・「 常勤講師31名の先生方にお願いした論文」を十分読ませて頂いた。論文は平成21年度の1月から12月末までの理事長校長メッセージ11件と校長日記354件の内「印象深いものや意見のあるもの等を20件」セレクトし、その中の「トップ3」について「2000字以内で小論文」を出して欲しいというものであった。
・ 常勤講師の先生方は私の書いたもののうち、どのようなものに「関心があるのか?」大変に興味があったのである。31名の比較的若い世代の教員がどのようなテーマを20件選択し、どれをトップ3に上げてくるのか私はいささか「興奮するほど関心」があったのである。
・ 結論から言えば公式メッセージの方は全てを下表に挙げているが28名の先生が11件の中から9件を選んでくれている。トップ3は「扶桑社版中学校社会科教科書の選択」「臥薪嘗胆」「私立学校のOJT」が来ている。「扶桑社の教科書採用」がトップに来ているのは正直「思いがけない誤算」とも言える。「へー」という感じである。
・ 「嬉しい」とも思う。本校設立の経緯や建学の精神を考えた時に「学校改革の集大成」として「わが国の文化と郷土」を比較的重要視している扶桑社版教科書が必須と私は考えた。理事長校長と社会科の教員で検討に検討を重ね、「外部からの干渉」などあったのだが押し切って採用を決めたのである。これについて「関心を持ってくれた」というのが嬉しいことなのである。
・ 常勤講師の先生方は最初に「伊勢修養学舎」に参加して貰うのだが、どの先生もこの学校行事に参加して初めて「本校のアイデンティティ」を確認されるのである。このように少なくとも「左翼的」でない面を有しておられるのは「頼もしい限り」である。
・ 校長メッセージに関して言えば「ノミネートされたブログは199件」にのぼり、総計の354件に対して実に「56%をカバー」している。このことからもまさに「教員いろいろ」というのが分かる。経歴、教科、今までの人生全てを含めた「人それぞれの思いや考えは異なる」ということがこの例からも分かるのである。
・ 一応「4人以上の先生がセレクトした件数が54件」となる。354件の内54件だから15%については4人以上の常勤講師がトップ3に入れたもとになる。そしてトップは8月11日の日記「行き過ぎた子ども中心主義?」と9月2日の「教師力を高める」が来たのである。次に「教え子とは」が15人、13人となると「教員と教諭と教師と先生」「授業評価と授業参観」である。一覧表を下表に示す。
・ これらの結果から私は思うのだが「やはり学校の先生は真面目」であるということである。教師を職業として選択した限り子どもとの接触が嫌いではこの仕事は勤まらないが、基本的に教師は当然の帰結として「子ども、生徒のことに関心」が行っていることがこの常勤講師の選択からも分かった。これを見て私は「大いに安心し喜んだ」のである。
・ しかし今回は理事長校長が354件のブログを突きつけて意見を述べよと来たから「このような選択と意見表明が可能」となったのであり、これらが全く眼前に無い場合、どこまで「自分の力でテーマを揃え、論評することが出来るか」ということである。ここに気づかないといけない。
・ 一応大学を出ておれば「眼前に本を出され」「この感想文を書け」といわれて書けない様な人間は居ないだろう。問題は自らこれら校長日記に書かれている「教育テーマについて自らが課題を整理し論点をまとめる力」をつけていかなければならない。
・ そのためには「教師は謙虚に生涯学習」である。これは当然専任教諭にも当て嵌まることである。これさえ続けている限り「良い先生」と言われるであろう。少なくとも「傲慢、傲岸不遜の教師馬鹿」と言われるようになってはならない。
公式メッセージ
日付 タイトル
2009/10/27 扶桑社版中学校社会科教科書の採択 7
2009/10/23 臥薪嘗胆 6
2009/ 6/ 5 私立学校のOJT」 4
2009/ 7/31 「今、この時を大切にする」 3
2009/ 1/17 本年の学校経営と校務運営の重要な視点 2
2009/ 4/ 6 「夢いっぱい」 2
2009/ 6/10 「関西大学と連携いたしました」 2
2009/ 2/28 「今を生きる」 1
2010/ 1/25 公立高校の授業料無償化と私立高校の経営 1
校長日記
日付 タイトル 件数
8月11日(火) 行き過ぎた子ども中心主義? 18
9月2日(水) 教師力を高める 18
7月24日(金) 教え子とは 15
6月17日(水) 教員と教諭と教師と先生 13
12月2日(水) 授業評価と授業参観 13
11月24日(火) 国語科の某常勤講師 11
2月3日(火) オンリーワンよりナンバーワンへ 10
2月9日(月) その2:ゼロ・トレランス教育理論 9
11月4日(水) 少人数展開 9
5月4日(月) 体罰訴訟 8
6月5日(金) 生徒の怪我 8
6月15日(月) 校内暴力急増 8
5月28日(木) 中学か高校か 7
6月9日(火) その2:関西大学との連携調印式 7
7月15日(水) 歩く広告塔になれ 7
8月1日(土) 教育は人生前半の社会保障 7
8月9日(日) 親の経済力と子どもの学力 7
10月16日(金) 想定:大学スポーツ推薦入学某重大事件 7
10月29日(木) 高校授業料無償化 7
11月18日(水) 学校の先生が国を滅ぼす 7
3月11日(水) OJTと職場風土 6
9月1日(火) リーダー論 6
11月9日(月) 宗教教育 6
11月26日(木) 教員のレポート 6
12月20日(日) 教職員雅楽団の編成 6
2月6日(金) 教育バウチャー制度 5
3月7日(土) その2:「報連相」第2弾 5
4月12日(日) 多聞尚学館開館式 5
4月18日(土) 学校はこのようにして変わっていく 5
6月29日(月) 浪速ボーイスカウト団結成 5
8月10日(月) 学校の教科書 5
8月26日(水) その2:扶桑社の教科書採択 5
10月10日(土) 簡略版浪速祭だー! 5
11月1日(日) 第2回中学校体育大会 5
12月8日(火) 常勤講師先生との面談 5
12月21日(月) 教育雑誌 5
12月26日(土) 精神疾患にかかる先生 5
3月10日(火) 教職員への指導事例 4
3月17日(火) ICカード化 4
3月26日(木) 多聞使用開始 4
3月28日(土) 専任教諭採用 4
4月16日(木) その1:多聞週末スペシャル 4
4月25日(土) 新武道館建設宣言 4
4月27日(月) 性教育指導 4
6月12日(金) 私立学校の破綻 4
7月22日(水) 五十鈴川の禊 4
9月5日(土) 英語教育の偉大なる実験 4
9月6日(日) 成人年齢の引き下げ 4
9月30日(水) 男の顔は履歴書 4
10月2日(金) 新学習指導要綱 4
10月22日(木) 道徳教育と新保守主義 4
11月25日(水) 英語科指導会 4
12月7日(月) 第3回目の教員採用募集 4
・ 常勤講師の先生方は私の書いたもののうち、どのようなものに「関心があるのか?」大変に興味があったのである。31名の比較的若い世代の教員がどのようなテーマを20件選択し、どれをトップ3に上げてくるのか私はいささか「興奮するほど関心」があったのである。
・ 結論から言えば公式メッセージの方は全てを下表に挙げているが28名の先生が11件の中から9件を選んでくれている。トップ3は「扶桑社版中学校社会科教科書の選択」「臥薪嘗胆」「私立学校のOJT」が来ている。「扶桑社の教科書採用」がトップに来ているのは正直「思いがけない誤算」とも言える。「へー」という感じである。
・ 「嬉しい」とも思う。本校設立の経緯や建学の精神を考えた時に「学校改革の集大成」として「わが国の文化と郷土」を比較的重要視している扶桑社版教科書が必須と私は考えた。理事長校長と社会科の教員で検討に検討を重ね、「外部からの干渉」などあったのだが押し切って採用を決めたのである。これについて「関心を持ってくれた」というのが嬉しいことなのである。
・ 常勤講師の先生方は最初に「伊勢修養学舎」に参加して貰うのだが、どの先生もこの学校行事に参加して初めて「本校のアイデンティティ」を確認されるのである。このように少なくとも「左翼的」でない面を有しておられるのは「頼もしい限り」である。
・ 校長メッセージに関して言えば「ノミネートされたブログは199件」にのぼり、総計の354件に対して実に「56%をカバー」している。このことからもまさに「教員いろいろ」というのが分かる。経歴、教科、今までの人生全てを含めた「人それぞれの思いや考えは異なる」ということがこの例からも分かるのである。
・ 一応「4人以上の先生がセレクトした件数が54件」となる。354件の内54件だから15%については4人以上の常勤講師がトップ3に入れたもとになる。そしてトップは8月11日の日記「行き過ぎた子ども中心主義?」と9月2日の「教師力を高める」が来たのである。次に「教え子とは」が15人、13人となると「教員と教諭と教師と先生」「授業評価と授業参観」である。一覧表を下表に示す。
・ これらの結果から私は思うのだが「やはり学校の先生は真面目」であるということである。教師を職業として選択した限り子どもとの接触が嫌いではこの仕事は勤まらないが、基本的に教師は当然の帰結として「子ども、生徒のことに関心」が行っていることがこの常勤講師の選択からも分かった。これを見て私は「大いに安心し喜んだ」のである。
・ しかし今回は理事長校長が354件のブログを突きつけて意見を述べよと来たから「このような選択と意見表明が可能」となったのであり、これらが全く眼前に無い場合、どこまで「自分の力でテーマを揃え、論評することが出来るか」ということである。ここに気づかないといけない。
・ 一応大学を出ておれば「眼前に本を出され」「この感想文を書け」といわれて書けない様な人間は居ないだろう。問題は自らこれら校長日記に書かれている「教育テーマについて自らが課題を整理し論点をまとめる力」をつけていかなければならない。
・ そのためには「教師は謙虚に生涯学習」である。これは当然専任教諭にも当て嵌まることである。これさえ続けている限り「良い先生」と言われるであろう。少なくとも「傲慢、傲岸不遜の教師馬鹿」と言われるようになってはならない。
公式メッセージ
日付 タイトル
2009/10/27 扶桑社版中学校社会科教科書の採択 7
2009/10/23 臥薪嘗胆 6
2009/ 6/ 5 私立学校のOJT」 4
2009/ 7/31 「今、この時を大切にする」 3
2009/ 1/17 本年の学校経営と校務運営の重要な視点 2
2009/ 4/ 6 「夢いっぱい」 2
2009/ 6/10 「関西大学と連携いたしました」 2
2009/ 2/28 「今を生きる」 1
2010/ 1/25 公立高校の授業料無償化と私立高校の経営 1
校長日記
日付 タイトル 件数
8月11日(火) 行き過ぎた子ども中心主義? 18
9月2日(水) 教師力を高める 18
7月24日(金) 教え子とは 15
6月17日(水) 教員と教諭と教師と先生 13
12月2日(水) 授業評価と授業参観 13
11月24日(火) 国語科の某常勤講師 11
2月3日(火) オンリーワンよりナンバーワンへ 10
2月9日(月) その2:ゼロ・トレランス教育理論 9
11月4日(水) 少人数展開 9
5月4日(月) 体罰訴訟 8
6月5日(金) 生徒の怪我 8
6月15日(月) 校内暴力急増 8
5月28日(木) 中学か高校か 7
6月9日(火) その2:関西大学との連携調印式 7
7月15日(水) 歩く広告塔になれ 7
8月1日(土) 教育は人生前半の社会保障 7
8月9日(日) 親の経済力と子どもの学力 7
10月16日(金) 想定:大学スポーツ推薦入学某重大事件 7
10月29日(木) 高校授業料無償化 7
11月18日(水) 学校の先生が国を滅ぼす 7
3月11日(水) OJTと職場風土 6
9月1日(火) リーダー論 6
11月9日(月) 宗教教育 6
11月26日(木) 教員のレポート 6
12月20日(日) 教職員雅楽団の編成 6
2月6日(金) 教育バウチャー制度 5
3月7日(土) その2:「報連相」第2弾 5
4月12日(日) 多聞尚学館開館式 5
4月18日(土) 学校はこのようにして変わっていく 5
6月29日(月) 浪速ボーイスカウト団結成 5
8月10日(月) 学校の教科書 5
8月26日(水) その2:扶桑社の教科書採択 5
10月10日(土) 簡略版浪速祭だー! 5
11月1日(日) 第2回中学校体育大会 5
12月8日(火) 常勤講師先生との面談 5
12月21日(月) 教育雑誌 5
12月26日(土) 精神疾患にかかる先生 5
3月10日(火) 教職員への指導事例 4
3月17日(火) ICカード化 4
3月26日(木) 多聞使用開始 4
3月28日(土) 専任教諭採用 4
4月16日(木) その1:多聞週末スペシャル 4
4月25日(土) 新武道館建設宣言 4
4月27日(月) 性教育指導 4
6月12日(金) 私立学校の破綻 4
7月22日(水) 五十鈴川の禊 4
9月5日(土) 英語教育の偉大なる実験 4
9月6日(日) 成人年齢の引き下げ 4
9月30日(水) 男の顔は履歴書 4
10月2日(金) 新学習指導要綱 4
10月22日(木) 道徳教育と新保守主義 4
11月25日(水) 英語科指導会 4
12月7日(月) 第3回目の教員採用募集 4