2007年8月22日水曜日

8月22日(水)制服問題

制服の一部改良
1.4月校長就任後女生徒から制服に関する多くの声が直接私のところに届いている。2年、3年生はもう諦めているのだろうが1年生は中学、高校とも不満があるみたいで、7月21日からの伊勢修養学舎では女生徒からは直接具体的に要望を受けたり、中学1年の女生徒代表からは校長室にて直談判を受けたりしている。
2.ズボンやスカート、ジャケットの全体バランスやデザインは格好よく、色彩も言うことはないと言うのだが、細部でどうも不満があるらしい。「さてこれは困った」というのが正直な感想である。現在の制服を決めてからちょうど3年になるらしい。そろそろ微修正する時期かもしれない。しかし生徒全員が賛成する案などある訳が無いし、ちょっと筋を違えば混乱するし「しこり」を残すことになりかねない。
3. 女生徒の要望を集約すれば
・ カーデガンの値段が高い。ベストとカーデガンに洗濯後「毛玉」が出来る。
・ ブラウスが赤と水色でどうも透けて見える。
・ ユニクロを採用して欲しい。安いし色も多くあるというものだ。
・ 中学の女生徒は白のスニーカーとしているが「ださくて恥ずかしい。高校と同じく黒の革靴にして欲しい。」
4.ところが保護者は育ち盛りであり、余裕のあるスニーカーが良いと言うから事は複雑になる。親と子どもの意見は異なる。男生徒に限って言えば特に意見が盛り上がっているというわけでもないが、夏のポロシャツからカッターシャツか開襟シャツにして欲しい、通気性が悪くて暑くて堪らんと言うわけだ。高校の靴についてはこれ又様々な意見がある。革靴は履き辛い、黒のスニーカーは無いのか?と言ったあんばいである。確かに靴の後ろをつぶしてスリッパみたいに履いている生徒も見かける。格好悪いと思うけど「若者にありがちな「ちょっと崩した格好」が良いと思っているのだ。」アホやと思うけど本校でもいるわなー。
5.結論は主担管理職を決め、担当分掌は生徒生活指導部、自治会を巻き込んで意見を集約するように指示した。ただし校長方針として女生徒のブレザー(ジャケット)には小さなエンブレムを来年から付けるということと、ボタンホール周りにある七色の刺繍は廃止とした。女生徒が恥ずかしいというのだ。分かるような気がする。
6.併せて取り扱い業者を従来の3社から学校近くの1社に絞り、生徒へのスピーディなサービス対応をお願いした。何か布地代が高騰しており来年以降同一価格がしんどいということだが、「なんとか少しでも安くして欲しい」とお願いしている最中である。