2008年7月31日木曜日

現地7月30日(水)カルガリー、さらば。

・ 朝5時30分起床。ゆっくりと帰り支度をする。短い滞在ゆえに荷物は少ない。買うお土産もない。ゆっくりとバスルームを使う。こちらの国は湯船が浅いので使いにくいがそれでもバスタブがあるのが嬉しい。最後は流してシャワーとなる。
・ 副校長からのメールを見て学校の様子を知る。その後朝の散歩をかねてボンバレーカレッジに向かう。朝の7時前というのにビジネスに向かう男女が結構目に付く。皆さん、一生懸命仕事を大切にしているのだ。日本もカナダもそれは変わりはない。
・ 大学の横に大型バスの停車しているのが見える。近づくにつれそこに本校の生徒がいるのが分かる。それは同じようなスカートと青いブラウスが見てとれるからだ。各人はホームステイ先から車で送ってもらって、ここを集合場所としているのだ。
・ 「涙の別れ」の場面を観察にきたのだ。女生徒はホストファミリーとの別れを惜しんで「涙、涙」である。中には手紙を貰ったり、家族との写真に添え書きを加えて額にまで入れてもらっている者もいる。
・ 女生徒は多くの者が泣いて目を腫らしているが、男子は一向にそういうことはない。「感動的ですねー」と茶化している男子もいた。この男子は「早く帰りたい、早く帰りたい」と昨日まで元気がなかった者であるが今朝は軽口が出るくらい機嫌が良い。
・ 女生徒の中にはこちらで買ったぬいぐるみを抱いている者が数人いた。帰りの服は「制服着用」としているので、何かちぐはぐでおかしいというか滑稽である。スカートは短くし、上下のアンバランスも悪く、見た目にもセンスが疑われるというものだ。
・ 男子に一人「異様なスタイル」をしているのもがいた。なんと太い白のベルトでズボンをづり下げ、オレンジ色の、ほら小さな穴が無数にある「クリック」とかなんとかいうサンダルっぽい、あれは靴とはいえない代物を履いているのが居た。見ている方が恥ずかしかった。
・ 少し遅れてバスは空港に向かって出発。私はホテルに戻り朝食。その後支払いを済ませ、車でカルガリー空港へ。小雨となってきたが、乙なものである。予定通り10時離陸、バンクーバーに着陸。長いコンコースを歩いて国際線に向かう。
・ エアカナダのラウンジに入り「最後の現地レポート」をまとめている。全日空のメンバーだが「アライアンス」でエアカナダのラウンジも使える。インターネットもすべて無料で一瞬にして世界と繋がる。
・ そういえばホテルでは一日14ドルの接続料を要求されていた。ホテルはすべてが高い。今現地時間11時10分、カルガリーとバンクーバーは時差が1時間、日本は31日の夜中の3時10分、皆さんぐっすりとお休みだろう。
・ 僕はもう体がこちらになれて普通だ。今から2時間後離陸する。関空到着は31日15時45分頃AC35便だ。飛行機ではひたすら寝るだけだ。このような忙しい海外出張は初めてだった。しかし多くの知識と経験を加えた。
・ 副校長によれば飛翔館高校が近畿大学泉州高校となるという。立命館初芝と言い、なんでもかんでも大学グループ入りを表明しているが、経営が苦しくなってのことである。「本校は安い身売りはしない」。面白くなってきた。早く帰ろう。又戦闘モードになってきつつある。
・ それではこれでカナダ現地レポートを終わります。報道は浪速高校、木村でした。