・ 雨を心配したが「小雨というか霧雨」と言うか、午前中は傘は要らないような感じの天気であった。中学3年生は元気良く学校に来る。登校時間に差をつけているため大混雑とはならない。今日は「建国記念の日」で国民休日だが各中学校の進路の先生などはご出勤だろうか、電話があったりする。
・ どうも女生徒が元気だ。「アッ校長先生だ」と言って声をかけてくれるのはまず女子生徒である。今日は「トモヒコさんだ」と声をかけて来るのもいた。「名前までどうして知っているのか」と聞くと「説明書きの資料」に校長名が記されているからだと分かった。「なるほど」なのである。しかし校長に対して受験生が「トモヒコさん」と言うか。それに比べて男子生徒はおとなしい。
・ 今日の面接試験は午前中3回のグループに分けて行われた。「8時30分スタート」「10時スタート」「11時30分スタート」と「時間差攻撃?」で実施したから全く混乱なくスムースに実施できた。
・ 面接控え室を25室用意し、男子用が14室、女子用が11室である。男子女子別々で5名を1グループとして面接教員は2名の配置である。私も一教室覘いてみたが中学生はおそらく学校で訓練を受けてきたのであろうが「礼儀正しく」応対していた。全く問題なく予定通り12時30分過ぎにはすべて終了した。 面接が済めば「面接済」の印章を志願書に押印して終わりである。
・ この面接は昨年から始めたもので「基本的には学力検定と中学校の内申」以外に「受験生の人物そのもの」を確認したいという思いが背景にある。始める前には他の私立高校の実施状況や中学校サイドの意向確認なども行って「やるべし」となったものである。
・ どちらかと言えば中学校サイドとしては「歓迎の意向」だったように思う。それは中学校生徒生活指導においてある程度の「日常の抑止力」に繋がっているという考えがあったからかも知れない。
・ もう一つの大きな意義は「校則の遵守確認」と「学校アイデンティティの確認」である。アイデンティティと言っても生徒には分からないが、要は「本校は神社神道の学校」であり、「宗教的な学校行事についての参加が出来るかどうか」などの確認なのである。
・ こういう時代であるから「不用なことを聞いてはいけない」。このため面接官には「面接マニュアル」を渡して勉強して貰っている。特に5名か6名のグループ面接であり、この点も注意を要する。「個人情報」は子どもと言えども重要である。
・ 特に「子どもの権利条約」と言われ、地方の自治体で左翼勢力の主導で制定が進んでいる現在だからこそ私は「神経質」なまでに教員には注意を呼びかけている。要はマニュアル通りとし、不必要な質問などはしてはならないと厳命しているのである。
・ マニュアルの中には以下のようなことも書かれていた。「まだ本校の生徒ではありません。指導する様な口調になったり強制的と感じないように気をつけてください。」「もし校則が守れません」と返答する受験生がいた時にどうするかはここでは記さない。
・ 昨年東京の都立高校で入学面接で茶髪や軍手をして面接に来た生徒を「不合格」として「大騒ぎ」になったことは記憶に新しい。茶髪やスカート丈が異常に短い生徒がいればそれを特定しておき、中学校にフィードバックすることも視野に入れている。
・ 今日の面接の結果で合格不合格と断定は出来ないが本校の教育方針は「正しい日常生活指導が教育の根源」としており、「生指の浪速」と言われている。どうも生徒たちには「通っている話」みたいである。又保護者の本校への評価もこの点にもあると考えている。
・ 3年前の入学式当日のことが今でも忘れられない。際立った茶髪にして入学式に参加しようとした生徒を指導したらその保護者が出てきて「どうしてですか」と言われびっくり仰天したことがあった。「校則です」と言っても通らない保護者がいたことも事実なのである。
・ 午後から昨日に引き続いて「採点作業」となる。「総力戦」である。遅くなっても今日は採点を済ませ明日の「合否判定会議」に向かうことになるから教職員は大変だったと思う。しかし前にも書いたが「飯の種」である。これが出来ないなら私学の教員は務まらない。
・ そうは言っても2590人弱で5科目、計12950枚の答案用紙を100人で採点していく。それも複数回である。一人当たり113枚の計算になるから「楽な仕事」ではない。
・ 教科で進度に差があるのは仕方が無い。採点ミスはあってはならないから、時間がかかっても仕方が無い。私は「じっくり」と待った。小計し、合計して得点数を出す。それを別の人間が確認する。それの繰り返しである。
・ 採点終了後は「素点をコンピューターにインプット」する。何台ものパソコンで同時にインプットできる「最新兵器」を使って教員二人一組で声を出しながら同時に打ち込むことが出来るのである。すなわち「入試成績原資データが完成」するのである。
・ このソフトを開発してくれたのは広報情報委員会の委員長先生である。物理の先生である。素晴しいもので私は「外販が可能」と思っている。各教科でインプットしたデータが受験者数と一致した。腕を上げて頭の上で丸をしてくれた。「ぴったりデータが一致」したと全員に伝えたのである。
・ 昨年と同じく19時30分にあらかたの教員の仕事は終了した。後は教務部が合否判断資料を明日の管理職会議までに用意してくれる。明日は授業なので17時頃に「合否判定会議」となる。
・ 私は最後に「全教職員に感謝と慰労の意を表し」、今日の仕事を終えたのである。午後本降りになっていた雨はまだ少し残っていたが今年の入試は学力検定、面接、採点作業、全てが「パーフェクト」で終わったのである。
・ どうも女生徒が元気だ。「アッ校長先生だ」と言って声をかけてくれるのはまず女子生徒である。今日は「トモヒコさんだ」と声をかけて来るのもいた。「名前までどうして知っているのか」と聞くと「説明書きの資料」に校長名が記されているからだと分かった。「なるほど」なのである。しかし校長に対して受験生が「トモヒコさん」と言うか。それに比べて男子生徒はおとなしい。
・ 今日の面接試験は午前中3回のグループに分けて行われた。「8時30分スタート」「10時スタート」「11時30分スタート」と「時間差攻撃?」で実施したから全く混乱なくスムースに実施できた。
・ 面接控え室を25室用意し、男子用が14室、女子用が11室である。男子女子別々で5名を1グループとして面接教員は2名の配置である。私も一教室覘いてみたが中学生はおそらく学校で訓練を受けてきたのであろうが「礼儀正しく」応対していた。全く問題なく予定通り12時30分過ぎにはすべて終了した。 面接が済めば「面接済」の印章を志願書に押印して終わりである。
・ この面接は昨年から始めたもので「基本的には学力検定と中学校の内申」以外に「受験生の人物そのもの」を確認したいという思いが背景にある。始める前には他の私立高校の実施状況や中学校サイドの意向確認なども行って「やるべし」となったものである。
・ どちらかと言えば中学校サイドとしては「歓迎の意向」だったように思う。それは中学校生徒生活指導においてある程度の「日常の抑止力」に繋がっているという考えがあったからかも知れない。
・ もう一つの大きな意義は「校則の遵守確認」と「学校アイデンティティの確認」である。アイデンティティと言っても生徒には分からないが、要は「本校は神社神道の学校」であり、「宗教的な学校行事についての参加が出来るかどうか」などの確認なのである。
・ こういう時代であるから「不用なことを聞いてはいけない」。このため面接官には「面接マニュアル」を渡して勉強して貰っている。特に5名か6名のグループ面接であり、この点も注意を要する。「個人情報」は子どもと言えども重要である。
・ 特に「子どもの権利条約」と言われ、地方の自治体で左翼勢力の主導で制定が進んでいる現在だからこそ私は「神経質」なまでに教員には注意を呼びかけている。要はマニュアル通りとし、不必要な質問などはしてはならないと厳命しているのである。
・ マニュアルの中には以下のようなことも書かれていた。「まだ本校の生徒ではありません。指導する様な口調になったり強制的と感じないように気をつけてください。」「もし校則が守れません」と返答する受験生がいた時にどうするかはここでは記さない。
・ 昨年東京の都立高校で入学面接で茶髪や軍手をして面接に来た生徒を「不合格」として「大騒ぎ」になったことは記憶に新しい。茶髪やスカート丈が異常に短い生徒がいればそれを特定しておき、中学校にフィードバックすることも視野に入れている。
・ 今日の面接の結果で合格不合格と断定は出来ないが本校の教育方針は「正しい日常生活指導が教育の根源」としており、「生指の浪速」と言われている。どうも生徒たちには「通っている話」みたいである。又保護者の本校への評価もこの点にもあると考えている。
・ 3年前の入学式当日のことが今でも忘れられない。際立った茶髪にして入学式に参加しようとした生徒を指導したらその保護者が出てきて「どうしてですか」と言われびっくり仰天したことがあった。「校則です」と言っても通らない保護者がいたことも事実なのである。
・ 午後から昨日に引き続いて「採点作業」となる。「総力戦」である。遅くなっても今日は採点を済ませ明日の「合否判定会議」に向かうことになるから教職員は大変だったと思う。しかし前にも書いたが「飯の種」である。これが出来ないなら私学の教員は務まらない。
・ そうは言っても2590人弱で5科目、計12950枚の答案用紙を100人で採点していく。それも複数回である。一人当たり113枚の計算になるから「楽な仕事」ではない。
・ 教科で進度に差があるのは仕方が無い。採点ミスはあってはならないから、時間がかかっても仕方が無い。私は「じっくり」と待った。小計し、合計して得点数を出す。それを別の人間が確認する。それの繰り返しである。
・ 採点終了後は「素点をコンピューターにインプット」する。何台ものパソコンで同時にインプットできる「最新兵器」を使って教員二人一組で声を出しながら同時に打ち込むことが出来るのである。すなわち「入試成績原資データが完成」するのである。
・ このソフトを開発してくれたのは広報情報委員会の委員長先生である。物理の先生である。素晴しいもので私は「外販が可能」と思っている。各教科でインプットしたデータが受験者数と一致した。腕を上げて頭の上で丸をしてくれた。「ぴったりデータが一致」したと全員に伝えたのである。
・ 昨年と同じく19時30分にあらかたの教員の仕事は終了した。後は教務部が合否判断資料を明日の管理職会議までに用意してくれる。明日は授業なので17時頃に「合否判定会議」となる。
・ 私は最後に「全教職員に感謝と慰労の意を表し」、今日の仕事を終えたのである。午後本降りになっていた雨はまだ少し残っていたが今年の入試は学力検定、面接、採点作業、全てが「パーフェクト」で終わったのである。