2007年7月7日土曜日

7月7日(土)七夕・土曜日

土曜日
・ 中央の教育再生会議で土曜日復活論や活用論が大きく喧伝されている。今後どのように展開していくのか注目しているが個人的には「そう簡単には行かないだろう。」と見ている。公立が平成14年度完全週5日制に移行したときでも本校は多くの私学と同じく土曜日にも授業を継続することにし、なんらこの方針は現在のところ変更がない。この「土曜日の授業は公立学校との大きな差別化の一つ」である。
・ 公立志向の高い大阪の教育環境の中で私学への就学の比率は統計的にどうも30%程度がここ十年単位の実績である。これは私学優位の東京の数値50%から見ると相当厳しい値で少子化の中で中学3年生の30%を府内90校の私学が「取り合う」構図である。入学してくれた浪速の生徒は「宝物」である。大切に教育しなければならない。
・ いずれにしても私学教職員の土曜日の勤務はしんどい。個人的には企業時代を入れて土曜日は休みであった。もちろん公立高校勤務時代もあれこれ土曜日に行事や仕事がありゆっくりと静養というわけには行かなかったが、私学に勤務し始めてまったく様相が異なった。土曜日は完全に、そして隙間無く仕事が入っている。日曜日がこれほど待ち遠しく安息の休養日に感じるとは思ってはいなかった。当初体が慣れるに時間がかかった。
・ 本校は私が着任して仕組みを変更するまで教職員はすべて週一回半日研修で実質学校に出てこなくても良い研修制度があったが、法的整理や実際問題、時間割を組む難しさと自習時間が多く発生する危険性の為、廃止することにした。しかし自分のことに置き換えてみると肉体的には相当しんどい。これは身にしみて体感した。しかし頑張って貰わねばならない。私学勤務者の宿命である。本校のみ生徒も教職員も土曜日の授業をやめるという状況にはない。
・ それにしても土曜日は忙しい。一つの理由は生徒募集に関わる対応行事が多い。公立学校と根本的に異なるところである。それにPTAとの会合も微に入り,細にわたって対応している。実行委員会はなんと6回もある。その他役員会だけで年間5回もある。PTA総会は年2回。すべて公立のほぼ2倍以上である。
・ 今日の土曜日など朝から大変なスケジュールでどれも本校にとっては重要なものばかり。「頑張るぞ!明日の日曜日を楽しみにして!」
     10時 PTA女性役員
     13時 ある生徒の保護者、ご夫婦で進路に関して校長面談希望
     14時 来年度入学希望の生徒・保護者対象学校説明会
     14時 PTA役員会、実行委員会
     16時 改築中の正門門柱の表札用の文字を毛筆で練習
   その間、数えてみると今日は述べ21名の教職員が報告、相談、決済等で入室。土曜日にこのように「仕事をしているという実感」はここ30年無かったなーとつくづく思う。土曜日にゴルフをまったくしなくなってもう6年になる。日曜日にゴルフなどに行く気にはなれない。