2007年6月26日火曜日

6月26日(火)20年度入試説明会

 いやー、今日は一つの記念日になった。「平成20年度入試説明会」から今帰ってきたところだ。いささか神経が高ぶっている。それくらいやはり内心では緊張していたのだと思うと我ながらいささか気恥ずかしい。
 場所は堺リーガロイヤル、ここは住金時代、堺の関係会社に東京から毎月1回取締役会で出張して来たときに必ず使う定宿であった。お気に入りのホテルで、7,8年ぶりの懐かしい場所だ。教員は誰もこのようなことは知らない。住友金属時代、大阪府民間人校長として公立のトップ校改革の時代、そして今、伝統ある私学の理事長校長として丁度半年、過ぎし5年を憶えば感無量なものがある。まさに「人生いろいろ」だな。
 出席者は380名広い部屋が目一杯、理事長校長の基調講演「浪速が変わる、浪速で変える」が与えられた時間25分でぴったり終わり、自分でも驚くくらい良く思いが伝えられたと思う。説明会後の昼食懇談会では、引きも切らない塾の先生との名刺交換会となった。200枚持参してすべて無くなった。すべての塾の先生が校長のメッセージに、「感動した。」「これで浪速が変わる」「浪速を見直す」等多くのお声を頂いた。中にはこういうのもあった。「先生のそのお声、心臓にキリーと入って来ました。」声が良いと言われるのだ。声が大きいのは自覚しているが声が良いといわれたのは初めてである。悪い気はしない。お世辞半分としても嬉しい限りだ。何か今日で私学の理事長、校長になれた気がする。前任校では生徒を集める努力など直接的な行動などは無かった。放っておいても生徒は集まってくれたが、私学ではそうはいいかない。地道な努力が要る。教職員の努力による地ならしの上で今日はトップセールスの日である。理事長・校長としての役目は果たしたか?
 随分とお金もかけたが、入試広報室は本日見事な仕事をした。お客様がお帰りになった後、メンバーすべてに高い評価を与えた。ただこういうものは選挙と同じで演説会に集まって頂いた人々すべてが票に結びつくものでないということも申し添えた。皆分かっている筈である。次回は9月に2回目を計画。次に彼らはどのような手を打ち出してくるか。楽しみだ。
 学校に帰る途中、タクシーで住金の関係会社群の前を通るべく寄り道して貰った。我が人生の変転に悔いはない。浪速の為に頑張る気力が又湧いてきた。