2008年8月19日火曜日

8月19日(火)静かなる登校

・ 「静かなる学校の呼び声」静かなる登校である。久方ぶりの学校である。何故か「ホット」する。学校が始まったといっても3年生の授業は明日からだから、生徒の姿はまばらである。「学院神社」に参る。丁度その横に、体育科のK教諭が硬式テニスの練習試合に近隣の公立高校に出かけるところで、ご自分の「真っ赤な大型高級車」に道具を乗せているところだった。「良い車に乗っているなー」という感じだ。「結構、結構 小さい車より大きい方が良い。安全だ。」
・ 7月末のトップセミナーの件で某保護者からの電話メモが入っており、その内容は「セミナーの結果に大変満足している」とのものであった。「嬉しい限り」。
・ 休み中のトラブルや問題事象の情報収集と整理に当たっていた副校長から報告。「一切トラブルなし、珍しいくらい静かな夏休みだった」と。生徒の怪我などの報告も保護者のご不幸なども一切無かったとのことでこれまた嬉しい限りだ。
・ 管理職朝会。9月16日の理事会の資料準備、2学期以降の教員人事について調整。又9月27日の「天皇陛下御即位二十周年をお祝いする府民の集い」への本校PTA動員について確認。橋下大阪府知事、平松大阪市長、木原堺市長もご出席とのこと。
・ 神社神道を精神に持つ本校への動員要望は大きく、本校卒業生の「笑福亭釣瓶師匠」を呼べないかと事務局は期待しており、「駄目もと」であたる事にした。東京に拠点を移し、「売れっ子の釣瓶師匠」のスケジュールが上手く調整できれば良いのだが・・・。
・ 「 PTA会長に電話」し、PTA役員の動員をお願いした。ただ会場の席の都合もあり、先着100名まで。本校の教職員も20名程度動員し、全国に先駆けて実施するこのお祝いの会を微力ながらも本校は手助け致したい。大阪天満宮の寺井宮司、本校名誉理事長が実行委員会の責任者であり、当然のことだ。
・ 休み中の郵便物を整理。特に重要なものはない。お互い夏休みだったからだろう。一つ面白いのは関西大学からの「氷の甲子園」と名づけて関大が高槻市にオープンしたアイスアリーナスケートリンクにて企画された一大スケート演技会への招待状だ。
・ 高橋大輔選手とかあの信長の子孫と言われている織田信成選手とかが出場するし、関西大学理事長がわざわざ招待してくれたものを断るのも如何かと思い、行くと決め返事を出す。楽しみだ。
・ 進路指導部長が入る。夏季トップセミナーの報告であるが、これを見る限り「成功」と断言できる。ただ京都の本能寺会館での3年生は64名の生徒に4名の教諭ではしんどかったみたいで5名の要望が出ていた。早速次回からは増強する。
・ 特に評判が良かったのは「おやつタイム」らしくて、「生徒は大喜び」だったという。「疲れた頭にお茶とスイーツ」は「ほっと余裕のひと時」と成ったのだろう。これは私の強い指示でなされたもので金額で言えば200名の生徒を考えれば大変だったが、効果はあったということだ。
・ 早速進路指導部長には「冬休みのトップセミナーを1年生」で考えるように指示した。場所は阪南市にある大学の施設で新設という。ただし収容人数が60名なので次回は「トップ60」で実施する方向で検討に入るだろう。
・ 本日から来年度の「入試問題の作成」に入る。教務部長センターに選ばれた専任教員が手分けして専門の教科の問題を作成する。高校と中学に分かれて情報管理を徹底して行われている。都合今日から三日間かける。「極めて重要な仕事」である。
・ それぞれの部屋に出向き、「激励と注意」を喚起した。帰りに事務室により、各メンバーに「ティータイムにコーヒーとケーキ」を届けるよう頼んだ。トップセミナーで生徒に出し、大きな効果があったというから、これは先生方にも出さねばならないと思ったからである。
・ 理数科・Ⅰ類長が入る。「進研模試7月記述試験の結果」が出揃ったのでその分析についての報告である。一言で言えば「学校は変わりつつある。いや変わった。」ということを実感できるものがそこにはあった。
・ なんと1年生については経年で見て「最上級層も増え、上級層も増え」、なんと下位層が殆どいなくなるくらい「好転」している。「平均点偏差値で8つも上がるなどあり得ない数値」がそこにはある。普通偏差値を2ポイント上げるのは「至難の技」と言われている中でこのような結果は「学校が変わった」と言って間違いあるまい。
・ どのデータを見てもデータに経年変化の連続線が見られない。このことはまったく「異なる集団」が入ってきたことを意味する。理数科長に言わせれば「新たな民族の出現」とまで言って驚いていた。
・ 正直近隣の学校との差がなかったわけではないが、これで並び一気に抜き去ることが出来るだろう。2年後が本当に楽しみだ。問題はこの1年生をどのようにして後2年間モチベーションを高め、実力を高めて「国公立大学。難関私学」に押し込むかだ。
・ 本当に昨年から今年にかけ、生徒募集要項を全面的に変え、正直不安もあったが蓋を開けてみれば「入学者数は急増」し、入ってくれた「生徒の基礎学力レベルがこれまた一段と高い」ところにあることが分かったのである。これほど嬉しいことはない。
・ これらの結果をわかり易くまとめ、「9月10日堺ロイヤルホテルでの一大塾説明会」に出すことにした。ご支援頂いた塾の先生方へのご報告の義務があると考えたからである。送り出していただいた生徒さんの「伸び」が確認されればさぞ喜んでいただけよう。
・ そしてこの1年生が2年次に進級するときに「思い切ってクラス再編」を行うため近いうちに関係者と協議することを決めた。「理系からの文転」もあるだろうし、難関私学の文系については2年生以降「徹底して国語と社会」をやらせるのだ。英語は理系文系問わず当たり前だ。「柔軟にしなやかに」対応し実績を出さなければ「浪速の遠い将来」はない。
・ 遠い将来とは「ポスト木村の時代」である。「私が居る間は大丈夫である。」しかし何時かは私も退くべき時がくる。その時に又「元の木阿弥」に戻ってはなんにもならない。今は「浪速の遠い将来」のために「少々の難題は無視」しても「輝く実績」を作らねばならない。その対象が今の1年生だ。絶対やらねばならない。なんとしてもやる。