2008年6月27日金曜日

6月27日(金)その2:耐震化陳情

橋下知事東京に出張
・ 「大阪維新プログラム」を発表し、後は7月府議会を待つだけになった知事は2泊3日の予定で東京に出張だ。自民党の「行政の無駄を省く検討チーム」に呼ばれ講演の後、各大臣を回り、いわゆる「陳情」攻勢をかけているが。
・ 昨日は文部科学副大臣である大阪府選出の松浪健四郎氏に会って「公立高校の耐震化」について陳情したとある。松浪氏といえばあの「ちょんまげ国会議員」だ。話しはそれるが時々大阪でもちょんまげ氏を見かけるがどうも「暑苦しい」感じがする。何でちょんまげなのだろう。僕は「天然パーマ」だしもう面倒くさくて「坊主頭」にしたいくらいだ。
・ 知事は「府の財政が厳しく国の財源に頼らないと進まない」と支援を求めたが、副大臣はおそらくリップサービスだと思うが「補正予算を組めるか検討する必要がある」と応えたとある。分かり易く言えば「ゼロ回答」だ。
・ 改正教育基本法を受けて教育振興計画に盛り込む「教職員の増大」も文科省の張りきりに財務省や総務省から「反故」にされかかっており、大阪府だけではなくて全国の公立高校に波及する話しであるから、ちょんまげ副大臣くらいで進む話ではない。
・ 問題は私学についてである。「私学については経営者の責任で耐震化を進めるよう知事から呼びかけて欲しい」と副大臣は言ったそうだ。「私学に対する国の姿勢」はこれだ。本校の教職員は理解しなければならない。前にも書いたが誰も助けては呉れないのだ。
・ 昨日の職員会議後の集会で私はそのことを訴えた。18日に施行された「改正地震防災対策特別措置法」に基づき、公立の幼稚園、小学校、中学校の耐震化は自治体の費用負担が1/2から1/3に軽減されたが「公立高校や私立高校は対象外」となっている。
・ 大阪市に検討を依頼していた校地隣りの霊園墓地の調整については結論が出た。30メーター以上の「高層の建物」はやはり日照権の関係で不可能と結論が出た。「針の穴でも可能性」はないとのことで「方針変更」を新校舎建設チーム長に伝えた。
・ 現在のプール地に4階程度の建物にして柔道場、剣道場、空手道場、ボクシングジム、を集約し、屋上にプールを配置する案を考え、弓道場は別の場所を考えるように指示した。聞くところによれば「贅沢極まりない」案がでているというがけしからん、「現状と比較して、ぎりぎりの線」で案をまとめ、それを図面にする段取りとした。
・ そして平成26年度までの「教室数のシミュレーション」を行い、順序立てて校舎を建設していく「最善の方法、最小のコスト」とした概念をまとめるよう指示した。校舎建設完了は平成25年10月とし、後ろから遡って「工程」を考えて欲しいと。
・ 耐震化に関わって少し「風雲急を告げてきた」感じがする。昨日も教職員に言ったが「皆の力で新校舎を建てる。誰の力も不要だ。自らの力を結集してお金を貯めて自力でやるのだ。」と私は強調した。
・ そのことが21世紀に輝く浪速の基盤であり教職員の職場を確保する唯一絶対の方法だと強調した。分かってくれたと思う。