2008年7月28日月曜日

現地7月27日(日)カルガリー一日目

・ 予定通り27日15時35分、カルガリー空港に降り立つ。一日得をしたことになる。空からみる大地は緑が深く、先ほど雨が降っていたのか路面がしっとりと濡れて、落ち着いたたたずまいをみせている。一目で良い町と分かる。
・ アルバータ州の首都でとにかく今一番の「元気印の町」がここ「カルガリー」である。石油産業が主体だから「笑いが止まらない」。都市で税金も無いという。カナディアンロッキーを抱え観光も伸び年間300万人以上だというからものすごい数だ。中東を除けば世界で今最も輝いている都市かも知れない。
・ 出迎えは積川先生となんと女生徒代表の2名が来てくれていた。これには驚いた。それに生徒がお世話になっているボンバレーカレッジの責任者のショーンさんと現地日本人の女性スタッフ、およびバンフJTBの支社長さんが来てくれていた。申し訳ないことだ。恐らく日本から「うるさいのが行くから出迎えに行くように指令」が出たものだろう。必要もないのに。
・ 短い滞在だから荷物は手提げに着替え用のガーメントバッグで機内持ち込み分だけ。スーツケースの出てくるのを待つ必要もない。リムジンのサービスでホテルハイアットリージェンシーに入る。ダウンタウン中心部でカルガリータワーのすぐ傍だ。部屋は15階である。
・ 適当な大きさで部屋からの眺望が素晴らしい。中々格調のあるホテルである。マネージャーから果物のウエルカムサービスが来る。この辺が「スタイル」である。部屋で荷物を広げ整理する。便利な世の中になったもので「備え付けのLANケーブル」を差し込めば一瞬にして「世界中とインターネット」で繋がる。持参のモバイルパソコンは大きな戦力である。
・ パソコンを持ち込まなくともテレビがパソコンに早代わりする。部屋にはキーボードだけがあるのだ。最初は意味が分からなかった。試しに副校長先生に一通メールする。学校からは副校長から定期的に報告が入るし、メールも閲覧できる。さも学校の自分の執務室で仕事をしているような錯覚にもなる。全教員は理事長校長が居ないから幾分気分的には楽だろうがこちらは遠くカナダから眺めているのだ。
・ ここ最近の「伊勢修養学舎について論考している校長日記」を参考に実務部隊で「総括」をしておくように出かける前に指示しておいたところだ。今日から中学生が神宮会館で夏季学習合宿に入る。そちらにも顔を出したいが、それは今回は無理だった。来年は是非と考えている。
・ 住金時代からの癖で荷物を解いた後、スーツをクローゼットに吊るすのだが、折りたたんだものだから「しわくちゃ」になっている。それを備え付けのアイロンで自分でプレスする。部屋にある大きなアイロン台と強力なアイロンは便利この上ない。昔は日本から小さいアイロンを持参していたものだ。
・ 昔若い頃、海外で「しわくちゃのズボン」をはいていてこっぴどく上司に叱られて以来の癖となった。それに靴も磨く。こちらのエリートビジネスマンはまず服装と靴だ。折り目のあるズボンと靴は勝負服であり、今でも最初にやる仕事はこれだ。こういうことを徹底的に教えられた。だからアイロンかけなど上手いものだ。
・ 6時にロビーで待ち合わせして近くのレストランに出かける。今日はお世話になっている現地の学校の責任者と教師2名、それにホームステイを担当してくれている現地日本人の4名を招待した。それに本校付き添いの教員2名の慰労だ。
・ 先方の勧めで「バッファローの肉」を食した。テンダーで悪くはなかったがそう旨いものではない。。カナダワインもいけた。「話は大いに盛り上がり」、終わったのは8時30分過ぎであったが外はまだ明るく緯度の高さを感じる。「白夜」だ。
・ レストランの入り口でお別れし、私はぶらぶらとホテルまでを遠回りして歩いて帰った。気温は15度前後で空気も乾燥して、本当に顔に当たる風が心地良い。関空を出る時の炎暑と蒸し暑さは何処に行ったかと言う感じだ。飛行機の中では良く寝たが眠たくなってきた。カナダ一日目の夜はこのようにして行きつつある。