2007年6月29日金曜日

6月29日(金)業務メモ

1.10時過ぎ来客 
・河内長野の塾の先生
・シンポジウム出席依頼「公立の学区再編と私学への影響等」
2.11時過ぎ    
・遂に納車「ホンダオデッセイ」良い車ですね。色は白。
・シフトレバーが変わったところについていて格好良い。
・フル装備で教職員が喜んでくれるだろう。PTAに感謝。
3.本日の朝刊各紙  
府、市の公務員の夏季賞与の額が示されているので事務長補佐に指示して本校教員との差を分析(前提条件等は詳細不明であるが)
          本校         大阪府            大阪市
対象      専任教職員  一般行政職(教員・警察除く)  一般職員
支給ヶ月    2.1           ?              2.125
平均年齢   47.6         44.1             42.2
平均支給額  135%        100%             104%
4.16時  校内IT武装化チームからのプレゼンテーション受け
・現在までの進捗について説明を受ける。
・ 極めて満足する内容であり教員研修会を8月末に持ち周知

2007年6月28日木曜日

6月28日(木)業務メモ

今日は比較的、自由な時間が取れた。こういう日は落ち着ける。
1.時間の合間をみて改築する正門横の塀に掲げる銅板の文言「学院神社の説明書き」を考えながら下書きをしている。
2.10時、家庭科実験室の工事を担当する建設会社の社長からの挨拶受け。
3.同窓会長入室。
4.この間生徒が二組突如入室、卒業アルバムの写真を校長室で撮りたいという。快諾。
5.本日の職員会議に提示する理事長・校長メッセージの文言を精査、連番18、本件、昨日のPTA委員会でも確認されている事項、テーマは「私学助成とPTA活動のあり方」である。
6.昼食時間に2学期制検討チームの6名の先生方と理事長室にてキックオフ。
7.13時30分、某高等学校の先生がある知人を介して面談申し込みがあり、お会いした。本校で働き改革に貢献したいと言われる。印象としては元気な立派な先生であった。
8.外部理事と電話で数回会話する。8月の終わりに次回理事会を持つことを決定。
9.職員会議 

2007年6月27日水曜日

6月27日(水)「浪速改革のシンボルゲート」の工事着工

今日のブログは休みと思ったが、記録として残す内容もあり、書くことにした。
1.まず昨日の入試説明会でもう一つ嬉しいことを塾の先生方からお聞きした。「教員の先生方の目が輝いて、張りきっておられますねー。」と言うものだ。これは何より私を喜ばせた。様々な見方で観察しておられる人がいるものだ。改革の過程で教職員も様々な受け止め方がある。しかしお客様の前では一生懸命振舞うことは極めて大切なことです。本日担当の入試広報の先生方、有難う。ご苦労様でした。
2.本日10時正門前に祭壇を設営し、正門更新の事始め式、安全祈願祭、滞りなく斎行。
浪速改革のシンボルゲート」の工事が遂に始まる。1月着任で6ヶ月、正門更新、塀のリフレッシュ、家庭科教室更新、よくぞ半年で此処まで来た。我ながら驚くくらいのスピードである。関係者に心から感謝申し上げます。
3.11時、PTA会長からホンダオデッセイの贈呈式、有難うございました。大切に使わせて頂きます。ホームセンター、コーナン社製の車庫屋根を設置。
4.11時45分 PTA某委員会役員と打ち合わせ、その後法人招待の昼食会。
5.13時15分 教育旅行社挨拶受け
6.13時25分 某大手銀行支店長挨拶受け
7.13時30分~16時  某クラブのOB会会長、幹事と打ち合わせ
            長時間にわたる話となった。頭が痛い課題を抱えている。
8.16時    某クラブ顧問先生3名入室 スポーツ合宿について意見交換
9.17時    所要にて学校を飛び出る

2007年6月26日火曜日

6月26日(火)20年度入試説明会

 いやー、今日は一つの記念日になった。「平成20年度入試説明会」から今帰ってきたところだ。いささか神経が高ぶっている。それくらいやはり内心では緊張していたのだと思うと我ながらいささか気恥ずかしい。
 場所は堺リーガロイヤル、ここは住金時代、堺の関係会社に東京から毎月1回取締役会で出張して来たときに必ず使う定宿であった。お気に入りのホテルで、7,8年ぶりの懐かしい場所だ。教員は誰もこのようなことは知らない。住友金属時代、大阪府民間人校長として公立のトップ校改革の時代、そして今、伝統ある私学の理事長校長として丁度半年、過ぎし5年を憶えば感無量なものがある。まさに「人生いろいろ」だな。
 出席者は380名広い部屋が目一杯、理事長校長の基調講演「浪速が変わる、浪速で変える」が与えられた時間25分でぴったり終わり、自分でも驚くくらい良く思いが伝えられたと思う。説明会後の昼食懇談会では、引きも切らない塾の先生との名刺交換会となった。200枚持参してすべて無くなった。すべての塾の先生が校長のメッセージに、「感動した。」「これで浪速が変わる」「浪速を見直す」等多くのお声を頂いた。中にはこういうのもあった。「先生のそのお声、心臓にキリーと入って来ました。」声が良いと言われるのだ。声が大きいのは自覚しているが声が良いといわれたのは初めてである。悪い気はしない。お世辞半分としても嬉しい限りだ。何か今日で私学の理事長、校長になれた気がする。前任校では生徒を集める努力など直接的な行動などは無かった。放っておいても生徒は集まってくれたが、私学ではそうはいいかない。地道な努力が要る。教職員の努力による地ならしの上で今日はトップセールスの日である。理事長・校長としての役目は果たしたか?
 随分とお金もかけたが、入試広報室は本日見事な仕事をした。お客様がお帰りになった後、メンバーすべてに高い評価を与えた。ただこういうものは選挙と同じで演説会に集まって頂いた人々すべてが票に結びつくものでないということも申し添えた。皆分かっている筈である。次回は9月に2回目を計画。次に彼らはどのような手を打ち出してくるか。楽しみだ。
 学校に帰る途中、タクシーで住金の関係会社群の前を通るべく寄り道して貰った。我が人生の変転に悔いはない。浪速の為に頑張る気力が又湧いてきた。

2007年6月22日金曜日

6月22日(金)理事会・評議員会

1.3月以来の理事会・評議員会が本町神社庁にて開かれる。
  ・通常は学校で開催されるが神社の宮司の方々は大変忙しく時に
   交通の便を考え、神社庁にて開催する。
  ・今回は旧理事会、評議員会、新理事会、評議員会と極めて複雑な
   手順で会を進行させるのが理事長の役目、結構神経を使う。
  ・決算委員会、寄付行為の変更、新理事の選出、補正予算の承認、
   学則変更等手順を踏んで万全に進行
  ・今回の理事会で理事長再任、任期は3年、満場一致で選出された。
   前理事長の任期は来年3月末までであったが、今回改めて理事数の
   削減と理事長の選出が行われ、選任された。これで腰を据えて改革に
   着手できる。言ってみれば代表取締役としての任期は3年、
   第二次木村体制のスタートである。19年度からの3年間を改革期間と
   捉え、不退転の決意で学校改革を進める。
  ・責任の重さに身の引き締まる思いがするがやりがいのある仕事だ。
2.理事会終了後 学校留守番の中学教頭、入試担当教頭を呼び出して
  計6名の懇親会というか慰労会。難波のイタ飯、なかなか良いレストラン
  であった。 しかし本校の管理職の食は細い。これではパワーは出ない
  わなー。
3.明日は夏季一時金(期末手当)の支給額通達の日、教職員の頑張りに
  報いる内容にしているが、果たして評価してくれるであろうか。

2007年6月21日木曜日

6月21日(木)業務メモ

1.昨日は所要により学校に出勤できず。
2.其のせいもあってか、今日は忙しいというか色々と人の出入りする一日で
  あった。
 ・8時副校長、生徒生活指導部長入る。
 ・保護者との話 3組の保護者
 ・入れ替わり立ち代り入試広報室が出入り 26日の塾対象入試説明会の
  打ち合わせ
 ・3年生、2年生の学年主任が実力試験の生徒成績を持って入る
 ・27日正門・塀更新の神事段取りの打ち合わせ(地鎮祭
 ・事務室設備担当から体育館補修の報告受け
 ・13時 某建築会社から報告受け
 ・14時 管理職会報  「夏季一時金の理事長原案を説明」
 ・14:45某外部理事との明日の理事会の打ち合わせ
 ・16:45PTA副会長入室 教育後援会の件
 ・電話受け 極めて数多く記録に留める必要もなし

2007年6月19日火曜日

6月19日(火)業務メモ

1.10時来客  某専門学校の理事長、本校評議員、府内では大変著名な方
           時々お越しになり激励をしてくれる。有難いこと。
2.12時過ぎ  PTA副会長2名  高校教育後援会の件
  この間、断続的に資料つくり  
   ・6月26日塾長様対象の本校入試説明会用資料
      「浪速が変わる 浪速で変わる」・・80%方完成
      今日現在360名くらいの出席登録  「良いお話をしなければ・・・」
   ・6月22日理事会・評議員会資料、ほぼ完成
      当日の段取りを事務長、事務長補佐とシミレーション

2007年6月18日月曜日

6月18日(月)2学期制の検討

1.13:20 校務運営委員会
 ・きわめて良い雰囲気で会議が進行する。校務分掌の部長、学年主任の
  先生方が意見を交わす。校長として見ていて大変気持ちがよい。
  見たかった光景だ。

2.2学期制検討チームの発足
 ・先週の職員会議でオープンし、、活動がスタートした2学期制問題には
  思い入れがある。前任校で着任早々このテーマを打ち出し、苦労しなが
  ら3年目に2学期制をスタートさせた。概して教員は新しいことにはきわ
  めて慎重な態度をしめす。従って何時も新しいことを導入するには時間
  もエネルギーも要する。

校長メッセージの全文
1.趣旨
  導入に踏み切るか否かは別として、本校として一度体系的に2学期制を
  研究しておくことは十分意味があることである。その理由は本校の教職
  員で本格的に2学期制を経験した教員がほとんどいないからである。
  一時期ほど2学期制が話題にはなっていないが何時かは本校としての
  結論を出しておかねばならない。ここで一度調査研究しておれば、将来
  何かの時に役立つし、いざと言うときあわてふためく必要がない。
  下記メンバーは学校を代表して先行して2学期制について意見が述べ
  られ、他の教職員に説明できるようになって欲しい。
2.チームの構成
  チーム長:Y教諭(国語) 副チーム長:I教諭(英語)
  チーム員:O教諭(社会) K教諭(理科) H教諭(数学)
    (保健体育については必要時にIM教諭にヒヤリングすることで対応)
  中堅とベテランの組み合わせによる優秀な人材を当て嵌めた。
  彼らなら良い答申をしてくれるだろう。それまでは理事長・校長の意見は
  言わないことにした。
3.活動期間
  平成19年7月1日から1年間目処(場合によっては延長可能)
   ただし、平成20年2月か3月の研修会で「中間報告」を求める。
  校長諮問に対して答申書(レポート)の提出で活動終了とする。

2007年6月16日土曜日

6月16日(土)IT武装化宣言

1.校内 至って順調 「静かなること林の如し」昨年の今頃の事を憶えば、感慨一入のものがある。
2.14日の職員会議でIT武装化宣言をしたがその意味を整理すると:
 現在注力している門塀のリフレッシュ、家庭科教室改善工事の次の大きなテーマとして捉えているのが浪速中学校・高等学校のIT武装化である。この情報化技術の活用で教職員の意識改革を期待しながら校務、事務処理の負担軽減、校内意志決定のスピードアップ等を図ることが大きな目的である。とにかく遅れているものを早いレベルで戦力化するためにあらゆるものを同時に進めることは結構しんどいが教職員はついてきてくれている。彼らも必要性を感じているのだろう。これで公立を抜ける。
校内のIT武装化とは
 (1)全教員に一人一台のパソコン提供  校内情報連絡のネットワーク化
 (2)校内LANシステムの増強  情報の共有と会議の効率化
 (3)授業にITを活かすシステム 特に理科実験とか社会科とか
    特別教室に大型テレビを設置  DVD,インターネット等の活用
 (4)校務・事務処理の軽減化
     ① まず教務関係事務処理類のグレードアップ
     ② 次に  ・ 出勤簿管理
            ・ 時間外等の勤務時間管理
            ・ 諸手当類の申請    「発生元申請主義」の徹底 
     ③ 決算、月次予算、予算管理のIT化
 (5)特別会議室 職員会議室のIT武装化 入試広報室対応のIT化
 (6)保護者との距離を短縮するための方策
  学校サーバーと保護者端末か携帯電話とのリンクによる情報やりとり
  推進体制としては現状の広報・情報委員会のメンバー全員 に特別委
  員を加え
        ・積極的に外部業者にアウトソーシングしながら
        ・ベルアップ可能となるような余裕度を持たせ
予算としては思い切って投入する。来年には完成させ戦力化することが必要
経営は決して楽ではないが「やるものはやる!」これが私の経営哲学、
残すべきは金ではなくて誇りと教え子、そして永遠に続く浪高である。

2007年6月14日木曜日

6月14日(木)業務メモ

1.10時からPTA会長、副会長と打ち合わせ
  ・教育後援会の件
  ・浪速祭の行事一部変更について

2.14時 本町 大阪府神社庁評議員会に出席

3.16時30分 職員会議
  ・平成20年度入学生用  「カリキュラム最終決定」
  ・理事長メッセージ連:15 「浪速中学・高等学校の IT 武装化宣言」
  ・理事長メッセージ連:16 「2学期制の調査研究チーム編成と活動」

2007年6月13日水曜日

6月13日(水)業務メモ

1.中学校訪問
  ・大阪市立東我孫子中学校 
  ・以上にて住吉区に在る公立中学校・・・いわゆるご近所の中学・・・
   をすべて訪問、多くの情報と人的関係を得た。今後の予定をどうするか
   入試広報室にて検討

2.高校全学年中間定期考査の成績が出る
  ・各学年主任より全生徒の試験成績書の提出と説明がある。
  ・学年別に成績優秀者と成績不振者の個人名、人数と格差を具体的に数
   値で知る。
  ・これを受けて各担任は19日から1週間計画されている生徒・保護者との
   3者懇談会
へとつながっていくことになる。
  ・特に3年生は推薦、AO入試など具体的な進路の話しに関連してくるわけ
   で今後生徒も保護者も焦り、不安等々複雑に展開してくる毎年繰り返さ
   れる光景が広がってくる。特に本校の場合、総合コースの生徒はスポー
   ツ推薦など進路決定が早い者は9月頃から決まってくる。これに対して一
   般入試に対応する理数科、特文コースの生徒等は年明け。即ち学校とし
   て大学入試対応期間が極めて長く続くわけで、これは自分としては経験
   したことのないことであり、生徒のモチベーション等校内の状況を今後詳
   細に観察していく必要があるだろう。

3. 授業参観
 ・7限目、ある目的があって1年生の某クラスを副校長、担任とで短時間であ
  るが授業参観。

2007年6月12日火曜日

6月12日(火)業務メモ

1.中学校訪問  
   ・大阪市立我孫子南中学校  
   ・大阪市立我孫子中学校
2.来客  
   ・教育旅行J社
3.事務部門と断続的に打ち合わせ  
 ①近日中に計画されている大阪府神社庁評議員会に出席して説明する資
   料の検討財政支援要請のための資料・・・改革の見通しと資金収支等   
 ②本年度校内設備施設対策とその充当財源について法人会計と摺り合わ
   せ当初予算より必要項目が増え、予算取りが幾分しんどくなってきたが、
   やるべきものはやらなければならない。門塀の次の大型案件は体育館
   の補修である。天井の養生、照明増強、清掃等 であるが高さが13メート
   ルもあり足場立てに費用がかかる。現在見積もり中である。更に普通教
   室の照明のルックスをあげてやらねばならない。現状は少し暗い感じが
   し、要望も強い。
    あれやこれや19年度計画のものをすべて実施すれば校内では相当
   の形が出来上がり、生徒、教職員も喜んでくれるだろう。その次はグラ
   ウンドの整備が控えている。本件は費用も大きなも のになり、現在慎重
   にどう進めるか検討中である。
4.備考  
   6月5日の校長日記において大阪市立大領中学校を大嶺中学校と誤記
   していました。本文を訂正し、ここに大領中学校並びに関係者にお詫び
   致します。

2007年6月9日土曜日

6月9日(土)入試広報室

1.「入試広報室」の設置  

・着任して驚いたことであるが20世紀型の古い呼称「入試事務室」なるものを未だに守り、その事務たるや場所も人も中学と高校が完全に分かれ、それぞれの教頭が担当するという今日あり得ないようなフォーメーション「戦力分散型」の全くもって理解出来がたい組織であった。これでは「私学間の激しい生徒獲得広報競争」には勝てない。もちろん生徒を惹き付ける学校の中身が最も重要なことであるのは間違いないが、それにしても今日の広報宣伝、IRの重要性は言を待たない。応募者が溢れ返っている学校ならいざ知らず、一人でも「入学して頂く」必要性のある本校の入試広報戦略は可及的速やかに構築する必要があった。入試広報部という考えもあったがとりあえず「入試広報室」と名を改めた。名は体を表す、木村流の常套手段である。

2.入試広報担当教頭の配置
 
・まず中学と高校の組織を一体化させ部屋も2階の角にある小さい部屋から1階理事長室に最も近い比較的大きな部屋を与える。同窓会の部屋であったが同窓会長に直接私が話をして決定した。極めて便利になった筈である。  
・そこに理事長直轄の「入試広報担当教頭」を配置した。即ちこの教頭が入試広報室長を兼務する新たな管理職を1名つくったのである。経費的には余分なコストがかかるが致し方なし。投資である。 
・更にベテラン教員を専従で入試広報副室長とした。この二人が司令塔である。ところがここに来ても副室長を2名創り、中学と高校で分けたいと言ってくる。断固押し返した。「何を考えているの?」 と。

3.メンバー入れ替え

 ・総勢XX名の内、3名の人間を入れ替えた。内1名は塾関係者や他のメンバーから高く評価されていた者であるが、私は入試広報だけを見ているわけではない。この人物は他部門での活用を最初の面談時の印象から決めていた。どのポジションでも評価の良い者はどこでも欲しがる。使えない人間はどこでも使えない。出来る人間は何をやらせても出来る。人材とはそういうものだ。  
・新たに投入する3名は思い切った人選とした。まず女性教員を1名入れる。共学を進めて行く中で「当然考えて当たり前」でしょう。人選には一悶着あったが良い雰囲気の先生が据わってくれた。更に若手の誠実そうな雰囲気を持つ男性教員を抜擢、後一人も女性とし、これは外部から求めることとし、パソコンの使い手を条件にハローワークに依頼した。その結果は極めて満足している。 全体の総数は同じでも大幅に専従を増やし、戦力的には大きな増強である。

4.「広報情報委員会」の設置  

・重要なことはITとリンクさせることである。校内には「情報機器係」的なもの(いわゆるパソコン係)はあったが情報戦略を構築し、広報宣伝とリンクさせる考えなどまったくなく、これまた旧世代の体制に近いかび臭いものであった。今頃パソコン係などと言っている組織はあるまい。21世紀の学校で信じられないことが浪速にはまだあったのである。  
広報情報委員長はこれ以上ないくらいの最適の人材がおり、人選に問題はなかったがメンバーには苦心した。センスの良い比較的若い感覚を有した者、それに入試広報室が発する日本語文章の国語をチェックさせる必要もあった。こちらは国語科の専任の教員が入試広報室におり、その人物を兼務させ、中核の二人は思いきって常勤講師から当て嵌めた。学校の中枢に関する取り扱いであり、元来は専任教員が対応すべきものであるが致し方が無かった。それまでのホームページ担当にはITに強い非常勤講師の先生に依頼していたが、契約内容のこともあり、お引き取り頂いた。余人を持って代え難いと小さなブーイングもあったが、今誰も一連の人事で文句を言う者はいない。人材なんていくらでも世の中にはいるということを教員は大体知らないし、考えようとしない面がある。世の中に人材は山ほどいるのである。  
・結果的にこの二人の常勤講師の人事が大当たり。情報通信誌「浪速通信」と「ホームページ」の充実は彼らの手になる。特に浪速通信は創刊号が4月7日入学式当日の発行、校長になって1週間目である。もう一人の常勤講師は名うてのパソコンの使い手、ホームページの更新で校長は追い回されている。若い力は素晴らしい。広報情報委員会は新しい価値ある仕事をした。仕事をするとはこういうことです。何かのテレビではないですが「彼らは良い仕事をしている。」

5.経営資源の投入

 ・19年度は対前年度 広報予算として40%増やし、デジカメ、印刷機、パソコン、プリンター機器や事務用品、交際費なども大幅に増やした。大きな投資であったが、やらねばならない。最初の大きなイベントは6月26日堺ロイヤルホテル、10:30分から「浪速が変わる!浪速で変える!」と題して学校説明会、塾関係者を350名近くご招待申し上げている。  
・更に新車「ホンダオデッセイ」がそのうち彼らに届くだろう。リアの窓に「大阪国学院浪速中学校・高等学校入試広報室」と金色の字で書かれた車が・・。 これで大阪中を走り廻って欲しい。車が走っているのではない。「浪高が走っている」のだと。

6.ポスター、学校案内冊子  

・作成中、果たして耳目をひくものが出来るのか?時間をかければかけるほど、考えれば考えるほど陳腐なものになるのが人の常、全国ポスター賞に入賞できるようなものが果たして出来るのか?これはどうもあまり期待出来そうもない・・。これくらい思っておいた方が後で腹は立たないか?ポスター一つ変えることが出来ないようでは学校は変わらない。さほど人間の意識改革は難しい。今まで通りだと安心だし心配はないし、第一やっている人間には楽なんです。「去年と一緒です。」とか何とか言って。

経営側としては「やるべきことはやった。」「経営資源も体力以上の投資をした。」後は入試広報室、広報情報委員会のメンバーに頑張って貰うしかない
彼らも頑張ってくれている。成果を大いに期待致したい。

2007年6月8日金曜日

6月8日(金)業務メモ

1.午前中 断続的に「中学校案内の冊子」制作打ち合わせ 原案差し戻し 
 校長のイメージが未だ広報室に伝わらず 苦戦中

2.高校1年女生徒から「女子バスケットボール部」創部の嘆願状届く
   理路整然とした要望書が手元に届く。立派なものである。嬉しい限りだ。逆に有り難い。全面的に支援する。2限終了の業間で代表の生徒を校長室に呼び校長の考えを伝える。 喜んだ笑顔が素晴らしい。感激の様相であった。礼儀正しい生徒である。

3.中学生と昼食
 ・前回に引き続いて中学1年A組の生徒たちと昼食、これは本当に楽しい一時である。中学生と高校生、目の当たりにすると本当にその差違,差異が分かる。私にとって高校生ももちろん大切だが、中学生は本当にいとおしい気持ちになってくる。「幼い」というか「フラジャイル」 なところが余計に思いを深くする。
 ・それにしても生徒のお弁当の中身をみると、親御さんの子に対する愛情がストレートに伝わってくる。お弁当を見るたびに私は大切な子供をお預かりしている責任を感じるのだ。

4.13:30~難波に本社がある大手塾「XXX」社長表敬訪問

5.15:30~来客 関西外大 院生  知人の大学教授からの紹介・・・・好青年であった。

2007年6月7日木曜日

6月7日(木)業務メモ「完全共学に向けて」

女生徒のパワー 
女生徒の持つパワー」はすごいところがある。物怖じしないというか率直というかあどけないというか、とにかく面白い。どちらかというとすぐグループを組み団結する。就任以来「理事長って何?と校長先生とどっちが偉いの?」というのはすでに数回聞かれたし、昼休みに窓から手を振って「校長先生!?」と声をかけてくれ、こちらも手を振ると「キャッキャ、キャッキャ」笑うのも女生徒だ。昨日も8人くらいの女生徒が集団で部屋に入ってくるなり「暑いからクーラー入れて」ときた。早速許可し今日から実施した。男子生徒にはまったくこういうところがない。総じて本校の男子生徒はシャイで温和しいし徒党を組まない。

学習意欲の高い女生徒の入学は学校を変える。1、2年生くらいまでは勉強も女生徒がリードする。男子生徒も女生徒の前ではええ格好してやんちゃはしないものだ。共学にして3年目、中学は今年から、来年は男子だけの募集であった総合コースも共学にする。これで「完全な共学校」となる。長い男子校としての伝統を誇る本校は未だ男子校DNAの映像は強いが徐々に変化していくのだろう。とにかく女生徒への指導教育が問われることになる。特に生活指導面が厳しい。

女生徒指導の経験が全く無かった本校教員も3年という早いスピードでノウハウを積み上げてきた。その結果が数値に表れている。総勢1500人の生徒の内、現在女生徒の数は350人、これは非常に高い立ち上がり数値だとある大手の塾長先生が言われていた。しかし50%とすると後400人は女生徒の席の余地がある。女生徒指導には相当な覚悟と努力が必要だし、もちろん女性教員を思いきって増やさねばならない。「女子校経験のある生徒生活指導のベテラン教師」をリクルートしたい。部活動指導もして貰わねばならない。この前ある保護者に「女生徒の運動はテニスばっかりですね。」などと皮肉を言われている。

家庭科の先生が必要である。どうも数が少ないらしく応募者がいない。男子校のイメージが強く又、家庭科への理解が少ない学校と思われていないか。決してそういうことではない。家庭科実習室も全面的に造り替えることを決めた。志ある家庭科の先生、ともに浪速で働きませんか?「求む家庭科の教諭!!

女性徒の為、進路指導部長は女子大など各大学を走り回って指定校推薦を貰って来ている。地域の保護者は今、浪速の共学を凝視しているに違いない。「愛する娘を入学させるにふさわしいか?否か?」更衣室も女生徒用手洗いも増やさねばならない。女生徒を迎え入れるということは本当に大変なことなのである。でもやらねばならない。相当のスピードでやらねばならない。そしてもっともっと中学校や塾に対して「新生浪速の女子教育」を理解して貰わねばならない。自信をもって送り込んで頂きたい。責任をもってお引き受け致します。

2007年6月6日水曜日

6月6日業務メモ

1.校長の朝
 ・大体7時30分頃には正門に入る。まず学院神社と祖霊社にお参りして生徒、教職員、学校の一日の無事を祈る。その後執務室に自ら鍵を開けて入る。(私の留守中、部屋に入れる人間は限定している。)パソコンのスイッチを入れ、昨日夕刻に来ている決済書類を処理。その後当日の段取りを頭で整理。然る後新聞数紙に目を通す。教育覧で必要な部分は赤枠を入れ後刻コピー。そのうちに教員がそれぞれ部屋に入って個別の相談や決済。
 ・8時30分事務長、事務長補佐との法人業務、学校事務の朝会、理事長としての職務が大体ここで意志決定される。資金収支、消費収支、手当類他チェック。事務職員に問われるのは論理性と確実性、それに文書作成能力。当然スピードも求めている。実に良くやってくれている。高く評価。
 ・9時00分学校管理職との朝会、高校教頭、中学教頭、入試広報担当の教頭、それに前述の事務長との5名協議会、学校で起きていること、やらねばならないこと、対保護者、PTA、部活、生徒指導、対塾・中学校他矢継ぎ早に情報を共有し、ベクトルを合わせる。この朝会では特に校長として管理職としてのビヘイビア「あるべきマネージメント」を指導する場面が多い。「業務を右から左へ回すだけでは管理職の仕事ではない。変える!、価値あるものを新たに創り出すことが管理職の仕事」などと指示や指導を繰り出す。教員という職務経験だけではマネージメントの本質は余程の努力がなければ身にはつかない。だから学校は変わらない。4月以降一新された本校の管理職は現在極めて良い経験を積んでおられると私は思うが・・・・。それに情報を得る場としても本会議は重要。情報、情報と言い続けているが時に校長の方が情報入手が早い局面もある。長くても30分で終了、長いのは嫌いである。
 ・10時になってやっと一人に解放される。これからが自分の時間である。しかしその後も授業の空き時間の先生や分掌の主事先生クラスが入れ替わり立ち替わり部屋に入ってくる。自分の仕事の方法は「教員を待たせない」ということ。教員は授業もあり時間に追われているので、出来るだけ早く校長の意志決定をすることが彼らの為になると信じて早い決済を心がけている。
2.大阪市立住吉中学校訪問
 長い歴史を有する名門中学校、3500人の生徒数を擁する時代もあったとか、それが今300人強。隔世の感あり。 住吉小学校、住吉中学校、住吉高校、大阪大学のキャリアを誇った中学校である。
3.14時から上六 シェラトン都ホテル
 財団法人「大阪國學院」(寺井種伯理事長・大阪天満宮宮司)設立30周年パーティの来賓として出席のため出張、大阪中の神職の方々が400名近く、今日はお集まりになるそうだ。これは学校法人「大阪国学院」の理事長としての仕事。

6月5日(火)業務メモ

1.中学校訪問
 ・大阪市立大領中学校、大阪市立墨江丘中学校
2.大阪天満宮訪問
 ・門塀改善工事の資金援助正式依頼に参上
 ・次回理事会事前打ち合せ
3.中学校生徒対象外部模試会社社長と懇談会
4.入試広報室と新しいポスターの制作打ち合わせ他
5.生徒指導に関わる件で高校教頭に指示 「全校的取り組みの実施

2007年6月4日月曜日

6月4日(月)業務メモ

1.業務監査
 初めて「監事」による本格的「業務監査」を受ける。監事2名、外部理事1名。終日、中身の濃い監査が実行されたと思う。本日は事務室、入試広報、高校のうち、教務,生指、図書文化、年に3回の監査計画で行きたいと考えている。9時30分から16時00分。
2.校務運営委員会
 特段大きな課題もなく校長の問題提起話しで短時間のうちに散会
3.中学校訪問  15時30分 大阪市立三稜中学校訪問

6月2日(土)業務メモ

1.PTAから学校車として新車の寄付申し出であり。嬉しい限りである。金額は300万円、車種は事務長の意見を採用「ホンダオデッセイ」とした。入試広報室を始め教職員は大喜びであろう。
2.午前で仕事を打ち切り東大阪アリーナで開催中の「高体連空手道選手権大会府予選会」の応援に出向く。空手は初めて。感動した。美しいものだ。
  ・個人形 優勝 ・団体組み手 優勝 ・個人組み手 優勝  
   完全優勝を果たす!!   7月の佐賀県インターハイ大阪代表        次は全国制覇を!
  ・応援の保護者も極めて多く全員お揃いのシャツ。極めて感じが良い人ばかりだ。今日は気分良好

2007年6月2日土曜日

6月1日(金)業務メモ

1.「行事検討特別チーム」初会合にて指示
 ・4ヶ月かけて学校行事を総合的に見直すチームを編成し検討結果を校長に答申するように指示。あくまで教育的視点を基軸に生徒にとって思い出深い学校生活となるべく教科指導とのバランスを図りながら見直すことがポイント。
 ・「学校は行事消化型社会である。」とは私の造語であるが一回決めた行事は生徒が変わり、世の中が変わろうとも一向に変えようとしないのが学校。浪速改革の流れにある今、見直しをしないと又今後10年同じ行事をすることになるだろう。
 ・相当の力量を持つベテラン教員を専任チーム員、非専任チーム員として計10名任命したので何か新しいものを生み出してくれることを期待。
2.硬式野球部保護者会の会長から長い電話。
3.大阪市立大和川中学校訪問 ご丁重な応対を受けた。

2007年6月1日金曜日

浪速校長のブログ開設のご挨拶

本日、平成19年6月1日にこのブログを立ち上げました。私事で恐縮ですが実は今日、「第XX回目の誕生日」を迎えました。”嬉しくもあり、嬉しくもなし”ですが光陰矢の如く、飛ぶように過ぎ去った5ヶ月間を思うとき、一入の感慨があります。 1月9日、理事長として着任、神経の張り詰めた3ヶ月を経て、4月校長を兼務、これからの2か月間は同窓会、PTA,直接的な生徒との触れあいの中で 使命感・責任感・焦燥感・緊張感など複雑なものがピーク状態を維持しながら5月12日のPTA総会、24日の経営説明職員集会まで続き、そして月末の修学旅行から生徒たちが無事戻ってくれ、本日朝、毎月恒例の朔日祭、学院神社の御前で生徒1500人、教職員140名で「一斉参拝」を済ませて徐々に心身がクールダウンしていくのが自分自身でも良く分かります。よくぞ今日の6月1日まで「持ったなー!?」というのが正直な感想ですね。同時に「この5ヶ月間、良く仕事をしたな!」という思いもあります。本当に仕事をしました。 生涯忘れられない5ヶ月になるかも知れませんね。
校長として学校ホームページにある正式の「理事長・校長 木村智彦のメッセージ」とは別にこのブログで非公式的なコメントや校務運営の課題などをつれづれ書き連ね、自分自身の考えの整理や考察に活かせれば良いかなと思っています。形を変えた本学院浪速中学校・高等学校の戦略の構築やあるべき形に向かったアプローチなどが、このブログを読まれる方にひょっとしたら気づかれるかも知れませんが、それも又狙いの一つです。形を変えた本校の広報活動の一つと考えています。今日の組織体はそれを率いるリーダーのメッセージが極めて重要な意味を持っており、本校の教職員を代表して保護者、地域、府民の方々に説明責任を果たして行きたいと考えています。そのような意味で私にとって記念の6月1日、今日以降はぼつぼつエネルギーを内部から外部にも割かねばなりません。手始めに最もお近くな市立大和川中学校の校長先生を表敬訪問して色々とお話を伺ってきます。広報情報委員会の先生に背中を押されてブログというものを書いて見ましたが、どうも勝手が違う感じがしてなりません。大体日記など書いたこともなく、果たして何時まで続くのか?、全く自信がありません。