2010年6月18日金曜日

6月18日(金)堺の完成式前夜





























・ 今私が急いでいるのは「新しい事務職員の確保」である。ホームページに記載し中髙連にも登録し、最後の手段として産経、朝日、読売の新聞広告まで出したのだが実際に「履歴書」を送ってくる人が少ないのである。全く想像していたこととは「異なる現象」である。
・ 国や府の授業料軽減事務処理、武道館工事、亡くなった女性事務職員の後任としてなど将来の事務職員の「年齢構成を考えて人材を配置」するのは私の大切な仕事である。今さえ良ければそれで良いという訳には行かない。
・ 電話での問い合わせは多いのだが実際に募集要項に合致している人は少ないということである。「大卒で40歳以下」というのが「しばり」になっている感じである。即ち世の中には48歳とか51歳とかの世代の人々が職を求めているのであり40歳以下となると激減することを示していると我々は想像している。
・ 「縁故募集」という方法もあるのだが私はその方法はとらないと決めている。身内親戚友人などからの縁故採用では、採用に楽な面はあるが将来「しがらみ」となる。「広く公募」するに限る。

・ 8時からの堺プロジェクトミーティングで明日の天気予報から考えて「雨天対策」を徹底するように指示を出した。あるだけの「学校のテント」を持っていって張るのである。ご案内する見学通路の確認とクラブハウス内に立ち入った場合の靴を脱がなくて済むマット敷き等である。
・ 「堺ふくろうスタジアムの記念タオル」が出来上がってきた。ギリギリセーフで間に合った。中々面白い。これを「全校生徒にお祝いとして配る」。生徒も喜んでくれるだろう。これが私立学校である。
・ 朝一番に中学校サッカー部の顧問が堺グランドのお礼に来た。聞いてみると中学生も大変喜んでくれているというが「初使用」については野球部とグランドを分けて使用と言うから私はこの案を差し戻した。
・ サッカー、野球はそれぞれが堺のグランドで思いっきり走り回ることが大切である。あそこは中学校生徒の物でもあるからだ。一つのものを半分に分け合ってというのは時と場合によると思っている。
・ 中学の野球部があの球場を自分たちだけで使うことで「広さの感覚と自分たちの実力を自覚」をすることが重要である。中学生にも一人前の対応をしてやらねばならない。「これが教育」なのではないか。
・ 一人前に素晴らしいロッカーを一人一個自由に使え、ミーティングルームで生徒たちが考える時間を与えてやらねばならない。要は「独立心」を持たせるように仕向けることが肝要である。
・ 私は今年の「中学校の体育祭は浪速ふくろうスタジアム」で実施するよう中学教頭に検討に入るよう過日お願いした。校内グランドは「武道館工事」で手狭になっており「中学校の全校生徒へのお披露目」をかねてふくろうスタジアムで実施するのである。これは面白いことになる。「中学校の求心力を高め」ことになろう。

・ 9時からの管理職朝会で中学教頭から「学級懇談会のまとめ報告」があった。かなりかなり「厳しい内容」も含まれており、一部「説明責任の不足や当方の配慮不足」もある。これらの声を今後活かしていかねばならない。
・ 中に多聞尚学館での学習合宿において中1と中2で差があるのではないかとのご指摘があったがこれについてはそのように受け取られても仕方がない面もある。ただ中学1年と2年を差別しているわけではない。「区分」しているだけである。
・ 一言で言えば現段階は「実験中」である。まず「鉄は熱いうちに打て」と「入学早々で学習習慣を付けて貰うため」に中学1年生を対象にしたのである。又「高校の週末スペシャル」と違って中学は「ウィークデイ合宿」であり、これは「継続するかどうか注意深い検討が必要」である。
・ 学校での教育活動との差異、例えば「授業こま数」「生徒の気力・体力」「時間効率性」などを現在チェック中なのである。2回目は「保護者参観日がメイン」だったからこれは別ものである。
・ 学校からの往復のバスの出発時間と授業こま数に問題を感じ、これでは「多聞に行く必要はない、学校での教育の方が効率が高い」と私は厳しく「中学校教員の考えの甘さ」を指摘した。
・ それで来週2回目の計画があるのだが、これは6月22日、23日で合計70分授業時間数が学校で授業する場合よりは増えているのと一こまが60分と10分増えているのである。これなら「多聞合宿の価値」はある。
・ しかし一日目の「就寝時間は23時、翌日学校到着が17時30分」で自宅に戻れるのは19時前に成るかも知れない。科目は英語・数学・国語・地理・理科と全教科である。果たして中学1年生に耐えられるのであろうかそこを見なければならない。
・ 中学2年生はこの中学1年生での効果と効率を見て来月度実施する考えである。中学1年生と2年生は当然やり方が違ってくるだろう。「弱いところ、不得手なところ」を区分して「クラス単位ではなくて多聞編成にすべき」というのが私の考えである。
・ 決して中学2年生を無視しているわけではない。「多聞の学習合宿はきつい」ものである。果たしてまだ意識と体力の低い中学生にどのような方法が最も効果があるのか「重要なテーマ」として位置づけているのである。「試行中」なのである。
・ 多聞は「学校と同じことをやる場所ではない。」これは根本原則である。「学校は授業」「多聞は特別」である。特別とは「塾、予備校、弱点克服、集中演習」などの性格を有することが特徴であって我々は高校生で1年間述べ7000人の生徒を連れて行って研究した。これから中学への適用が始まるのである。現在はその前段階なのである。

・ 武道館が出来れば部活動以外はほとんど「中学校が学校行事などで武道館を使える」ように配慮している。又引き続いた工事計画には「中学校用のクラブ部室を設置する」こともすでに決めている。私は「中学生の味方」であるから安心して頂きたいと思う。
・ 6年間本校に通ってくれる中学生のことを「大切」に思っていることは間違いない。間違いなく浪速高校に進学できるのかなどの質疑もあったやに聞くが、「しっかりと勉強させ、勉強して貰わないといけない」。そのように仕向けるのは保護者と教師の責任である。

・ 明日の式典で私の「始球式」が計画されており、逃げるわけにも行かず昼休み少し練習をした。「保護者会寄贈の製氷器や映像装置」も一式出揃った。少し贅沢である。これで「立派なスタジアムが完成した」。明日は竣工式と祝賀会である。「良くぞここまで来た」という感じである。