・ 今日は第一回高校入試説明会である。実は昨夕も気になって体育館に準備状況を見に行ったのだが職員は悪戦苦闘していた。何かと言うと購入した180インチの大型スクリーンの設置状況である。
・ しかし「大きい」。これだと打つ映像にも迫力があるし体育館の後部でも映像は十分見える。何しろお金のない中でも100万円以上も出して今日の日のために準備したものだ。ところが問題があるという。
・ DVDの映像がスムースに映らず停止したり飛んだり、確かにこれでは意味はない。担当者と納入業者に厳しく申し渡した。明日までに「万全にせよ」と。今朝一番、「OKです」と来た。「良かった」。パソコンの送り出し能力か何か知らないが問題を突き止めてパソコンをとっかえひっかえしてようやく直ったのだという。
・ 今年は「学ナビ」と「得ナビ」とう二つのビデオが手に入り、いずれもその出来が大変に良く、保護者が来られて開式までの時間に繰り返し映像を流すようにしたのである。言ってみれば映画の本編は始まる前のコマーシャルフィルムを流すと言うところである。
・ 昨年の第一回目には保護者同伴で参加者が600人弱であったが果たして本年はどうなのであろうか。第一回目に参加する生徒はどのような子どもたちであろうか。本校は11月、12月と3回実施市、やはり12月が「本番に近い感じ」となるが、出足を見る上で今日の参加者数には興味があった。
・ 基本的に教職員総出での対応となる。電車の駅3箇所には「立ち番」がおり「道案内」を置いたりする「心配り」が結構人気の的になったりする。「私学」とはそういうところだ。公立の教員には出来ない相談だろう。
・ 嬉しいのはブラスバンド部だ。正門から入ってくる中学生とその保護者を演奏で迎えてくれている。2年間に渡って数百万の楽器を購入して支援したことを生徒は知っているからこういう時に私が言わなくともちゃんと自主的にしてくれる。その横では狭い場所を使って部活の練習だ。本当に良い学校になった。
・ 私学においては「生徒数」は命運を決める数値である。朝会でもなんと第1次教員採用に応募してきた先生方の数が昨年の109名に対して190名を超えたと言う。担当の副校長は驚いている。
・ これから先第2次、第3次と総数は500名を超えるのではないか。昨年が300名だった。一体どういう現象なのだろうか。昨日ほぼ全国の公立教員の採用試験の発表があった。
・ 大阪府、大阪市もそうであったが応募者、合格者が減少しており、橋下改革による給与削減の影響とか新聞にはあったが、それだけではあるまい。今「私学が面白い」のだ。本校の応募にも近隣の兵庫県からと言う人もいるとのこと。生徒数は4クラスという私学もあるらしい。厳しい世の中になってきた。
・ 私は副校長にいうのだ。「良い教師は財産」。目を見開いて「探して欲しい」と。そして今いらっしゃってる常勤講師の先生方も「本校のカラーに合致しない先生方を引き伸ばしては失礼に当たる。」そういう先生方には「選択権」があり当方にも「選択権」がある。粛々と進めるように指示したのだ。
・ さて入試説明会などの式典では通常、トップの挨拶は冒頭に行うものだが本校では私の強い意向で私が「トリ」即ち最後を締める。先に担当者が具体論を説明して最後に校長が「教育方針」などを強調する方式にしている。要は全ての式がこのような「演出」というか舞台設計されておりここが重要だと教職員には常日頃言っているのだ。
・ 私がお話した点は三つ、まず全国学力調査結果、関西大学との連携、そして授業料の値上げのお願いだ。しかし与えられた時間は10分強だから要領よくテンポ良くしなければならない。それで今日は「パワーポイント」を使った。結果、私の思いは十分に伝わったと思う。
・ 実は以上の文は「昨年10月25日の第1回高校入試説明会の日のブログ」である。「まったくそのまま使える文章」である。かように「学校と言うのは同じことの繰り返し」なのである。日にちも一日違いだけである。しかしそこに「一工夫」入れれるかどうかにかかっていると私は思っている。
・ 変わったところを上げれば「DVDビデオ」は全く新しいものだし、第一「多聞尚学館」のことなど一切ない。勿論「数値」は異なる。やはり微妙に違ってくるのである。「参加者も昨年より増えている」。嬉しい限りだ。
・ 又例えば教員採用の応募者は昨年は190名であったが今年は230名を軽く超えたと副校長は言う。「浪速で働きたいと言う教師や新卒の方々」が増えているのはある面「学校の勢い」を示していないか。しかしますます「狭き門」になっている。申し訳ない。
・ 「学校は行事消化型社会」と私は名づけたが最近ではつくづくそのような気がする。最近ではそれでも仕方がないなと思わないでもないが、年を取ったのかも知れない。しかし自分を「鼓舞」して、やはりここは「批判精神の意識」を変えてはならないと思っているのだ。
・ 「一工夫も二工夫」も入れないと「マンネリ」になってしまいそれは結局参加者に伝わって決して良い結果を生まないと思う。そのことを何時も入試広報室に言っているのである。「少しでもどこかを変えよ」と。
・ しかし昨日の朝刊で報道していたが大阪の公立高校の定員をなんと「1000人の増員」を図るという。国が始める「高校の授業料無償化」に伴い「公立志向」が強まっており、公立の受け入れ態勢の整備だろうが「私学には極めて辛い話」である。
・ 橋下知事の言われた「公私比率7対3」の枠組みが遂に崩されることとなった。「公私共存時代の終焉」である。今年の府内の高校進学率は景気悪化の影響で見込みから1000名少なかったところに加えて、今回の決定は私学には「ハンマーパンチ」となろう。
・ これで終わりとはならないだろうから大阪では「私学冬の時代」というか「氷河期時代の到来」である。他府県でこのようなところはあるのか。少なくとも近畿2府4県で大阪のようなところはあるまい。「義理も人情」もあったものではない。
・ 今年から大阪府で起きた「私学回避公立志向」の流れは止まらないだろう。「私学助成の削減」と合わせて公立定員の増大は「私学の淘汰」を視野に入れている。確かに公立はどんどん学校数を減らしてきているが私学は一校なりとも減ってはいない。
・ 私は21年度は新たな施策展開はせず「熟成期間」として「厳しい合理化策」はして来なかったが「来年春の入学者数」によっては新校舎建設のために「新たな合理化努力」を教職員にお願いせざるを得ない局面が出てくるかも知れない。遂に「正念場」が来た感じがする。
・ 中間試験が済み、「多聞尚学館の週末スペシャル」が始まったので久しぶりに様子を見に行った。気候の変化、すなわち「寒さ」を気にしたのである。今日は中学と高校が来ているのだが「中学生は可愛い」。明るくてのびのびしている。しかし本気で「勉強する気」など感じられない。「修学旅行感覚」で多聞に来ているみたいで困ったものだ。「親の心子知らず」とはこのことだろう。
・ しかし「大きい」。これだと打つ映像にも迫力があるし体育館の後部でも映像は十分見える。何しろお金のない中でも100万円以上も出して今日の日のために準備したものだ。ところが問題があるという。
・ DVDの映像がスムースに映らず停止したり飛んだり、確かにこれでは意味はない。担当者と納入業者に厳しく申し渡した。明日までに「万全にせよ」と。今朝一番、「OKです」と来た。「良かった」。パソコンの送り出し能力か何か知らないが問題を突き止めてパソコンをとっかえひっかえしてようやく直ったのだという。
・ 今年は「学ナビ」と「得ナビ」とう二つのビデオが手に入り、いずれもその出来が大変に良く、保護者が来られて開式までの時間に繰り返し映像を流すようにしたのである。言ってみれば映画の本編は始まる前のコマーシャルフィルムを流すと言うところである。
・ 昨年の第一回目には保護者同伴で参加者が600人弱であったが果たして本年はどうなのであろうか。第一回目に参加する生徒はどのような子どもたちであろうか。本校は11月、12月と3回実施市、やはり12月が「本番に近い感じ」となるが、出足を見る上で今日の参加者数には興味があった。
・ 基本的に教職員総出での対応となる。電車の駅3箇所には「立ち番」がおり「道案内」を置いたりする「心配り」が結構人気の的になったりする。「私学」とはそういうところだ。公立の教員には出来ない相談だろう。
・ 嬉しいのはブラスバンド部だ。正門から入ってくる中学生とその保護者を演奏で迎えてくれている。2年間に渡って数百万の楽器を購入して支援したことを生徒は知っているからこういう時に私が言わなくともちゃんと自主的にしてくれる。その横では狭い場所を使って部活の練習だ。本当に良い学校になった。
・ 私学においては「生徒数」は命運を決める数値である。朝会でもなんと第1次教員採用に応募してきた先生方の数が昨年の109名に対して190名を超えたと言う。担当の副校長は驚いている。
・ これから先第2次、第3次と総数は500名を超えるのではないか。昨年が300名だった。一体どういう現象なのだろうか。昨日ほぼ全国の公立教員の採用試験の発表があった。
・ 大阪府、大阪市もそうであったが応募者、合格者が減少しており、橋下改革による給与削減の影響とか新聞にはあったが、それだけではあるまい。今「私学が面白い」のだ。本校の応募にも近隣の兵庫県からと言う人もいるとのこと。生徒数は4クラスという私学もあるらしい。厳しい世の中になってきた。
・ 私は副校長にいうのだ。「良い教師は財産」。目を見開いて「探して欲しい」と。そして今いらっしゃってる常勤講師の先生方も「本校のカラーに合致しない先生方を引き伸ばしては失礼に当たる。」そういう先生方には「選択権」があり当方にも「選択権」がある。粛々と進めるように指示したのだ。
・ さて入試説明会などの式典では通常、トップの挨拶は冒頭に行うものだが本校では私の強い意向で私が「トリ」即ち最後を締める。先に担当者が具体論を説明して最後に校長が「教育方針」などを強調する方式にしている。要は全ての式がこのような「演出」というか舞台設計されておりここが重要だと教職員には常日頃言っているのだ。
・ 私がお話した点は三つ、まず全国学力調査結果、関西大学との連携、そして授業料の値上げのお願いだ。しかし与えられた時間は10分強だから要領よくテンポ良くしなければならない。それで今日は「パワーポイント」を使った。結果、私の思いは十分に伝わったと思う。
・ 実は以上の文は「昨年10月25日の第1回高校入試説明会の日のブログ」である。「まったくそのまま使える文章」である。かように「学校と言うのは同じことの繰り返し」なのである。日にちも一日違いだけである。しかしそこに「一工夫」入れれるかどうかにかかっていると私は思っている。
・ 変わったところを上げれば「DVDビデオ」は全く新しいものだし、第一「多聞尚学館」のことなど一切ない。勿論「数値」は異なる。やはり微妙に違ってくるのである。「参加者も昨年より増えている」。嬉しい限りだ。
・ 又例えば教員採用の応募者は昨年は190名であったが今年は230名を軽く超えたと副校長は言う。「浪速で働きたいと言う教師や新卒の方々」が増えているのはある面「学校の勢い」を示していないか。しかしますます「狭き門」になっている。申し訳ない。
・ 「学校は行事消化型社会」と私は名づけたが最近ではつくづくそのような気がする。最近ではそれでも仕方がないなと思わないでもないが、年を取ったのかも知れない。しかし自分を「鼓舞」して、やはりここは「批判精神の意識」を変えてはならないと思っているのだ。
・ 「一工夫も二工夫」も入れないと「マンネリ」になってしまいそれは結局参加者に伝わって決して良い結果を生まないと思う。そのことを何時も入試広報室に言っているのである。「少しでもどこかを変えよ」と。
・ しかし昨日の朝刊で報道していたが大阪の公立高校の定員をなんと「1000人の増員」を図るという。国が始める「高校の授業料無償化」に伴い「公立志向」が強まっており、公立の受け入れ態勢の整備だろうが「私学には極めて辛い話」である。
・ 橋下知事の言われた「公私比率7対3」の枠組みが遂に崩されることとなった。「公私共存時代の終焉」である。今年の府内の高校進学率は景気悪化の影響で見込みから1000名少なかったところに加えて、今回の決定は私学には「ハンマーパンチ」となろう。
・ これで終わりとはならないだろうから大阪では「私学冬の時代」というか「氷河期時代の到来」である。他府県でこのようなところはあるのか。少なくとも近畿2府4県で大阪のようなところはあるまい。「義理も人情」もあったものではない。
・ 今年から大阪府で起きた「私学回避公立志向」の流れは止まらないだろう。「私学助成の削減」と合わせて公立定員の増大は「私学の淘汰」を視野に入れている。確かに公立はどんどん学校数を減らしてきているが私学は一校なりとも減ってはいない。
・ 私は21年度は新たな施策展開はせず「熟成期間」として「厳しい合理化策」はして来なかったが「来年春の入学者数」によっては新校舎建設のために「新たな合理化努力」を教職員にお願いせざるを得ない局面が出てくるかも知れない。遂に「正念場」が来た感じがする。
・ 中間試験が済み、「多聞尚学館の週末スペシャル」が始まったので久しぶりに様子を見に行った。気候の変化、すなわち「寒さ」を気にしたのである。今日は中学と高校が来ているのだが「中学生は可愛い」。明るくてのびのびしている。しかし本気で「勉強する気」など感じられない。「修学旅行感覚」で多聞に来ているみたいで困ったものだ。「親の心子知らず」とはこのことだろう。