2007年9月21日金曜日

9月21日(金)芸術鑑賞会

1.芸術鑑賞会  劇団「ひまわり」演目「最遊記」堺市民会館
 ・“少し難しかったかなー。”西遊記を現代風にアレンジして玄奨三蔵法師以下おなじみの一行が困難に立ち向かう「生と死のテーマ」であるが、分かり易く言えば“最後まで諦めず、成功を信じて困難に立ち向かっていくことの大切さ”を生徒が理解してくれれば良い。スピーディな展開は良かった。新派や新劇のようなじっくりという演出ではなくてとにかく早い。それだけ生徒には理解しにくいかも。舞台装置も最初から最後まで同じであったが気になる感じはなかった。しかし中学生には少しなー・・・。
・有名なコミック漫画を劇化したものらしいが、総勢13名の若者が手つくりで音響、舞台装置(といっても大したものではないが)、衣装(といっても大したものではないが)、俳優役と、「役割分担してものを作っているということの喜び」と「チームワークの素晴らしさ」を生徒には感じて欲しいが・・・。
・ 本年から生徒が増えたため、入れ替え制の2回公演、略150万円の支払い。自治会担当の教諭が相当値切ったらしいが、すぐ受け入れたというから仕事が欲しかったのかも知れない。本校の予算は例年、1回公演で100万程度だったらしいが、東京からの地方出張公演であり、2回公演であれば、こんなものか。でも劇団としての巡業評価はどうなんだろう。まあまあの実入りか。劇団員本日の出演料は特別に一人5万円(何時もは恐らくこんなには出さないだろうが)で総勢人件費、15名として75万円、運賃は東京~新大阪新幹線(恐らくトラックレンタルだろうが)代で一人3万円として45万、残り30万円が劇団の内部留保と考えればリーズナブルである。(勝手に人の財布勘定をしてごめんなさい。)
・ 果て来年はどのように企画するのか?基本的には「自治会の希望を優先」しているが、ただ「バライティ的」なものや「お遊び」は芸術鑑賞とは言えない。現代劇も良いが古典劇、芸能分野では文楽、落語、浪曲、等も面白い。「生徒が見たことのないものを見せてやりたい」気がする。そして場所をどうするか?出来れば一度に済ませたいがなー。1600人収容の場所と演目である。中学と高校を分けるか、学年単位で何かと合わせてやるとか、知恵はあろう。
・ 生徒は静かに鑑賞していた。悪くはない態度である。帰りは堺東駅まで歩く。途中午後の部の生徒とすれ違うが挨拶もちゃんとする。悪くはない。良いほうだと思う。ただどうしても一部の生徒、女子であれば「スカート丈の短さ」、男子であれば「ずり下げズボン」が目に付く生徒もいる。「困ったものだ。」あれが格好良いと思っているのだろうな。でも自分の高校時代はどのようなはき方をしていたのか、はっきりとは思い出せない。「マンボズボン」というのが流行った時代があったが、これはどのようなスタイルだったんだろうか思い出せない。
・ 午前も午後の部も生徒は一旦学校に戻り文化祭の準備に入る。
・明日は2限授業後「秋季例祭、本格的な神事」であり、坐摩(正式にはいかすりと発音)神社宮司による斎行で執り行われる。神事の後、浪速祭がスタートする。