2010年5月21日金曜日

5月21日(今)武道館地鎮祭と理事会





































・ 忙しい一日となった。まず朝11時から「新武道館の地鎮祭」であった。プールが解体され更地となった場所に祭壇を設けて今後の8ヶ月の工事の安全を祈る神事である。施主は私で斎主は道明寺天満宮宮司であった。
・ 式は滞りなく進められた。宮司の「祝詞奏上」は声も素晴らしく、中でも「着任以来の学校改革に言及」してくださったのは大変嬉しかったのである。今の浪速は「天気晴朗にして浪低し」である。くしくも5月18日には私宛の「建築確認済み証」が送られてきており名実共に「本格的な工事」が始まる。
・ 「建設の槌音のする学校は良い学校」というがその通りである。生徒の為に新しい設備施設が出来上がっていくのを見るのは「元気が出てくる」。我々は幸運にも堺市でも今6月19日完成を目指して校外グランドが工事の真っ最中である。頑張らねばならない。
・ 斎主の宮司は本日の「神饌」は自ら吟味したものを選んだと言われ、施主たる私に頂く様に言われたのでも持ち帰ることとしたがあの「大きな鯛」は一体どうしようかと思ったのである。高島屋に持っていって捌いてもらうことにしたのである。野菜や果物も食べろと言われる。そう理事長職務代理は「野菜主義者」なのである。
・ 良い天気に恵まれ、素晴しい地鎮祭であったと思う。地元連合会の会長さんや副会長さん、PTA会長、武道館建設推進チームのメンバーなど、皆さん晴れがましいお顔であった。私は「ようやくここまで来たか」という感慨であった。
・ 更地を見る限り「巨大な建造物」という感じがした。私は教員のメンバーにこれからは時々工事現場を見せてもらって「後で後悔しないよう」に「使い勝手」や「来客の動線」など冷静に観察するよう指示をしたのである。

・ 又本日は「理事会・評議員会」の日であった。特に5月は「決算理事会」とも言われ、21年度の「学校会計諸表」が審議承認される重要な理事会である。学校会計基準では年度終了から「2ヶ月以内」に行い理事会を行い、その議事録とともに「監督官庁即ち大阪府橋下知事に提出」しなければならない。
・ 2ヶ月以内というところが「ミソ」で極力「年度替わり直ぐにやれ」ということだろう。前年度の会計が確定しなければ翌年度の方針も「ママならない」だろうということである。
・ これは「法律」だから破ると大変なことになる。「何か粉飾決算でももくろんでいるのではないか」と疑われかねない。しかし事務処理が実は大変で例年は月末にするのだが今年は理事のご都合で今日の日となった。書類のまとめに事務室は大変だったろう。
・ 本校の理事会は「本格的」なものである。まず資料が徹底している。「全てを明らかにして公開」している。これは私の主義であり哲学である。従って理事会も一流ホテルとかではやらない。あくまで「舞台である学校」でやる。「しゃんしゃん理事会」とはせず「真剣勝負の理事会」である。
・ 要は私は「理事会を総理する責任がある理事長としての説明責任」を徹底的に果たそうとしているのである。公益法人の会計基準は「資金収支」と「消費収支」、それに「貸借対照表」の三つで全てが分かる。
・ しかし大切なことは「細かい部分」であり、まとめの表を見ただけでは直ぐには「ピンッ」と来ないと思う。だからプロセスを「特記事項」で説明することが親切な配慮なのである。本校には各管理職が説明する特記事項が極めて多い。
・ 大切な指標は資金収支で、これは「資金の使い途と調達先を明らかにする」ものである。消費収支は「年度の消費収入と消費支出の内容を明らかにして両者の均衡状態を表示」するものである。企業で言う「損益計算書」に類似したものであると考えてよい。「貸借対照表」は年度末の資産、負債を明らかにして「正味の財産の状態」つまり「財政状態」の表示である。
・ 事務長に言わせれば浪速始まって以来の「好決算」であり、資金収支は新記録となった。ようやく「潤沢」に近づきつつあるのである。内部蓄積をしてなおかつ手元繰越現金が豊富になってきた。安定軌道にのり間違いなく「新経営計画」通りに学校は進んでいるのである。今回は「公認会計士や監事」による監査の講評もあったが使う言葉のないくらい「絶賛」であった。
・ 非常に中味の濃い理事会と評議員会は手前味噌であるが見事に終了した。重要な議案であった「浪速ふくろうスタジアム」は本日の理事会・評議委員会で正式に予算が承認された。合わせて「資金調達計画」も承認された。
・ 特に今回は本年の11月に任期の来る理事と来年3月に改選時期を迎える「理事と評議員の任期の調整と評議員の数の提案」を理事長より行ったのである。これは今から準備をして問題のないように進めなければならない。
・ 本日は大筋賛意を頂いたのである。「評議員の数を減少」させ選出についても新たな概念を導入する。幾分でも「神社神職以外の人材に門戸を広げてパブリックな学校にちょとでも近づける為」である。
・ 私は「勝って兜の緒を締めよ」「油断大敵」「匍匐前進」「今後とも細心の注意で学校改革を進める」「徹底した透明性と説明責任」を述べ「今後ともご指導ご支援」をお願いしたいと頭を下げた。
・ S副校長が今日で最後ということもあり、最後に時間をとって「卒業記念講演」をしてもらった。素晴しい資料で「絶賛の嵐」であった。最後のほうはご本人も「ワールドに浸っている」感じでそれも理事評議員に「好印象」を与えたのである。このような素晴しい「引退劇」もないんではないか。S先生の代わりに新たにK副校長が評議員に選任されたのである。
・ これで私の3年目が会計的には公式に終了したことになり、4年目に突入した。私にとって今日は「企業で言う株主総会」みたいなもので「全権委任」を得て新年度に入ることになったと言える。頑張らねばならない。

・ 夜は今日が公式の最終日となった「S副校長の送別会と第四次木村内閣の閣僚就任のお祝い」をかねて管理職を招待して難波で夕食会となった。地鎮祭も無事終わり理事会も終わり「ほっと一息」で「飲むビール」は殊の外旨かったのである。それにしても皆、よく飲んだなー。
・ 何と理事長職務代理とO担当教頭が「誕生日」ということで余計に盛り上がったのである。聞けば教務部長も今日が誕生日と聞いた。5月21日には優秀な人が誕生されているのである。私はS副校長がいなくなってもこのような多くの優秀な教員に恵まれ「幸せ者」である。