・ ここ2週間ほど「新型インフルエンザ」は本校の方向を避けてくれたと見えて、感染で学校を休んでいた生徒の数は学校全体で2名程度台で推移してきていた。ところが今週月曜日26日から徐々に増えてきて29日では一挙に6名となったのである。
・ テレビでは毎日新型が学校に猛威を振るっていると報道されていることに比べれば少ない数値だと思うが、とにかくまったく「先が読めない」ので困る。29日にはある特定クラスで一挙にご自宅から発熱で学校を休むという連絡が6名あり、今朝この6名は新型と診断された。すぐこのクラスを「学級閉鎖」にしたのである。朝の8時である。
・ このクラスの生徒は学校に着いて、そのまま「バイバイ」で自宅に戻ることになった。毎日がこのように電話に張り付き、数を数えて判断するのが教頭の大きな仕事になっている。仕方が無いのだが「何か変」な気がする。
・ 明日は「中学校の体育大会」であるが今朝の朝会で若し明日雨が降って中止になっても「順延」とはせず「中止」とすることを決定した。新型インフルの問題や来週以降一挙に気温が下がるとの天気予報だし、11月7日に順延してまで体育大会を強行する余裕が無くなってきたのである。
・ 朝会のもう一つの話題は「ホームページの充実」と「保護者と学校との連絡体制の強化」である。ご家庭のパソコンと携帯電話による学校との「情報往復」について少し議論をしたのである。
・ 29日の職員会議で私はこのことを教職員に訴え、その動きも出てきている。例えば本校公式サイトにある「保護者通信」欄も今までとは違って「入り易く」するように学年主任と広報情報委員長とが話し合ってくれた。
・ 今後は「携帯電話をいかに戦力化するか」だろう。これだったら「忙しいお母さん」もちょっとした時間のあるときに携帯から覘けるし逆に学校のサーバーから直接携帯電話に送信できる。別途確認したいと思っている。
・ 管理職朝会のもう一つの話題は昨日行われた「中高連臨時総会」の話であった。私は別口で神社庁の大きなイベント「関係者大会」があり、来賓としてのご挨拶もあり、事務長に代理出席してもらったのであるが議題は「高校就学セイフティネット」である。
・ 毎日毎日新聞紙上を飾る「高校授業料の無償化」について、昨日の総会で大阪の私学は足並みを揃えて大阪府とタイアップして「家庭経済問題のために高校へ行けない生徒を大阪では無くする」という行動を取ることを決したのである。
・ 橋下知事も大層ご熱心で「公立と私立足並みを揃えて」といわれ、困窮家庭には府が独自に大阪の私学に対して「特別な支援給付金を交付」してくれるということである。対象校は「私立高校就学支援推進校」と名づけるらしい。
・ 推進校の定義は現在府の私立高校の「標準授業料が55万円以下の学校」と言うことらしい。この金額を前提にして年収規模が350万円以下のご家庭には「国が24万円」、加えて「大阪府が最大31万円を上乗せ」してくれるというのだ。これで合計55万円だから「実質無償化」である。
・ 問題は授業料が55万円を超える学校であるが、これも全く問題ではない。国と府がそこまでやってくれるなら授業料が平均を超える「本校を含めた学校も支援をする」のはやぶさかではない。元々私は29日のブログでも書いているように考えていたことである。
・ すなわち本校で言えば授業料が約60万円だから「差額の5万円」を「奨金制度」で支援すればこれまた実質無償化となって大阪府内では年収350万以下で私学選択しご家庭では「授業料無償」が実現する。これは「画期的なこと」である。
・ 来年度新入生からとなっているが今居る生徒は「知らなーい!」とはならないから現在1,2年生の高校生にも何らかの対応が取られるだろう。民主党の政権交代で「高校授業料無償化政策」がこのように短時間で話が発展してきたのである。
・ 大阪府の素晴らしさは機敏に動き「全国に先駆け」て私学にも同じ制度をすべきと動いたことである。府の「私学課の大ヒット」と言ってもよい。橋下知事は元々「教育バウチャー論者」であったから、ある意味この提案は「形を変えた私学への教育バウチャー」であると考え、この案を喜んでおられるとのことである。
・ 今回の措置はある面「公私間格差の是正」であり、年収規模が350万円と制限はあるにしても「一歩前進」であり、本校としても前向きに「推進校に名乗り出る」ことを申し出たのである。すなわち「就学奨学金制度(仮称)」を制度設計」することとした。
・ 本校のご家庭でどれ位のご家庭が「年収が350万円以下」であるか統計データを詳細チェックしなければならないが、相当大きな数値になるのか府の平均くらいになるのかまだ分からない。
・ 差額5万円と言うのは「小さな数値ではない」。高校3年間で15万円であるから「経営にも影響を与える数値」であるが「デフレの世の中」「景気低迷の世の中」「雇用不安の世の中」で私学を選択してくれた生徒への「就学セイフティネット」は考えなければなるまいと私は判断したのである。そうしなければ更なる「公立回帰」が加速する可能性がある。
・ 「 新武道館」「新校舎建設」が迫ってきており、少しでも「財源を確保」しておきたいが、「浪速としての矜持」を保つために必要である。生徒が来なくなればお仕舞いである。従ってこの財源不足分は別途教職員に説明してご協力願う局面が出てくるだろう。
・ 来年度以降はまず「労働基準法」準拠の手当て類などは当然触れないからそれ以外の諸手当てなどを幾分合理化しなければなるまい。最後の最後で給与に手を付けざるを得ないが得ないがそれは最後の最後である。
・ 私は本日「臨時職員会議」を行いこの問題を説明した。明日4大紙に大阪府発表で大きな記事が出ると思うので教職員に知らせておいたほうが良いと判断したのである。新型インフル、授業料など毎日色々あって大変である。
・ テレビでは毎日新型が学校に猛威を振るっていると報道されていることに比べれば少ない数値だと思うが、とにかくまったく「先が読めない」ので困る。29日にはある特定クラスで一挙にご自宅から発熱で学校を休むという連絡が6名あり、今朝この6名は新型と診断された。すぐこのクラスを「学級閉鎖」にしたのである。朝の8時である。
・ このクラスの生徒は学校に着いて、そのまま「バイバイ」で自宅に戻ることになった。毎日がこのように電話に張り付き、数を数えて判断するのが教頭の大きな仕事になっている。仕方が無いのだが「何か変」な気がする。
・ 明日は「中学校の体育大会」であるが今朝の朝会で若し明日雨が降って中止になっても「順延」とはせず「中止」とすることを決定した。新型インフルの問題や来週以降一挙に気温が下がるとの天気予報だし、11月7日に順延してまで体育大会を強行する余裕が無くなってきたのである。
・ 朝会のもう一つの話題は「ホームページの充実」と「保護者と学校との連絡体制の強化」である。ご家庭のパソコンと携帯電話による学校との「情報往復」について少し議論をしたのである。
・ 29日の職員会議で私はこのことを教職員に訴え、その動きも出てきている。例えば本校公式サイトにある「保護者通信」欄も今までとは違って「入り易く」するように学年主任と広報情報委員長とが話し合ってくれた。
・ 今後は「携帯電話をいかに戦力化するか」だろう。これだったら「忙しいお母さん」もちょっとした時間のあるときに携帯から覘けるし逆に学校のサーバーから直接携帯電話に送信できる。別途確認したいと思っている。
・ 管理職朝会のもう一つの話題は昨日行われた「中高連臨時総会」の話であった。私は別口で神社庁の大きなイベント「関係者大会」があり、来賓としてのご挨拶もあり、事務長に代理出席してもらったのであるが議題は「高校就学セイフティネット」である。
・ 毎日毎日新聞紙上を飾る「高校授業料の無償化」について、昨日の総会で大阪の私学は足並みを揃えて大阪府とタイアップして「家庭経済問題のために高校へ行けない生徒を大阪では無くする」という行動を取ることを決したのである。
・ 橋下知事も大層ご熱心で「公立と私立足並みを揃えて」といわれ、困窮家庭には府が独自に大阪の私学に対して「特別な支援給付金を交付」してくれるということである。対象校は「私立高校就学支援推進校」と名づけるらしい。
・ 推進校の定義は現在府の私立高校の「標準授業料が55万円以下の学校」と言うことらしい。この金額を前提にして年収規模が350万円以下のご家庭には「国が24万円」、加えて「大阪府が最大31万円を上乗せ」してくれるというのだ。これで合計55万円だから「実質無償化」である。
・ 問題は授業料が55万円を超える学校であるが、これも全く問題ではない。国と府がそこまでやってくれるなら授業料が平均を超える「本校を含めた学校も支援をする」のはやぶさかではない。元々私は29日のブログでも書いているように考えていたことである。
・ すなわち本校で言えば授業料が約60万円だから「差額の5万円」を「奨金制度」で支援すればこれまた実質無償化となって大阪府内では年収350万以下で私学選択しご家庭では「授業料無償」が実現する。これは「画期的なこと」である。
・ 来年度新入生からとなっているが今居る生徒は「知らなーい!」とはならないから現在1,2年生の高校生にも何らかの対応が取られるだろう。民主党の政権交代で「高校授業料無償化政策」がこのように短時間で話が発展してきたのである。
・ 大阪府の素晴らしさは機敏に動き「全国に先駆け」て私学にも同じ制度をすべきと動いたことである。府の「私学課の大ヒット」と言ってもよい。橋下知事は元々「教育バウチャー論者」であったから、ある意味この提案は「形を変えた私学への教育バウチャー」であると考え、この案を喜んでおられるとのことである。
・ 今回の措置はある面「公私間格差の是正」であり、年収規模が350万円と制限はあるにしても「一歩前進」であり、本校としても前向きに「推進校に名乗り出る」ことを申し出たのである。すなわち「就学奨学金制度(仮称)」を制度設計」することとした。
・ 本校のご家庭でどれ位のご家庭が「年収が350万円以下」であるか統計データを詳細チェックしなければならないが、相当大きな数値になるのか府の平均くらいになるのかまだ分からない。
・ 差額5万円と言うのは「小さな数値ではない」。高校3年間で15万円であるから「経営にも影響を与える数値」であるが「デフレの世の中」「景気低迷の世の中」「雇用不安の世の中」で私学を選択してくれた生徒への「就学セイフティネット」は考えなければなるまいと私は判断したのである。そうしなければ更なる「公立回帰」が加速する可能性がある。
・ 「 新武道館」「新校舎建設」が迫ってきており、少しでも「財源を確保」しておきたいが、「浪速としての矜持」を保つために必要である。生徒が来なくなればお仕舞いである。従ってこの財源不足分は別途教職員に説明してご協力願う局面が出てくるだろう。
・ 来年度以降はまず「労働基準法」準拠の手当て類などは当然触れないからそれ以外の諸手当てなどを幾分合理化しなければなるまい。最後の最後で給与に手を付けざるを得ないが得ないがそれは最後の最後である。
・ 私は本日「臨時職員会議」を行いこの問題を説明した。明日4大紙に大阪府発表で大きな記事が出ると思うので教職員に知らせておいたほうが良いと判断したのである。新型インフル、授業料など毎日色々あって大変である。