2010年4月24日土曜日

4月24日(土)PTA実行委員会





























・ 国の進める「私立高校就学支援金の申請事務処理」が山場となっており昨日も「臨時職員会議」を開いて教職員に私は徹底した。この制度は「申請主義」だから締め切りの過ぎた後で「私の家庭はどうなったのですか?」と保護者に言われても困るから、とにかく「資料の不備」など各ご家庭と連絡を担任が取るように指示したわけである。
・ とにかく日中は連絡がつかないことが多い。今日日、お母さんも働きに出かけておられ、自宅におられるのは少ないのだと思う。従って夜しか連絡が取れないのである。数はここでは書けないが、教員の手助けがないと事務だけではやりきれないのだ。
・ この1週間事務室の電話は良く外部から鳴った。資料の不備の大半は「夫婦合算」の所得証明である。又今まで府から減免措置を受けていた家庭では対象外と思われているのか申請がないから「忘れていませんか」「誤解されていませんか」と確認の電話が必要なのである。
・ とにかくやるだけやらないと本校の生徒が不利益を蒙るようになってはいけないので事務は教員と連帯して頑張ってくれている。全く新しい仕事で4月から1名人員を増強したことが大きな効果となっている。この人が居なかったら臨時の職員を雇っていなければならなかっただろう。

・ 今日は「土曜授業参観日」であった。新年度が始まって落ち着いた4月終わりの土曜日に大々的に行う。中学校も同時である。1限目は少し早いから2.3.4限を参観に当てているのである。
・ この間であればどの授業を参観しても良い仕組みで中々好評である。土曜日だからこそ可能な仕組みで公立では出来ない芸当だろうと思う。考えてみれば「土曜日というのは使い勝っての良い曜日」である。
・ 色々な行事を織り込めば効率よく捗り、ウィークデイをつぶさなくて済むから「気は楽」である。我々が始めた「土曜日選択制」は面白い考えだと今更ながら思う。公立は土曜日が休み、私立は「上手いこと利用する」。この差は大きい。
・ 大体家には昨今土曜日と言えども家族が家には居ない比率は大きいのではないか。そのような気がする。生徒は学校で土曜日を有効に活用すれば良い。ただし「単なる居場所になっては駄目」である。「土曜日に何かを身に付けさせなければ私学ではない」。
・ ものすごい数の保護者が来校された。しかしやはり中学の保護者が多い。私には信じられない数値である。子どもと一緒に過ごす時間が少なくなっているだけにこのような参観日には調整して学校に来られたのではないだろうか。
・ お母さんたち「ニコニコ顔」であった。「子どもが嬉々として学校に行く様」を見れば親にとってこれ以上の嬉しさはないだろう。良い学校だと思って頂ける。本校はそういう学校だし今後とも生徒が喜んで学校に向かうような学校にしたい。

・ そして今日は「PTAの実行委員会」が開かれた。来年度の人事と予算関係のまとめで、「5月15日のPTA春季総会」に向けて準備が山場となるのである。新一年生の役員さん方も決まった。私は始めてお会いしたが皆さん、立派なお方で強力な学年委員会が誕生した。
・ 「高校の教育後援会」については少し私が手を入れなければ行けない。今朝の管理職朝会で私は言ったのだ。何でも「メリットを受ける側が一生懸命にならないと駄目だ。あれはPTA,これは後援会だと言っていては先に進まない。」後援会の恩恵を受ける学校側が全てを仕切ってやるようでなければ前に進まない。
・ 教員は立派な人が多いが、悲しさで管理職になっても「こと金銭に関しては貰ったり使ったりは敏感」であるが「稼ぐというか入金する」という点では全くである。お金は天から降ってくるとでも思っているのではないか。こういうところが分かっていない。
・ その点、事務は事務長、事務長補佐は1円でも安いところへ発注するなど敏感そのものである。派遣会社から来ていただいている事務員さんのお陰で「授業料の滞納は激減」した。これらが「民間センス」である。教員というのは私立と言っても「金を稼ぐという感覚」は極めて薄い。平教員はまだしも管理職になればそうはいくまい。

・ どうしても外せない出張があって関西大学高槻に行かねばならなかった。今日は「関西大学高槻ミューズキャンパス」と名づけた「関西大学初等部、中等部、高等部」と新しい大学の学部である「社会安全工学部と大学院社会安全研究科」の「お披露目」に招待されたのである。
・ 特に私は新校舎について感心があってカメラを持って出かけたのである。最近はとにかく関西大学との関係がますます深まっていっている感じである。連携校であるから必然でもあるが嬉しい話しである。
・ 驚いたこことが一つ。それは「体育館で階段椅子がボタン一つを押すと前にアコーディオンみたいにせせり出てきて椅子の背もたれもパタンと立つ」ような全自動設計になっていた。引っ込めればフラットな体育館の床である。感心した。
・ 司会は本校の理事を務めて頂いている常務理事がやられ、多くのご来賓も参列されていた。バンクーバー五輪の高橋選手や織田選手も挨拶に舞台に上がっていた。それにしても「大学の強さ」を感じる。施設が豪華でセンスが良い。私は新校舎建設では負けないぞと誓ったのである。

・ それにしても高槻は寒い。みぞれが降っていた。しかし新快速に乗ると大阪駅まで15分もかからない。近い。丁度学校に戻ったときに「多聞行きのバス」が出発するところであった。今日から明日まで「中学校復習講座」が始まる。今回は先の英語に続いて「数学」である。
・ 「高校の新入学生に中学校の復習講座」をこのようにしてやる私立高校も多くはないだろう。英語と数学を2回打つ。絶対に役に立っている筈である。こういうところを「面倒見の良い学校」と言うのである。私は先生方に感謝しているのである。
・ PTAの会議に出た後「堺のグラウンドを回って多聞に出かけた」。新一年生であるがとにかく「人懐こく」て可愛いのである。付き添いの教員3人が口を揃えて褒めていた。確かに可愛いが、だからと言って勉強はしなくて良いというわけにはいかない。
・ しっかりと勉強してもらわねばならない。礼儀正しいし、先生の言うことは良く聞き、愛嬌があって素直で優しいのである。しかしこのような生徒を見ていると「人間の価値は学力だけではないことがよく分かる」。しかし今日も忙しい日であった。