続く」ぞ。それに比べて男子はだらしない。
・ それにしてもマラソン監督というのは「ひげを生やす」のか。渋井の鈴木監督は鼻ひげ、2位の赤羽の夫でコーチの旦那はもみあげからあごまで、そして9位に終わったが脇田の小出監督は赤ら顔で「顔中ひげもじゃ」だ。
・ 私には「分からない謎」である。顔にひげを生やしたら選手は強くなるのか。本校の教職員が強くなってくれるのから私もひげを生やしても良いが、保証がなければひげなど生やしておられるか。
・ しかし昨夜の前夜祭から今までのテレビで印象に残ったシーンは二つある。一つは小出監督だ。この高橋尚子を潰した「ひげもじゃのおっさん」は「単なるアル中男」だということが分かった。佐倉アスリートクラブの選手との夕食の場面で上手そうにビールを何本も飲んでいたな。あれであの赤ら顔の理由が分かった。「けしからん男」だ。何が名伯楽だ。生徒との食事で監督がビールを旨そうに飲むか?
・ もう一つはママさんランナーの赤羽だ。渋井は長居競技場に戻った瞬間、サングラスを捨てた。整形したふたかわの目が「カッコ良く」見るように捨てたのだ。ところが2位で帰ってきた赤羽は捨てずに手に持ってゴールだ。「勿体無い」と思ったのだろう。「主婦らしく次回も使える」と判断したのではないか。私は二人の生活と性格が分かって思わず「にんまり」としたのだ。
・ 「朝青龍復活」である。土俵上白鵬を送り出した後、髪は乱れ土俵上から周囲を睨みつけていたが、目は潤んでいた。「どうだ。見たか!」と言ったところだろう。8年ぶりの横綱同士の優勝決定戦、頭を付け左をしっかりと引きつけ完勝だった。
・ しかし今まで朝青龍を批判してきた連中に「ふざけるな」と言いたい。相撲関係者も多くの相撲ファンもここまでやるかと言うくらいに「朝青龍を痛めつけた」くせにここ2,3日は「朝青龍賛歌」である。
・ どこか朝青龍の問題なのか。あの「気合と気力」を見習え。3場所休場して「もう終わり」「早く引退せよ」とか何とか冗談ではない。「格闘技のチャンピオン」だ。「気力を全面に出す」のは当たり前だ。時間があればモンゴルにも帰りたいだろう。彼の故郷ではないか。帰ったって良いではないか。
・ 場所前「殺す」と書き込まれて「殺すなら殺してみろ」というのは当たり前ではないか。どこに「横綱の品格」に問題があるというのか。「まず勝って何ぼの勝負の世界」に生きる人間だ。まずここを抑えないといけない。市中の民間人ではないのだ。一般社会の常識をそのまま当て嵌めてはいけない。
・ 大体あの内館牧子とか何とか言う女性の評論家、「親の敵」みたいに「バッシングを続けた」。許せない女だ。早くブラウン管から消えろ。本割では「フワッ」と立って簡単に押し出されたが決定戦は完全に「戦法を変えて」勝った。彼は「頭が良い」と思った。堂々の勝ちだ。
・ 人気低迷の麻生総理が賜杯を渡していたが「お笑い種」だった。「見え見え」であった。東京国技館の観客は「白鵬、はくほう」の声がこだまする中で朝青龍の掛け声は少なくアナウンサーによれば「混じっています」と言っていた。「狂気に似た気合」とまで言っていたな。許せないアナウンサーだ。
・ 確かに白鵬は静かな立派な横綱である。不平不満は一切無い。しかし23回も優勝し国技を一人で朝青龍は引っ張ってきた男だ。「違ったタイプが居てよいではないか」。無茶苦茶な「朝青龍叩き」は許さない。私は土俵上で辺りを睥睨し廻しを「バーン」とたたいて、左上を真上に上げ塩を振りながら顔を引き締める「朝青龍が大好き」だ。
・ 「帰ってきた大横綱 朝青龍」を3月大阪場所に見に行く積りだ。昨年の3月大阪場所も白鵬を千秋楽に破って優勝だった。しかし今日は二人の復活劇を見て良かった。「体が火照って仕方がない」ので夕方6時から「ウォーキング」して「クールダウン」した。
・ 問題は「浪速が復活」するかどうかである。「復活の手がかり」は掴んだが「勝負はこれから」だ。1年1年しっかりとやるべきことをして平成26年に「新校舎建設で復活」と言える。この道をふさぐ者は容赦はしない。「土俵上から押し出す」のみだ。