2007年11月30日金曜日

11月30日(金)私立学校納付金

1.平成20年度大阪府私立学校新入生納付金等新聞報道
・ 今朝の朝刊各紙一斉に報道。府内私立高校94校中22校が値上げで平均744300円、中学校は60校中14校が値上げで平均766900円になるそうだ。いずれも対前年度10000円弱の値上げである。理由は少子化や物価上昇に伴う諸経費コストのアップが理由としているが、気持ちは良く分かる。
・ しかし同じ私学でも極めて大きな差異がある。高いところは120万円というところもあり、低いところは70万円を切っている。本校は新聞に出ているから分かるが納付金は下から数えた方が早い。72万円だ。ただ安ければ良いというものではない。生徒の為に十分なる教育活動が担保される学校コストはかかる。
・しかし私は来年度も値上げはしないことを決めた。これで3年間据え置きである。「ぎりぎりまで経営努力」を行い、どうしようも無くなったら入学生の保護者にお願いをせざるを得ない。
・ 元々私立の納付金は公立に比べて安くはなく、保護者にとっては負担だろうと思えば、まずそれに見合う教育成果を上げ、経費の無駄を省き、「最後の最後が入学金と授業料の値上げ」だ。その意思決定には勇気がいる。
2.私学助成・奨学金に影響か、歳出一段のカットも
・ 目立たない記事であるが大阪府は200億円税収減となるシミュレーションが出たと言う。これは都市と地方の税収格差是正を目的に政府与党で検討が進む地方法人二税(事業税と法人税)の見直しの影響を府が算定した結果である。
・ そのため場合によっては「大幅な歳出削減が必要」で「私学助成とか育英奨学金のカット」とか大幅な行政サービスの低下が出る可能性と報道しているのだが、「冗談ではない。」府の財政が危機的な状況にあるのは分かっているが、私学助成が最初に何故出てくるのと言いたい。今後とも「ウヲッチが必要だ。
・いずれにしても私学助成は厳しい局面にさしかかっていることは間違いない。まず自らがしっかりとした財政基盤を持たなければならない。常に経営努力が不可欠だ。
3.オリックス大引啓次選手 入る
・ 本校卒業生で法政不世出のキャプテンと言われオリックスドラフト一位、1年目からレギュラーの大引選手が住吉警察署一日署長を頼まれ、その帰り学校に立ち寄ってくれた。
・ 何時も思うのだが「良い顔をしている。」単なる男前ではなくて顔の造作は勿論良いのだが「面魂」が良いのだ。それに礼儀正しい。
・ 野球部の総監督K先生と一緒に1時間も校長室で話が弾む。人生の先輩として野球選手の人生論、サッカー選手との比較論、野球選手の結婚論、吉本興業との関係論、長島茂雄論、イチロー論、野球選手と局アナの運命的出会い論、等々話をした。じっくり聞いてくれていた。
・ オリックスのカレンダーを貰う。なんと1年目で正月1月を飾っている。「間違いないホープだ」。オリックスの期待が手に取るように分かる。 しかしさすがに私学だなと思う。プロ野球の有名選手とこうして話ができるなんてついこの前まで考えもしなかった。今度焼肉を食べに連れて行こう。
4.女生徒 入る
 ・ 過日面接予行演習をした3年生の女生徒が歓声を上げて入る。「同志社女子」に合格したとのこと。今日はブログには書いていないが、朝から事務所の対応で色々とあり、余り機嫌は良くなかったが、これで直った。「同女」「京女」「武庫女」は今や難関大だ。良くやった。
・ さあ、後は本番の「奈良女子大」だ。「頑張れ!」共学にして「最初の記念すべき女生徒卒業生」になる。進路の行き先、幸先は良い。