2009年6月3日水曜日

6月3日(水)関西大学との連携プレス発表

・ 昨日、準備を整えてこの9日に実施する「関西大学さんとの連携調印式のプレス発表のリリース」を行った。中学の副校長が府庁に赴き、「投げ込み」という手法で府庁記者クラブ、府教委詰め記者クラブの「幹事新聞社」に手渡したのである。親切に私学課のご担当も付き添って頂いたという。
・ 早速今朝の「朝日、産経、読売新聞」に記事が出ている。各紙とも同じような字数で非常に簡潔に適切に報道して頂いており、「嬉しい限り」だ。各社単位で視点が異なっているのも面白い。
・ 読売は浪速中学校は関西大学連携浪速中学校として「中・高・大一貫教育」に取り組むことを芯にすえ、朝日は「関西大学連携浪速中学と改称」とし在学中に「他のコースへの変更も可能」と書いている。産経は「関大が中学と連携を結ぶのは初めて」とある。
・ これで正式に「社会にオープン」となった。来週9日の契約調印式の準備もほぼ完了した。「関大の理事長先生と学長先生」にお越し頂いて体育館で1000名の生徒、保護者代表、教職員の中で調印式だ。
・ 「法人契約は関大の上原理事長」と、「高校のパイロット接続契約は河田学長先生」との契約書調印となる。今ペンを何にするか検討している。どうも上原理事長は何時も「筆ペン」をお使いらしい。この先生は大阪弁護士会会長を務められたことのある大物弁護士先生でもある。
・ 契約のあと河田学長には「講演会」をお願いしている。有名な文学者で特に中国の歴史や書にも通じられており生徒には大変為になるお話が聞けるだろう。有難いことである。私はこの後車を飛ばして「堺ロイヤルホテル」に向かうことになる。
・ そこには「府内の塾長や塾関係の先生方」が450名近くも来て頂くことになっており、先ほどの「生まれたてほやほや」の関西大学との連携のお話をして「学校への理解」をお願いする手筈となっている。
・ その後「ビュッフェ形式にて昼食懇談会」だ。この日は忙しい、熱い日になるだろう。私はこういうのになると「体全体からエネルギー」が湧き上がってくる。今から「身震い」するのだ。「戦に赴く武将の気持ち」になって身を引き締めるのだ。

・ 今日は「代ゼミ模試」の日である。今年から企画したもので「外部模試」である。従来は「校内実力試験」と言うものがあったがそれに「置き換えた」のである。「私の強い意向」でこのようにした。
・ 教師が作る問題で学力の定着測定も悪くはないが、真に実力を計測する方法として「中立な外部模擬試験」の方が「より実践的だし効果的」と考えた。勿論本校の教師には十分な問題作成能力はあるのだがいかんせん普遍的ではない。
・ この代ゼミであれば「全国レベルとの比較や近隣の学校」と較べられる。」前述したように関大との連携がスタートするし、この代ゼミには関大一高も関大北陽も参加している。「関大グループ各高等学校との比較」も可能だ。
・ 恥をかくとかかなないとかの問題ではない。生徒は今は本校の学校内で守られているが、すぐに大学や社会で「1人で戦いながら」生きていかねばならない。「世間は広い」ということを知らしめていかねばならない。
・ 全国30万人から50万人の中で「自分はどのようなポジションにいるか」を知ることは重要なことだ。昔、公立高校で私は同じように外部模試を導入しようとしたら最初、特定のグループに属する教員から猛反対を受けた。差違が分かって「生徒が可哀想」というのである。
・ 私は言ったのだ。「逆に受けささないのが可哀想ではないのですか」と。そしたら次に1年生の春はまだ学校に来て間もないから秋からにしたいというので私は「妥協」した。全国どこの学校も「鉄は熱いうちに打て」といっているのにだ。こういう学校だったのである。「本校は1年生も含めて全校一斉に春から」だ。今日は1565名の高校生が受験をした。
・ 年間3回、一回の受験料については本校は代ゼミと特別なタイアップをしているので「格安の受験料」だ。採点も分析もすべて代ゼミが行い一ヵ月後にデータが送られてくる。このデータは「恐ろしいものを我々に突きつけてくるだろう。」
・ 「教師の教科指導力が問われる」からだ。クラス単位に、また指導教員単位に平均値を出せばどのクラスの実力が伸びているかいないか「一発で分かる」。数年継続することで学年進行の実力の伸びと新入学生のレベルも分かってくるはずだ。

・ 「多聞尚学館」の今「週末スペシャル」が固まった。高校3年生対象の「センター英語リスニング対応作戦」と「センター物理対応作戦」だ。「理科は初めての登場」である。予定以上の生徒が希望するのと少人数が良いと考え、私は2名の先生をつけることとした。加えて管理職の先生が応援に付く。この先生は物理の卓越した教師だった人だ。
・ 3年生だし「緊迫した」ものとして欲しい。そうならないとおかしい。特に英語国語数学は誰でやろうとするが「国公立や私大理系」では理科が必要となる。理科は完全に基本を理解したら「点は取れる」ものだ。私は高校生の時は理科が大好きだった。部屋に来る担当の先生と理科の内容を話すのがとても楽しい。
・ 「化学」や「生物」も是非早くして欲しい。生物はこの4月に「初芝富田林で進路指導部長をやり素晴らしい進学実績を上げた生物の教師」が来ているはずだ。このために来て貰った人であり早く舞台に上がって欲しいものだ。
・ 1年生や2年生はまだ時間がある。「問題は3年生」だ。特に夏までに関西大学に希望する生徒を全て集め「関西大学特別編」を組み、徹底して「見極め」をしなければならない。
・ 来年度「関西大学に送り込む生徒は選りすぐる必要」がある。その意味は多聞の館長も進路指導部長も分かっているはずだ。当面関西大学に良い生徒を送り込むための「方策を徹底」しなければならない。
・  本校は「教科指導という学校本来の業務を中心に据える」ことが出来る学校になってきた。これが嬉しい。「ショーもないことで振り回される」ことが本当に無くなってきた。「学校が進化」したのだ。「一皮剥けた」のだと思う。