2007年10月30日火曜日

10月30日(火)陸上競技大会

1.陸上競技大会
・ 始めて経験する「陸上競技大会」の日である。場所は「長居陸上競技場」。例年は春5月か6月“頃”だという。何ゆえ“頃”というかは「くじ引き」などで最終的に決まり、学校が「この日」と指定できないのだ。本年は「世界陸上」の関係で場所取りが秋になったということ。又若し本日雨でも降れば、「順延」などなくて「中止」になるというから辛い話しだ。
・ それもこれも生徒数が1500人近くおり、中学、高校と分かれているためとても「運動会的プログラム」などが組めなくて、一度どれかの競技に出たら生徒はその辺をぶらぶらせざるをえないようになるらしい。従って「トラック競技とフィールド競技が平行で進める」ことの出来る「陸上競技大会」となったらしい。三段跳び、走り幅跳び、棒高跳、砲丸投げがあり、トラックは全員が100メートル競走は義務でそれ以外200,400,800,1500と「メニューは豊富」だ。すべて「競技記録」をとっているからサービスは良い。
・ 雨対策で学校によっては大阪府立体育館とか、なみはやドームを使うとかあるらしいが、本校はここ15年、場所も近いということもあり長居スタジアムでこの競技方式で実施。費用はすべてで5万円前後というからリーズナブルだ。本部室もあり、競技用の道具などもすべて貸し出しでくれるし、環境はいうことなし。
・ 「運動会」へのこだわりが強い私であり、かなりこの陸上競技大会なるものに疑念があったが、それは本日の観察で氷解した。体育科のY教諭にはあれこれ言ってきたが、彼の言うとおり、肝心の生徒が喜び、システム的に上手く教職員が運んでくれており、「悪くはない」という感じを持った。やはりこの目で確認しないといけない。「浪速の教職員の知恵でこの方式になったのだろう。」
・ 勿論改善して欲しい点はある。「中学生はやはり分離すべき」でこれでは出番も少なく可哀想だ。これは行事検討チームの答申でも来年度から分離した「校内グラウンドでの運動会」案となっており問題はないが、高校生にはあと少し、「体育祭」的なプログラムが組めないだろうか?クラス対応団体戦が組めないだろうか。
・ それに少し長い。8時40分集合で16時解散はいかにも長い。14時30分にはプログラムがすべて終えるようにしなければならない。手元無沙汰でボーとしている教員もおり、私も大好きな個性ある教員だが、完全に「この教員の世界」に皆は幻惑されていないか?工夫はまだまだ出来る。
2.長居での教員の印象
 ・昨日の今日だ。昨日の16時30分から18時過ぎまで職員集会後に始めて教員には会うのが今朝だ。専任の教員がどのよう雰囲気で私を観るか、大変興味があったが、案の定「どこかぎこちない感じがする」のは私の思い過ごしであろうか。こういうときに笑って挨拶をし、話しかけてくる教員は人間が大きい。中にはこのような人もいた。ルンルン気分で「先生、すっきりしました。もう決めました。」と。
2.長居で解散後
 ・「本校の生徒の質は高い」。今日一日見ていたが全員真面目だ。勿論ふざけたり、服装の少し乱れているのはいるが、概して教員の言うことを良く聞くし素直だ。ここが嬉しい。目を見れば分かる。解散後全員が長居の地下鉄、JR方面に向かって歩いていく中に私も居たのだが、歩く姿も良い。
・ それにしても競技場に整理して座っている生徒集団はそのように感じないのだが、通りを三々五々、グループで歩いている1500人の生徒はとても多いと感じる。あちこち本校の生徒ばかりで、その雑踏に混じって一人歩いていると「この子達の将来への責任」を改めて感じる。「校長という職位の持つ幸せ感」はこのひと時という気がする。
・ 今日は学校へ戻らず、直接御堂筋線で天王寺に戻る。