2010年2月8日月曜日

2月8日(月)硬式野球部のユニフォームを更新











・ 堺市に求めた「校外グラウンド」の整備が着々と進んでいる。6日の土曜日、寒い日であったが「多聞尚学館」に出かける途中に進捗を確認するために立ち寄ったのである。「立ち寄れる場所」だからまことに「好都合」である。
・ ようやくグラウンド上には何も「不用物」がなくなってきた。実はこのグラウンドは地域の少年野球チームが従来から野球練習場として使っっていたらしく、小さなネットや投光器、簡易のトイレなどあったのである。「地主さんのご好意」で土地を無償で使わせて貰っていたらしい。
・ それがこの度本校への「所有権移転」となり、堺市の行政当局からも正式に運動場としての都市計画が認定された時点で地主さんから「撤去」をお願いしたところ、気持ち良く、現在撤去作業をしてくれているのである。
・ 「お気の毒」ではあるが当方の立場としては「本校の生徒の為に資金を投入する」のであってこれは致し方ないと考えている。しかし年がら年中ここを使っていくわけではない。
・ 校内考査のときは「試験前1週間は部活動禁止」であるし、使える機会がまったく無くなるというわけでもない。私は「空いている時は是非お使いください」と関係者には言っているのである。
・ 地域のリトルリーグから天分溢れる子どもたちが「浪速高校で野球をやりたい」と言って本校を志望してくれるとありがたい事だと考えているのである。あくまで「本校の所有物」であり、別途「校地」として大阪府に認定をしてもらうべく申請するだけに「第三者の所有物が混在」する事態は許されないことなのである。
・ ほぼ図面が完成した。「防球ネットの柱が51本」という広さである。高さはほぼ半分のポールが20メートルの高さで「ファウルボール」が簡単には外に飛び出してはいかないだろう。「バックネット」も立派なものとして「観覧のための席」も用意する。

・ 本校の野球部は最近では実は大阪の「強豪校」として知られているのである。平成3年と13年には「春の選抜甲子園」に出場を果たした。特に2001年の大会の時は準々決勝まで勝ち進み、この年の優勝校であった沖縄の宜野座に2対4で惜敗した時は「全国を沸かした」ものだった。オリックスの大引選手、ロッテの新里などプロ野球にも人材を輩出している。
・ この「グラウンドは多目的」と言っても主体は硬式野球部が使用することになろう。何しろ部員数が120名を超えて多いし、成績も最近ではベスト4やベスト8であり、強豪揃いの大阪でこの成績だから地方では甲子園組だと言ってくれる人は多い。
・ この野球場を使って頑張ってくれれば「三度目の甲子園」も視野に入ってくると私は想像している。今までは狭いグラウンドで「肩身の狭い」思いをさせていたが今後は「自前の野球場」をもてる訳で生徒の意識も大きくが変わってくると期待しているのである。
・ 私は野球部に対して「心機一転」、「ユニフォーム」も変えたらどうだと言っていたらこの度全部員の総意で案が纏まったという。見せて貰ったら「格好良い、垢抜けた」ものが完成していた。この「春の大会から使用」するという。

・ 「スポーツでも芸事でも重要なことは指導者」である。学校であれば「顧問の先生」と言うことになる。ところがサッカーやラグビーは「コーチ」とプロの世界では呼ぶが学校ではあくまで顧問の先生である。しかし「野球では監督」という。このような違いは何故なんだろうと思う。
・ 「高校における運動クラブはあくまで教育活動の一環」であってプロの養成機関ではないが、実質そのようになっている現実もある。大体ほとんどのスポーツクラブがそのようになっている。
・ 監督に関して言えば「外部から監督だけを招聘する」というスタイルもあるが大体は「校内の教師が監督やコーチを務める」というのが主流である。これはやはり「教育の一環」という考え方がベースにあるからである。
・ やはり授業を行い、校内で朝から放課後まで「目を光らせている」ということが大切だと私は思っている。クラブの先生とクラブ員は単なる技術だけではなくて「全人間的関係」がベースになると思うからである。
・ 本校の野球部に関して言えば現在は「外部招聘監督」である。勿論本校OBの監督さんである。3年経って4年目に入っているのではないか。ご自身のお仕事もあろうにそれを終えたら毎日学校に指導に来ていただくのは本当に申し訳ない気がする。
・ 野球部の監督を27年間も務めた前監督は本校の教諭であったが、大学に招聘されて今は本校にいない。この監督を「裏方」で支えてきた保健体育科の教諭が「ヘッドコーチ」で居たにもかかわらず外部招聘をしたのは「それなりの理由」があったのだと思う。「人事は結果が全て」である。
・ 今となってはどうでも良いことである。ただ私が見聞きした「顛末」は何時かの時点で、後世の為にこのブログに記録しておかねばなるまい。現在の監督はお人柄も良く、良い成績を上げてくれており私は感謝している。とにかく私立高校のスポーツクラブの監督というのは「微妙」なポジションであり、又「花形」なのである。しかしこれも「校長人事」であり、今後は全て私が慎重に進めて行く積りだ。 外野が「がやがや」言い過ぎる。外野は外野で黙って自分の仕事をしておけと言いたい。

・ 本日の「校務運営委員会でクラブ顧問の入れ替え」を積極的にするように指示を出した。特に運動部など土日休みなどがないのが当たり前みたいになっており、「先生方の健康問題」もある。特に現在診療中とか病気を抱えている先生にお願いするのは申し訳ないし、「私の監督責任」が問われる。
・ 若い先生がどんどん前面に出て「指導する」場面を期待したい。「月には23名もの新卒や若い常勤講師の先生が着任」する。彼らに機会を与えてやらねばならない。そして「専門性を大切にして欲しい」と思っているのである。全くの素人では仕方がなかろう。
・ 誰もいないからと言って若い先生が成り手のいない柔道に回り、専門のサッカーの指導が出来ないなんておかしな話である。クラブ活動と言えどもやる以上は「数値目標」を立てて生徒に「力を付けてやって欲しい」のである。一つでも二つでも順位を上げて欲しいのである。