・ 中学校の職員室の「模様替え」をしている。中学教頭も替わり、新しい先生も入ってくるし、何より4月からは「関西大学連携浪速中学校」として新たにスタートするから「気分一新」として私から指示したものである。
・ 朝方「正門に新しい表札」を取り付け、それには白い布で覆って明日の理事会の前に全理事や評議員に披露する予定で進んでいたが「手違い」があって今日には出来ないことになった。「仕事の進め方が甘い」。まあ4月6日の入学式に間に合えば良かろう。
・ 中学校が入っている建物は「新館」と言って本校では最も新しい校舎である。しかし暦年の使用でペンキがはがれたりしている部分が目立ってきたので「塗装」もしている。「化粧直し」である。
・ 昨日は「多聞尚学館からアップライトピアノ」も運ばれてきた。元もと旧多聞小学校の備品であったが購入時に付属物として入手したものである。外観も中味もまだ十分使えると言うことで本校で使うことにしたものである。旧多聞小学校の関係者もこのピアノが浪速中学校で息を吹き返すのだから喜んで頂けるだろう。
・ 「4月からは高校にも音楽の教科が誕生」する。それでもう一台ピアノを必要としたのである。従来の技術室を音楽の授業も出きるように改造した。これで2部屋音楽の授業が出来る部屋が出来たことになる。
・ 従来の「高校の芸術選択は美術オンリー」であったものに「新たに音楽選択を加えた」ものである。元来は「書道」もあるべきであるが残念ながら書道室がどうしても取れないから、これは新校舎建設後になろう。
・ 評議員会でも神社神道の学校だから「書道を考えるべき」とのご意見を頂いているのだが何しろ部屋が無いのである。仕方が無い。芸術選択で言えば当初は新高校1年生の希望調査では音楽が多いと踏んでいたが結果は我々の予想を覆して美術6対音楽4であった。
・ その理由としてまだ女生徒比率が32%程度で少ないのと男子生徒は「声を出して歌うのが恥ずかしいのとちゃうか」との意見に落着いているのである。今日的生徒は軽音楽は好きでも高校授業の音楽は少し引いているのかなと思う。
・ 中学校職員室には18名の先生が詰めて合計9クラスの面倒を見てもらうことになる。機能的な使いやすい明るい部屋が良いと思う。今まではパソコンの配線はいわゆる「たこの足」配線で床を走り回っていたから今度良い機会と思って「フリーアクセス」方式として床をかさ上げした。
・ これなら縦横無尽に個人パソコンや共同パソコンが配備されて使えるだろう。とにかく私はこの3年間中学校に応援をしてきた。今後とも中学校への支援を惜しまない積りである。中学校は本校の「財産」である。それは「大きな可能性を占めている」からである。
・ 当然高校も重要である。言を待たない。しかし中学は6年間本校に学ぶのである。大きな責任がある。「少子化時代」で今後ますます「私立中学校の未来」は厳しいと思う。それでも中学を廃止する気にはなれない。「虎の子の中学生」である。6年間一貫して教育できる対象である。言い換えれば「浪速一筋」の生徒たちであり、その思いは特別な物がある。
・ 我々は誠意を持って「関西大学連携浪速中学校」を説明し入学して頂く努力を今後とも継続して行う必要がある。これは「絶対的なテーマ」である。ようやく3年間で、この3年と言う短い期間で1学年1クラスが3クラスまで増えてきた。「上昇気流」にあることは間違いない。
・ いささかショッキングな記事が出ていた。3月1日の日経朝刊であるが見出しは「中学受験ブーム沈静化」というものだ。今年の首都圏の様相を示した分析記事なのだが「不況の影響」と「公立一貫校の定員増」で首都圏の私立中学受験者は前年同期より3.5%低減していると報じている。
・ データの提供は森上教育研究所代表の森上氏なのだが私は私立中学受験の「大きなサイクル」に注目する。90年代初頭から90年代末期にかけて中学受験率は急上昇し急降下した。前回の沈静化は「バブルとバブルの崩壊」が主因であったと森上氏は指摘している。これには全く異論はない。
・ ご家庭の可処分所得が減少したから公立に戻っただけの話である。しかし今回の沈静化はどのように見るかである。確かに「リーマンショック」による100年に一度の経済危機が影響したとみることは出来るがこれだけでは説明が出来ないと思うのである。
・ まず大幅な公立中高一貫校の定員増があるのも正しいだろう。しかしこの大幅な定員増でも「私立中学受験者数の低減がこの程度で済んでいるという現実に何かヒント」があるような気がするのである。
・ もう一つは「伸びている私立中学は伸びている」のである。ここがポイントである。即ち「今私立中学で起きつつある現象は今までとは違った新たな視点を有した私立中学志望者層を生み出している」ということではないかと考えるのだ。
・ 大体今までの進路決定の大きな要素と言えば「まず偏差値」であった。即ち偏差値で学校がランク付けされていたが今後の私立中学は単純にこのような考えだけでは生徒を集められないと言うことではないのか。
・ 一つの学校で「様々な生徒を包含し」特徴ある教育を展開する私立中学こそ「強い中学」となるのではないか。このことは従来からの私立中高を単なる学力レベルからだけで見ると言うことではなくて「教育総合力」が問われていると私は受け止めているのである。
・ そして私立中学校がますます「ファミリー化」していくのである。しかし考えて見れば私立学校は元来が「私的なもの」とすればその意味は分かるのである。正直言って私立中学の今後は全く読めないが、言えることは「特徴ある魅力的な学校作り」をしていくかどうかにかかっていることだけは間違いない。
・ 4月から浪速中学校の生徒にも「多聞尚学館での宿泊合宿」をやるよう強く奨めた。又ファミリー化の一環施策で「兄弟姉妹同時在籍のご家庭」には思い切った授業料の減免措置をすることとした。
・ 現実に兄弟3人が本校に通学してくれてご家庭もあり感謝に耐えない。3人分の授業料は極めて大きい。このような家庭にいささかなりとも支援するのは当然と考え従来の入学金免除に加えて授業料も「2人目、3人目で相当の減免」を行うことを内定したのである。
・ ありとあらゆる方策を使って平成23年度入学の中学生を確保しなければならない。まだ本年度の入学式も終わっていないのに「何を言うか」という声もあろうが、既に活動は始まっているのである。
・ 対象は小学校6年生、まずお兄ちゃんお姉ちゃんが本校に通学しているなら、まず本校に入学して頂く努力からやらねばならない。学校の良さの一つの証明は「兄弟姉妹の同時在籍の数」からも伺えるのである。本校にはそれが多い。
・ 朝方「正門に新しい表札」を取り付け、それには白い布で覆って明日の理事会の前に全理事や評議員に披露する予定で進んでいたが「手違い」があって今日には出来ないことになった。「仕事の進め方が甘い」。まあ4月6日の入学式に間に合えば良かろう。
・ 中学校が入っている建物は「新館」と言って本校では最も新しい校舎である。しかし暦年の使用でペンキがはがれたりしている部分が目立ってきたので「塗装」もしている。「化粧直し」である。
・ 昨日は「多聞尚学館からアップライトピアノ」も運ばれてきた。元もと旧多聞小学校の備品であったが購入時に付属物として入手したものである。外観も中味もまだ十分使えると言うことで本校で使うことにしたものである。旧多聞小学校の関係者もこのピアノが浪速中学校で息を吹き返すのだから喜んで頂けるだろう。
・ 「4月からは高校にも音楽の教科が誕生」する。それでもう一台ピアノを必要としたのである。従来の技術室を音楽の授業も出きるように改造した。これで2部屋音楽の授業が出来る部屋が出来たことになる。
・ 従来の「高校の芸術選択は美術オンリー」であったものに「新たに音楽選択を加えた」ものである。元来は「書道」もあるべきであるが残念ながら書道室がどうしても取れないから、これは新校舎建設後になろう。
・ 評議員会でも神社神道の学校だから「書道を考えるべき」とのご意見を頂いているのだが何しろ部屋が無いのである。仕方が無い。芸術選択で言えば当初は新高校1年生の希望調査では音楽が多いと踏んでいたが結果は我々の予想を覆して美術6対音楽4であった。
・ その理由としてまだ女生徒比率が32%程度で少ないのと男子生徒は「声を出して歌うのが恥ずかしいのとちゃうか」との意見に落着いているのである。今日的生徒は軽音楽は好きでも高校授業の音楽は少し引いているのかなと思う。
・ 中学校職員室には18名の先生が詰めて合計9クラスの面倒を見てもらうことになる。機能的な使いやすい明るい部屋が良いと思う。今まではパソコンの配線はいわゆる「たこの足」配線で床を走り回っていたから今度良い機会と思って「フリーアクセス」方式として床をかさ上げした。
・ これなら縦横無尽に個人パソコンや共同パソコンが配備されて使えるだろう。とにかく私はこの3年間中学校に応援をしてきた。今後とも中学校への支援を惜しまない積りである。中学校は本校の「財産」である。それは「大きな可能性を占めている」からである。
・ 当然高校も重要である。言を待たない。しかし中学は6年間本校に学ぶのである。大きな責任がある。「少子化時代」で今後ますます「私立中学校の未来」は厳しいと思う。それでも中学を廃止する気にはなれない。「虎の子の中学生」である。6年間一貫して教育できる対象である。言い換えれば「浪速一筋」の生徒たちであり、その思いは特別な物がある。
・ 我々は誠意を持って「関西大学連携浪速中学校」を説明し入学して頂く努力を今後とも継続して行う必要がある。これは「絶対的なテーマ」である。ようやく3年間で、この3年と言う短い期間で1学年1クラスが3クラスまで増えてきた。「上昇気流」にあることは間違いない。
・ いささかショッキングな記事が出ていた。3月1日の日経朝刊であるが見出しは「中学受験ブーム沈静化」というものだ。今年の首都圏の様相を示した分析記事なのだが「不況の影響」と「公立一貫校の定員増」で首都圏の私立中学受験者は前年同期より3.5%低減していると報じている。
・ データの提供は森上教育研究所代表の森上氏なのだが私は私立中学受験の「大きなサイクル」に注目する。90年代初頭から90年代末期にかけて中学受験率は急上昇し急降下した。前回の沈静化は「バブルとバブルの崩壊」が主因であったと森上氏は指摘している。これには全く異論はない。
・ ご家庭の可処分所得が減少したから公立に戻っただけの話である。しかし今回の沈静化はどのように見るかである。確かに「リーマンショック」による100年に一度の経済危機が影響したとみることは出来るがこれだけでは説明が出来ないと思うのである。
・ まず大幅な公立中高一貫校の定員増があるのも正しいだろう。しかしこの大幅な定員増でも「私立中学受験者数の低減がこの程度で済んでいるという現実に何かヒント」があるような気がするのである。
・ もう一つは「伸びている私立中学は伸びている」のである。ここがポイントである。即ち「今私立中学で起きつつある現象は今までとは違った新たな視点を有した私立中学志望者層を生み出している」ということではないかと考えるのだ。
・ 大体今までの進路決定の大きな要素と言えば「まず偏差値」であった。即ち偏差値で学校がランク付けされていたが今後の私立中学は単純にこのような考えだけでは生徒を集められないと言うことではないのか。
・ 一つの学校で「様々な生徒を包含し」特徴ある教育を展開する私立中学こそ「強い中学」となるのではないか。このことは従来からの私立中高を単なる学力レベルからだけで見ると言うことではなくて「教育総合力」が問われていると私は受け止めているのである。
・ そして私立中学校がますます「ファミリー化」していくのである。しかし考えて見れば私立学校は元来が「私的なもの」とすればその意味は分かるのである。正直言って私立中学の今後は全く読めないが、言えることは「特徴ある魅力的な学校作り」をしていくかどうかにかかっていることだけは間違いない。
・ 4月から浪速中学校の生徒にも「多聞尚学館での宿泊合宿」をやるよう強く奨めた。又ファミリー化の一環施策で「兄弟姉妹同時在籍のご家庭」には思い切った授業料の減免措置をすることとした。
・ 現実に兄弟3人が本校に通学してくれてご家庭もあり感謝に耐えない。3人分の授業料は極めて大きい。このような家庭にいささかなりとも支援するのは当然と考え従来の入学金免除に加えて授業料も「2人目、3人目で相当の減免」を行うことを内定したのである。
・ ありとあらゆる方策を使って平成23年度入学の中学生を確保しなければならない。まだ本年度の入学式も終わっていないのに「何を言うか」という声もあろうが、既に活動は始まっているのである。
・ 対象は小学校6年生、まずお兄ちゃんお姉ちゃんが本校に通学しているなら、まず本校に入学して頂く努力からやらねばならない。学校の良さの一つの証明は「兄弟姉妹の同時在籍の数」からも伺えるのである。本校にはそれが多い。