2010年4月22日木曜日

4月22日(木)堺グラウンドと武道館





































・ 4月20日頃から降る雨を「穀雨」というが確かに雨がよく降る。昨日は素晴らしい天気だったというのに今日は「しとしと雨」であった。しかし「穀雨」とは素晴らしい言い方で「日本語は良い。」私は英語も好きだが日本語が大好きである。だから一向にブログを書くなど苦にはならない。読まされる教職員には大きな苦だろうが・・・。
・ 天気予報で本日が雨ということもあって昨日のうちに「堺の校外グラウンドの工事の様子」を見に行ってきた。丁度正門の型枠を外すということで「正門の概観」をこの目で確認したかったのである。「ネーミング」についてはまだ決まらない。
・ 「多聞尚学館」の時は購入する前から決めていた。千早赤阪村が生地の楠木正成公の幼名「多聞丸」を戴く「多聞小学校」だったから「多聞」の字は残さねばならないと瞬間に私は思ったのである。地元の方々の思いもあると踏んだのである。
・ 「尚学館」は少し考えた。「」は「尊ぶ、重んじる、更に、奨励」など極めてよい漢字である。元々「校外学習宿泊施設」を探していたから「学習」の学を取って尚学館と名づけたのである。
・ もう完全にこの名前は本校では「独り立ち」した。今では生徒も教職員も「多聞、多聞」と下の尚学館を言わない。それくらい有名になったのである。名付け親として私は喜んでいる。だから「堺のグラウンドにも良い名前を考えたい」と思っているのである。

・ しかし想定どおり「立派な存在感のある正門」が出来そうである。私はどういう訳か「正門へのこだわり」がある。「学校の正門」もこれ以上はなかろうというくらい大きな「門柱」を立てた。これは「浪速改革のシンボルゲート」と銘打って着任して半年後には完成させたものだ。
・ この大きな正門と学院神社の神様のおかげで「入学者数が大きく伸びた」と私は思っているのである。これくらい建物の玄関と正門は重要であると考えているのである。従って「堺の校外多目的グランドも正門だけは立派にしておきたい」のである。
・ ここで練習した野球部やサッカー部、ラグビー部、アメリカンフットボールクラブ、軟式野球部などが「実力を上げてくれたら」言うことはない。そのためにはまず「誇り」が重要である。
・ 「勝ってから誇りを持つのではない。誇りを持てば勝てる」のである。それが私の考え方である。正門の右塀には表札が来る。これは本校の表札を取り外したものを再利用するがこの門を見ながら生徒は「誇りを持ってグラウンドに入る」だろう。ここが狙いである。
・ 向かって左側には「グランドの名前」が来る。これを今考えているのである。その下に「歴史的経緯」を書いた銘板が来る。多くのお方のご支援で完成されたものだけに「経緯を後世に伝えるのは今の人間の責務」と考えているのである。
・ プロ野球オリックスの大引選手がこの話しを聞いてすぐ「ポンッ」と寄付してくれた100万円を使って何か記念の品物も置かねばなるまい。特に今回は見た目、「本格的」なものとしている。空調機を付けるがこれを「大引エアコン」とするかとも思っている。
・ バックネット裏にはハウスを作ってここには「大学関係者」などの来賓席として使えるようにするためである。1塁側、3塁側にはスタンドを設けてそれぞれ30席程度の「観覧席」を設ける。保護者席でもある。
・ 椅子の色を昨日決めた。1塁側はホーム側だから「安全の意味を込めて緑色」とし相手チームとなる3塁側は「危険要注意で黄色」とした。又昨日はクラブハウスメーカーも現地立会いがあって最終確認をしたのである。
・ 「クラブハウス」は贅沢は出来ない。「プレハブ」であるがこれで十分である。2階建てで2回正面には幅1.2メートルの廊下が来るからここに椅子を置けばグランドが一望できる「アルプススタンド」になるだろう。
・ 明日から建築工事が本格化し、来月末には完成する。楽しみである。「6月19日には完成竣工式と披露パーティ」を堺のロイヤルホテルで計画している。保護者会とお世話になった皆様、それに理事・評議員をお呼びして教職員ともどもお祝いしたいと思う。
・ 竣工式でのグランドの安全祈願にはオリックスの大引選手の父君が宮司を務められている「神須牟地神社(かみすむじ)」の大引宮司にご奉仕をお願いしたいと今申し出ているところである。
・ 正門の右側裏には「一本の楠木」を植えようと思っている。楠木は本校の「校木」であり、鎮守の杜には欠かせない樹である。これを「神木」として「大樹」に育てたいと思っている。この楠木が生徒の練習を見守ってくれるだろう。

・ 一方「新武道館」についても遂に「プールの解体工事」が始まった。懸案の水泳部の練習場所も近くの「民間水泳クラブのプールをお借りできる運び」となった。顧問のI先生が頑張って探して話をまとめてくれたものである。
・ 当然使用制限はあるが年のうち4か月であり、費用は全面的に学校負担とした。「4ないし5年間の辛抱」である。清潔であるし自分のところでプールを持つことに比べ、割安であることは間違いなかろうが使い勝手の問題だけである。
・ この間新校舎建設までに「プールを新設するかどうか」考えれば良いが、私としては「是非作ってやりたい」と思っている。しかしまだまだ先のことである。場所の問題があるが「新校舎の屋上にプールを設置」したらどうだろうか。
・ 府立高校でも例えば夕陽丘高校は屋上に全天候型の素晴らしいプールを有している。一つの参考となろう。ただ部員数と大会成績が判断に影響を与えるから水泳部は頑張って欲しい。

・ 「平成22年度の運動部・文化部のクラブ予算」が固まった。ほぼ例年なみであるがこの予算で不足の場合は「特別支援」を学校法人として考える。ただ本校のカラーに些か合致できないクラブは廃部とする方向である。例えば来年度から学校案内には「スキー部」は書かない。
・ 素晴らしいスポーツであるがまず指導者が全くいない。教職員でスキー経験豊富な者がいないのである。又部員数が伸びず遠征試合などの費用も大きい。又時期が3月始めの為、学校が最も忙しい時で付き添いさせる教員の手配が困難などの理由なのである。
・ いずれにしても「本年度は特別クラブ支援年度」と位置づけて支援をする積りである。今まで十何年間も支援が出来て来なかったから用具や練習場など「切ない思い」を顧問の先生や生徒にさせてきた。私は少しだけ今余裕が出来た時こそ「時は今」と思って進めているのである。こう言うものは「先にやった方が勝ち」である。
・ 「余裕が出来たらやる」というのは間違いで「やるときのタイミングは決まっている」のである。私の後の人がどのように判断するかは分からない。従って今日も「アメフト」への支援を決定した。金額は用具支援で30万円以下である。「削減した理事長の報酬で十分可能なもの」で全く問題はない。