・ 「 新武道館の位置」が決まらない。確かに難しいのだ。私もチーム長も手間取っている。グラウンドが広ければ問題はないのだが「土地一升、金一升」だから何とか土地を有効利用して極力「グラウンドを狭くしないよう」に考えているのだが難しい。
・ テレビの番組にある所ジョージさんの家の改築「ビフォワー・アフター」にでも相談したい気分である。制約条件は他にもある。隣地境界からくる「高さ制限」だ。私は「高層階建物」でも良いのだが法律はそれを許してはくれない。
・ 先の「理事会で新武道館の建設とその予算幅まで決定」された。早く進めたいのだが「新校舎建設チーム」が「もたもた」しているのと以上のような問題もあり、仕方がないかなと諦めてはいるが、早くしないと来年度中に完成しない。
・ 今年から来年にかけての大きなテーマは「関西大学との連携効果を出す」「新武道館を作る」「多聞尚学館の内容充実」だ。それに来年度になれば「土曜日の使い方」が加わってくる。特に新武道館と土曜日の使い方は密接な関係がある。
・ 「A案は現状プールのある位置でプール保有案、B案は現状プールのある位置でプール無し案、C案は新館延長線上設置でプール無し案の3案」に絞られてきた。早くそれぞれの「得失」を整理して「教職員の意向を集約せよ」と私は発破をかけている。
・ 最後は私が決済するが大切なことは「これらを使って活動する教員の気持ち」だ。特に「体育科の先生とクラブ顧問の意見は重要」である。校長が使うわけではない。「21位世紀に残っていく施設」だ。後で後悔はしないように徹底して検討をして欲しい。決めるのは簡単だがそれでは意味はない。プロセスを大切にせよ。
・ 来年度は以前のブログにも書いたが私学としては浪速独特の「土曜日の使い方」をしていく。「選択と集中」だ。別の表現では「6方面同時作戦の展開」である。聞いたことにないような言葉だが6方面とは以下のことを言う。
・ まず「教室」「体育館」「新武道館」「グラウンド」「第2グラウンド」「多聞尚学館」だ。それぞれの場所でそれぞれの生徒の現状を厳しく観察しながら「選択と集中」で「指導の効果を挙げる」ことが重要だ。
・ 生徒も教員も疲れきって「ダラダラ」と「土曜日を消化」するだけなら止めた方が良い。そのほうが余程「リフレッシュ」する。ただ「土曜日の授業を止めるなら、その分私は年間授業料を下げなければならない」。これは当たり前の話だ。
・ 公立学校に較べて私学は土曜日も生徒を指導すると言うことなら、その「効果を検証」しなければならない。私は2年間でそれを検証し看破した。土曜日が月曜日から金曜日までと同じでは意味はない。
・ 「進級判定、卒業判定の単位は月~金」で取らせ、「土曜日の授業は選択性」とし「学校設定科目」をおく。「体育選択」や「文化選択」があっても良い。たとえば社会科では「裁判所見学」とか「校外活動」があっても良いではないか。
・ 教室の授業は「100分授業とし教師と生徒の双方向対話授業」だ。一回完結の授業形式とし、徹底した「定着作戦」とするのだ。サッカーをやりたい生徒にはビデオによる教室指導やグラウンド使用でよいではないか。
・ 「教員免許」等と言うな。「チームティーチングというスタイル」もある。体がうずうずしている生徒もいる。運動はひとつの授業なのである。勿論「歯止め」制限は設ける。とにかく「浪速らしい新しい方法を開発」するのだ。
・ 他の私学から「浪速に学べ」と言われるくらいに「浪速独特の土曜日の使い方を完成」するためにも新武道館は必要である。「スピード感と緊張感を持って事を進めよ」と私はチーム長に檄を飛ばしている。
・ この土曜日の使い方に伴い、学校の精神「文武両道」を確固たるものにするため、「従来の浪速の考え方を進化させる」ことを現在検討中である。まだ詳しくは明らかに出来ない。一言で言えば私学であるなら「全国チャンピオンのクラブ」を一つくらいは有しておかないといけないだろう。
・ 北は北海道から南は沖縄まで「何々のスポーツなら浪速」と言われるようにならなければならない。そうだ。良い例がある。体操の清風高校だ。オリンピック選手を輩出し清風と言えば体操、体操といえば清風だ。
・ 桐蔭だってそうだ。野球が強い。そして清風も桐蔭も「進学校」である。浪速も全く同じような性格の学校であるが今ひとつ「パンチ」に欠ける。全てがおとなしくて正直「中途半端」である。ここを「突破」しなければならない。
・ 浪速で「全国を制覇する可能性のあるスポーツ」は何か。今それを私は見定めているのだ。「徹底した強化作戦を展開」する。新武道館、新しい土曜日の使い方、全国制覇のクラブ、すべて一連のテーマだ。教職員は今理事長が何を考え、何をしようとしているか見ておかねばならない。
・ 先の理事会で「20年度の決算が承認決定」されたので「公式サイトにアップ」することを指示した。「19年度から開始した会計諸表の開示」である。これを見ていただければ「本校の財布の中身」は全て分かる。累積赤字がどんどん減っている。銀行にお金を借りるのではなくて預けることが出来るようになった。
・ 「私立学校法の改正」で会計の透明性を高めることが求められているが私は「決算内容を開示」することとした。大学は当然として私立高校でここまでしている学校は多くはない。自慢は出来ないが、「私のささやかな誇り」なのである。