2007年11月20日火曜日

11月20日(火)永年勤続表彰

1.10時 新聞記者取材受け
・ かねてよりの約束で東京の「日本経済新聞社」の記者が来校。
・ 12時までたっぷり2時間(校内案内含む)、コメントを求められたが、果たして私の真意が的確に伝わったであろうか。今回も若くて元気な記者だった。それにしてもどの社も第一線の記者は若いなー。新聞社の人材配置と記者育成はどのようなものなんだろう。
2.30周年勤続教職員をお祝いする私的な会合
・ ご案内頂いていた12月6日に予定されている上記私的会合について今日が出席or欠席の通知締め切りなっており、どういう会合か、些かにわか勉強。
・ 元々「永年勤続表彰」は本年5月に10年、20年、30年と対象者には「理事長からの感謝状とご慰労金」をお渡しし、5月11日には天王寺の中華料理店で常勤講師以上の先生方をご招待し、「歓送迎会」とあわせて「永年勤続者の慰労会食」はすんでいると当方は認識している
・ あれから半年以上も経って「へー、今頃?」というのが正直な感想。どうもその理由は「大阪府私学優秀教員表彰」が11月初旬にあり、本校にその該当者がおれば合同で「私的なグループで内輪のお祝い」をするというものだった。もう長い歴史があるらしい。本校はここ数年毎年1名太田知事から表彰を受けており、本年も立派な先生がお一人表彰される栄誉にある。
・ ところがだ。聞いてみると案外「ややこしい」らしい。言ってみれば「付き合いの広い人気のある教員」と、どちらかと言えば「わが道を行くタイプの教員」で出席人数に差があるというのだ。それで幹事曰く「とにかく気を使う私的な会合」という。「えー、気を使わないから私的な会合というのではないのか!」幹事は昨年お祝いを受けた教員が今年の当番に当たるという。ここでちょっと考えた。私などのときは誰も出てくれないだろうな思う。これは間違いない。
・ 時に幹事は人数を揃えるために走り回ったことがあるという。この話を聞いて私は「笑ってしまった。」分かり易く言えば、あの先生なら出るが、この先生なら欠席という人があって、とても少ないときは「翌年持ち越し」というケースもあったらしい。会計予算でもあるまいし。ずっと欠席していた教員が自分が表彰されるとなると出席というのが「気にいらない」という先生もおられるらしい。又幹事はするが、自分は出ないと言う人もいたりして「まことにもって面白い」話だ。この辺が「浪速教員社会の人間くさい」ところだ。悪くはない。
私的な会合と言ってるわりには中身は私的でない。「何をごちゃごちゃやってるのかな」という感じ。幹事を持ちまわりにすること自体、もはや私的な会合ではない。出ようと出まいと良いではないか。この部分に関しては「些か民度が低い」なと。公立も優良教員表彰制度があり、私は毎年候補者を挙げて府教委に強く申請し、表彰者を取ってきたが(?)「職員会議で披露し皆でぱちぱちと拍手」で一件落着だった。これで良い筈だと思うがなー?
・ 私的と言うのは元来2ないし3人レベルの「お友達レベル」の話だろう。誰にも言わず密かにやれば良い話だ。それを堂々と学校の公的パソコンで文章を作り、公費で買ったコピー用紙を使って全教職員に案内状を配布することは「私的」とは言いません。(細かいことを言っているのではなくて原理原則の話)公立学校では有り得ない話で、問題となる話です。
・ 今年の幹事は今日現在、20数名の出席予定であり、お声は弾んでいたが、肝心の30年お祝いを受けるお方は該当者3人の内、お一人という。幹事は4名であるが、出席は2名らしい。という訳で私は他の予定もあり、「欠席」ということに。本校の先生方のお気の優しさがベースにあり、決して悪いことではないが、「うーん」という感じ。止めても良いのだが「校長が私的な会合を止めろというわけにもいかず・・・。」
3.同窓会長 お入りになる
 ・先の同窓会80周年記念式典以来、お目にかかる。「一仕事やり遂げた充足感」をお顔に見た。中学入学希望者がいて入試案内資料を取りに来られたとのこと。豪放磊落で尊敬できるお方だ。私より一回り上、「お元気だな」。最近体力の衰えを感じるだけにうらやましい。
4.理数科女生徒面接予行で入る
 ・本命は国立狙いで某難関私学の公募推薦をチャレンジする生徒が校長面接試験を希望。「へー」と唸るくらい「良く出来た生徒」だった。面接終了後、立ち話。「進路は柔軟に考え、教職の単位も大学では取っておくように」アドバイス。
・ 終わった後、過日面接予行訓練を施した、ある一人の女生徒が歓声を上げて校長に握手を求めてくる。というより握ってくれたのだ。「合格通知」が来たと言って、破顔一笑ではなくて破顔多笑だ。「良かったね。」サラリーマンでは味わえない瞬間だな。