・ 「衆院選の結果が確定」した。夜遅くまでテレビを見ていたので若干寝不足を感じる一日だった。それにしても民主党の圧勝はすごかった。「民主党政権の誕生」である。これを受けて当然私の頭には「新政権誕生による教育界への影響」がよぎってくる。
・ 民主党政権は「私学にとってどのような影響が出てくるのか」ということである。社会民主党と連立政権を組むといっているからこの影響も出てくるだろうし、何より民主党には「右から左まで」余りにも「ウイング」が広すぎる。ここを心配しているのである。
・ 「国旗国歌法」は改正する、卒業式に国旗など掲揚しなくて良い、「君が代」を歌わせるなんてとんでもない話であるとなったら大変である。「教員免許更新制度」はすぐ止める、「人材評価システム」は法的に廃止するなどの政策が出てきたときの対応をどうするかである。
・ まず当面「高校の授業料の無償化公約」がある。公立に相当して「私立学校にも24万円程度支援」し直接保護者に手渡すといっているが、何時からやれるのか。間違いなく私学にもしてもらえるのか。結局私心配は民主党の政策が「私学に対してどのようなスタンス」であるかということだ。クローズドなのかオープンなのか。
・ 我々は更に切実な懸念がある。それは「監督官庁である大阪府の知事のスタイルとその影響」である。自民・公明の推薦で知事に当選した橋下さんは今回の選挙で何も動かず実質的には民主党を支援した。
・ 恐らく「怒り心頭」に達しているであろう自民党と公明党は「府議会で対決姿勢」を示してくるのではないか。民主党は先の知事戦で一敗地にまみれているわけであり、今後「国政の勢い」が地方議会にどのような形で影響を及ぼすのか。それは大阪の「私学助成」にどのような跳ね返りとなるのであろうか。
・ 世の中が又「面白くなった」。見誤ることなく「本校を守る」ために「神経を集中」しておきたいと思う。今最大の関心事は「誰が文部科学大臣になるのか」と言うことだ。民主党の輿石参議院会長だったら少し「ややこしく」なるかもしれない。この人は日教組出身のバリバリの闘士である。「教育の政治的中立など有り得ない」と明言している人である。
・ しかし選挙と言うのは「最高に面白い人間ドラマ」である。「小選挙区の怖さ」であろう。300議席くらい一瞬にして「ひっくり」返るのだからこのように激しいこともそう多くあることではない。
・ ところで投票日前日の朝日の夕刊に「力」ブームとして面白い記事があった。責任力、人間力、美人力などと新刊や広告のコピーに「力」を付けた「造語」が氾濫している。確かに言われてみればそうである。
・ 私は今回の選挙で自民党が「責任力」と言い始めたときに「怪訝な」気持ちがしたものである。「ちょっと使い方が違う」のではないかと。責任に力も何もあるのはおかしいのであって責任は責任だろう。
・ 98年のベストセラー「老人力」を皮切りに01年「常識力」02年「人間力」03年「質問力」(私は知らなかったが)07年「鈍感力」(これは有名になった)などがあった。「美人力」というのもあったらしい。それに今回の自民党の「責任力」である。
・ 当然このような風潮にさも分かったようなコメントをする解説者はいるもので、この人気は「力という漢字」を使うと「断言型」で「収まり」が良いのと、聞いた方が「分かったような気になる」というものである。更に将来に不安を持つ人々が「力を求めている傾向」の表れではないかと言うのだ。
・ これに対して、少し意味合いが違うが、8月28日の産経には曽野綾子さんが「日本は力が悪とみなされる国」という評論を書いておられる。確かに日本には「判官びいき」というのがあって「弱者こそ正しい」みたいなところがあるが、「力があることは悪いことではない」。力が無いと何も出来ない。力を私利私欲ではなくて「全体最適」のために行使することが大切である。
・ さて2学期が始まった。新型を用心して何時ものように神社前の中庭に生徒は集めず各クラスに分散させて「校長の話はマイクを使った校内放送」で行った。勿論生徒の顔を見ながらやるのが最も良いのだが「安全対策」としてそのようにしたのである。周辺には自治会役員と「部活動の表彰伝達」を受ける生徒だけである。
・ 私の話は勿論「新型インフルエンザへの注意喚起」である。ホームルームで詳細にチェックしたところ新型で休んでいる生徒は高校で1名、中学で2名であった。教職員は全員「ホッ」としたのである。しかしこれから先はまだ分かりはしない。油断なく決めたことを粛々と進めるしかない。
・ 先に行われた「英語検定試験」で英検2級以下目標を達成した生徒に「奨励賞」として図書券を渡した。「励み」になるだろう。早速英語科主任が「お礼」に来てくれた。生徒が喜んでくれていると言う。
・ これらは自民党が民主党を批判したような「ばらまき」ではない。「バランス」をとっているのである。「部活動の生徒」には多くの奨励賞や激励金が行き、「勉強だけの生徒」には何もないのである。これでは「不公平」と考えたのである。したがって勉強は「勉強クラブ」とクラブの一つとして扱うことにしたのである。良い考えだと思う。
・ 13時25分 校務運営委員会
・ 15時45分 「教職員研修会」
今日は放課後教職員研修会であった。外部の先生をお招きして「発達障害とその指導・対応」についてである。発達障害とは「発達の遅れや心の病気ではなく発達の偏り」を言うが、環境的なものではなくてもって生まれた資質をいう。「大変勉強になった」。
・ 「礼儀のない、マナーの悪い教員が目に付く」
最近「校長承認印」を貰うのに資料をくるくる丸めて持って来て、それに「判を押せ」とか、部屋に入るのに「赤のポロシャツの襟を立てて心斎橋筋を歩いているような感覚」で部屋に来る教員がいるが「困ったもの」である。社会人としての常識がないのだ。「仕事は大変良くやるが常識に欠ける」。教員の最も多い弱点である。本当にバランスが取れていないのである。案外、仕事がいい加減の人がしっかりとした服装をしていたりして、とにかく「千差万別」である。
・ 民主党政権は「私学にとってどのような影響が出てくるのか」ということである。社会民主党と連立政権を組むといっているからこの影響も出てくるだろうし、何より民主党には「右から左まで」余りにも「ウイング」が広すぎる。ここを心配しているのである。
・ 「国旗国歌法」は改正する、卒業式に国旗など掲揚しなくて良い、「君が代」を歌わせるなんてとんでもない話であるとなったら大変である。「教員免許更新制度」はすぐ止める、「人材評価システム」は法的に廃止するなどの政策が出てきたときの対応をどうするかである。
・ まず当面「高校の授業料の無償化公約」がある。公立に相当して「私立学校にも24万円程度支援」し直接保護者に手渡すといっているが、何時からやれるのか。間違いなく私学にもしてもらえるのか。結局私心配は民主党の政策が「私学に対してどのようなスタンス」であるかということだ。クローズドなのかオープンなのか。
・ 我々は更に切実な懸念がある。それは「監督官庁である大阪府の知事のスタイルとその影響」である。自民・公明の推薦で知事に当選した橋下さんは今回の選挙で何も動かず実質的には民主党を支援した。
・ 恐らく「怒り心頭」に達しているであろう自民党と公明党は「府議会で対決姿勢」を示してくるのではないか。民主党は先の知事戦で一敗地にまみれているわけであり、今後「国政の勢い」が地方議会にどのような形で影響を及ぼすのか。それは大阪の「私学助成」にどのような跳ね返りとなるのであろうか。
・ 世の中が又「面白くなった」。見誤ることなく「本校を守る」ために「神経を集中」しておきたいと思う。今最大の関心事は「誰が文部科学大臣になるのか」と言うことだ。民主党の輿石参議院会長だったら少し「ややこしく」なるかもしれない。この人は日教組出身のバリバリの闘士である。「教育の政治的中立など有り得ない」と明言している人である。
・ しかし選挙と言うのは「最高に面白い人間ドラマ」である。「小選挙区の怖さ」であろう。300議席くらい一瞬にして「ひっくり」返るのだからこのように激しいこともそう多くあることではない。
・ ところで投票日前日の朝日の夕刊に「力」ブームとして面白い記事があった。責任力、人間力、美人力などと新刊や広告のコピーに「力」を付けた「造語」が氾濫している。確かに言われてみればそうである。
・ 私は今回の選挙で自民党が「責任力」と言い始めたときに「怪訝な」気持ちがしたものである。「ちょっと使い方が違う」のではないかと。責任に力も何もあるのはおかしいのであって責任は責任だろう。
・ 98年のベストセラー「老人力」を皮切りに01年「常識力」02年「人間力」03年「質問力」(私は知らなかったが)07年「鈍感力」(これは有名になった)などがあった。「美人力」というのもあったらしい。それに今回の自民党の「責任力」である。
・ 当然このような風潮にさも分かったようなコメントをする解説者はいるもので、この人気は「力という漢字」を使うと「断言型」で「収まり」が良いのと、聞いた方が「分かったような気になる」というものである。更に将来に不安を持つ人々が「力を求めている傾向」の表れではないかと言うのだ。
・ これに対して、少し意味合いが違うが、8月28日の産経には曽野綾子さんが「日本は力が悪とみなされる国」という評論を書いておられる。確かに日本には「判官びいき」というのがあって「弱者こそ正しい」みたいなところがあるが、「力があることは悪いことではない」。力が無いと何も出来ない。力を私利私欲ではなくて「全体最適」のために行使することが大切である。
・ さて2学期が始まった。新型を用心して何時ものように神社前の中庭に生徒は集めず各クラスに分散させて「校長の話はマイクを使った校内放送」で行った。勿論生徒の顔を見ながらやるのが最も良いのだが「安全対策」としてそのようにしたのである。周辺には自治会役員と「部活動の表彰伝達」を受ける生徒だけである。
・ 私の話は勿論「新型インフルエンザへの注意喚起」である。ホームルームで詳細にチェックしたところ新型で休んでいる生徒は高校で1名、中学で2名であった。教職員は全員「ホッ」としたのである。しかしこれから先はまだ分かりはしない。油断なく決めたことを粛々と進めるしかない。
・ 先に行われた「英語検定試験」で英検2級以下目標を達成した生徒に「奨励賞」として図書券を渡した。「励み」になるだろう。早速英語科主任が「お礼」に来てくれた。生徒が喜んでくれていると言う。
・ これらは自民党が民主党を批判したような「ばらまき」ではない。「バランス」をとっているのである。「部活動の生徒」には多くの奨励賞や激励金が行き、「勉強だけの生徒」には何もないのである。これでは「不公平」と考えたのである。したがって勉強は「勉強クラブ」とクラブの一つとして扱うことにしたのである。良い考えだと思う。
・ 13時25分 校務運営委員会
・ 15時45分 「教職員研修会」
今日は放課後教職員研修会であった。外部の先生をお招きして「発達障害とその指導・対応」についてである。発達障害とは「発達の遅れや心の病気ではなく発達の偏り」を言うが、環境的なものではなくてもって生まれた資質をいう。「大変勉強になった」。
・ 「礼儀のない、マナーの悪い教員が目に付く」
最近「校長承認印」を貰うのに資料をくるくる丸めて持って来て、それに「判を押せ」とか、部屋に入るのに「赤のポロシャツの襟を立てて心斎橋筋を歩いているような感覚」で部屋に来る教員がいるが「困ったもの」である。社会人としての常識がないのだ。「仕事は大変良くやるが常識に欠ける」。教員の最も多い弱点である。本当にバランスが取れていないのである。案外、仕事がいい加減の人がしっかりとした服装をしていたりして、とにかく「千差万別」である。