2009年9月28日月曜日

9月28日(月)簡略版「浪速祭」をやる!!




・ 月曜日、今日の新型インフルによる欠席者は高校で18名、中学で1名と徐々に減少してきている。学級閉鎖しているクラスも無い。「小康状態」と言える。修学旅行の中学3年生も予定通り進行して今日の18時無事に全員揃って伊丹に到着した。

・ 今朝早く旧知の塾関係者から電話を頂いた。この先生は昔公立高校時代に土曜講習で大変お世話になったお方である。「浪速の評判が大変良い」とのお褒めと激励であった。私は素直に喜んで「先生のご支援とご指導のおかげです」と申し上げたのである。
・ 今朝の朝会では休日に行われた堺、和泉での「某大手塾の進学説明会」での本校ブースへの参加者の数が昨年対比で40%強伸びていると言う報告があった。特に「女生徒の参加が目立った」という。
・ しかしここで私が「にんまり」するわけにはいかない。「フタを開けるまではまでは分からないよ」と言ったのである。ただ共学にして5年目の募集で女生徒人気が「本もの」としたら「良い傾向」であることは間違いない。
・ 私の考えは「女生徒が増えれば学校は勢いづく」と思っている。特に学業はどうも最初は女生徒がリードするような感じである。また男子のやんちゃも女生徒の多い目の前では「ええカッコ」して控えるように見えてならない。「学校にとって女生徒が増えることは良いこと」なのである。
・ しかしとにかく「謙虚」だ。「控えめに誠実に」、説明会に対応するように口がすっぱくなるように入試広報には言っている。来年は「堺市の公立中学校から校長経験者」を招聘して入試広報室の顧問として指導と支援をお願いする体制の強化を考えている。ようやく人材確保に目途が立ちそうである。「入試広報室は本校の顔」なのである。

・ 11時本校の「新校歌の作曲者である大塚善章先生」が久しぶりに学校に来られた。元アナウンサーであられた奥様もご一緒であった。「作詞藤本義一先生」との合作である「我ら浪速」は本当に良い曲であり大変に気に入っているし、既に学校のものになっている。
・ 先生には一度本校のブラスバンド部や雅楽部とのジャズ風コラボレーションを考えて頂き出来れば来年でも「多聞尚学館」で演奏会でも「地元サービス」の一環としてお時間を取って頂ければありがたいと申し上げたのである。
・ しかしご夫妻に最近出来たDVDビデオをご覧頂こうと再生装置に入れるのだが機械が言うことを聞かなくて苦労した。前からこの再生装置はおかしい。結局パソコンを経由して再生したのだがこの間30分以上もかかってしまった。

・ 「多聞尚学館の新たな給食業者」が進路指導部長の尽力で見つかりそうで先週の土曜日に試食会があったそうだ。私はダイエット中なので食していないが中々良い味だったという。富田林市にある業者さんで10月中に一度本番をするそうである。
・ 現在の給食業者さんに不満が在る訳では全く無い。それよりか大変良くやってくれている。しかし万が一、例えば食中毒や新型インフルエンザでの休業などが出たら当方は「万事休す」となる。こういう事態に備えておくことを「リスク管理」という。発注割合については先行している業者さんを優遇することは当然であろう。

・ 13時25分「校務運営委員会」。最も重要な会議だ。種々重要なことを私からお話した。中でも10月10日に「簡略版浪速祭」をやったらどうかと言う校長提案を議論して貰った。結果は何とほぼ全員が「やるべし」ということになったのである。
・ 議論の口切は理数科長であった。「そのようなものは止めて学習に専念すべき」と職責上言いそうなものだが彼は想定を超えて「やるべし」との意見であった。私はこの先生を「改めて認めた」のである。彼は「教師先生」である。
・ これを受けて6限終了時に校内放送で全校生徒に「浪速祭を実施する」旨の校長メッセージを伝えることにしたのである。「10月10日は秋の学年集会」があり、多くの保護者が学校に来られるし中学校だけが体育館で出し物をすることに伴う不公平感はなくなるだろう。何より「楽しみにしていた生徒の気持ちに応えてやる」必要性を感じていたのである。
・ 15時前からのアポで「PTA会長と副会長二人」が校長室に入る。もろもろの相談事であったが「簡易浪速祭の実行に満面の笑み」で喜んでくれた。15時15分私は校長室から校内放送を実施。PTA役員の目の前であった。遠く教室から生徒の「万歳とかの歓声」が聞こえてきたと言う。

・ 16時00分 「指定校推薦内定式」。会場に行く途中で生徒から「校長先生、浪速祭、ありがとうございます」という声が引きも切らないのだ。それくらい生徒は欲求不満だったのだろうと思う。私は「良いことをした」と思ったのである。私は先の浪速祭中止決定以来「もやもや」したものが吹っ飛んだのである。
・ 本校では指定校の推薦が内定したら生徒と「保護者を集めて正式な内定を伝え」来春の大学入学までの心構えや諸注意について指導する会を持つ。本年度の第1回目が今日であり、その後数次に亘って行われることとなる。
・ 「立派な大学」へ推薦することが出来るのは嬉しいし有難いが生徒には厳しい受験と言うものを経験させてやることが出来ないだけに高等学校としてはそれなりの「今後の対応」が必要なのである。
・ 今や「私立大学の約半分がこのような指定校推薦やAO入試」で大学進学先が決定される世の中になっている。一方で「大学生の基礎的学力問題」が議論されており、その意味合いは極めて良く出来るだけに本校では卒業までしっかりと襲えるべきところは教えていくという姿勢なのである。
・ 私は昨年までと違ってかなり辛口で今後卒業までの半年に「英語と歴史」を徹底して勉強することを述べ、「覚悟」を決めよと生徒と保護者に申し伝えたのである。全員が「しわぶき」一つせず、じっと聞き入ってくれていた。
・ 後で学年主任と進路指導部長が「お礼」に部屋に来てくれたが、それくらい私は「テンション」を上げて生徒と保護者「大事なことを伝えたのである。」それは民間出身校長しか出来ない話の内容なのである。教師出身校長では絶対に出来ないは話の内容なのである。
・ 帰宅途中に前PTA会長から電話があり「簡易浪速祭の実行」についてのお礼であった。「情報が早い」。驚くばかりだ。皆が「やりたかった」のだ。それを教員からは提案がなくて悩みに悩んだ私が号令をかけたのだが、それを私は「気にする」。もっと教員は校長に提案をして来なければならないのではないか。私は今「複雑な気持ち」なのである。