2008年10月1日水曜日

10月1日(水)その2:授業評価

・ 加えて大切なことは「生徒による授業評価」を本校で初めて実施することだ。今その内容を詰めているところであるが大体下記のようなものになろう。
  生徒に配布する冒頭の文章は「本校の教育活動を更に良くするために皆さん自身の自己分析と授業を評価する署名アンケート調査です。点検項目を読んで各項目についての判断をして評価の欄に4.3.2.1のいずれかを記入してください。
・ 4:とても当てはまる、3:やや当てはまる、2:あまり当てはまらない、1:殆ど当てはまらない、とした。最初なので余り負担にならないように設問は極力絞り、「11項目」とした。
・ 最後には特に「評価できる授業があれば評価順に科目名と教員名、理由を書く欄」を設けたことだ。同じように「評価できない授業」も設定した。これらを分析すれば「一つのデータ」にはなる。勿論この程度の調査で「授業の全てがわかる筈はない」ことくらい分かっているが1歩前進だと考えている。
・ 設問9には「あなたのクラスは静粛に授業を聴いていますか」というのもある。これで問題のクラスも把握できる可能性がある。昨年から見れば相当改善されているが更にレベルを上げていきたい。
・ 保護者からも厳しいお手紙やファックスを頂く。この前も以下のようなものが来た。
“9月20日(土)その1:体罰考「体罰は教育の敗北」を読んで
 学校管理者がやるべきことは「事実を可及的速やかに調査し、当該教員の処分を行い、体罰を受けた生徒への謝罪である。」これが最も大切である。
 ではなくて
 本来学校管理者がやるべきことは「授業妨害する生徒によって真面目に学校で勉学に励む権利を奪われた生徒とその保護者への謝罪」ではないですか。“
・ おっしゃる通りで「返すお言葉」もない。ただいい訳にはならないが「一つづつ進めている」ことも事実であり、近いうちに前述したように「授業評価」を大々的に行う予定であることは半年前に決めていたし、来年1月24日には本校初めての保護者の「授業参観」を決めている。
・ 何でもかんでも「初めて」だから「準備などに大変」なのであって、意識が無いわけではないのだが、保護者には上手く伝わっていないところがある。しかし保護者のご指摘には謙虚に耳を傾ける度量は本校は有していると思うし、間違いなく昨年対比で授業態度は良くなっていると確信している。
・ これらの調査結果を11月1日に行う「臨時保護者集会」に概略報告する積りだ。このようにして学校の「自己診断」を行い先の「全国学力調査、学習状況調査結果」も保護者には一部分開示する必要もある。このような努力で初めて「来年度以降の授業料値上げのお願い」が可能となる。1年半でようやく本丸である「授業の質の向上」が主要テーマに上がってきた。しかしまだ道半ばである。しかし間違いなく前進はしていることもご理解を賜りたい。