2008年10月10日金曜日

10月10日(金)中間決算

・ 「上半期の決算」の状況が概略把握できた。「極めて重要な経営状況分析」である。一言で言えば「予算通りに推移」しているというというところだ。対予算で「塀の外側に倒れ出る」ようなことは無い。一安心だが油断は出来ない。この「月次予算トレース」は新事務長により4月から実施されているものである。
・ 元々銀行出身の事務長だけに「若干こだわり」が強い面があるのだが、私は「それで良い」と思っている。本校みたいに一法人、一学校の小さい所帯で「月次予算と月次決算」をトレースして行くのは正直大変なのだが、「会計を預かる者」として「絶対必要」なことだと彼は主張する。
・ 他の事務職員もこの点は見習わなければならない。確かに「得意な分野と好きなものには傾倒」して時に他のことには集中できないことも有るのだろうが経営執行者たる理事長としては彼の「情報提供を評価」している。私は「上質な情報提供者を評価」する。
・ それは年度当初に立てた予算が計画通りに進んでいるのかチェエクできるからだ。収入、支出を「フロー」で俯瞰し、「理事長として経営のグリップの強弱」を調整しなければならない。厳しいと、きつく締め、余裕が出てくると些かグリップは緩められる。
・ 特に「人件費」の占める割合が大きいから人件費については細目をチェックする。当然収入となる補助金の動静が最大の関心事と成る。「橋下改革で私学助成の削減」が大きいものになり、ここが最大の不安材料だ。
・ 「入り」は決まっているから「家庭の家計簿」と同じで「出」を常にみておかねばならない。この「出を見ることが理事長の仕事」だといっても良い。出の最大な部分が人件費と「施設設備費」である。
・ 本校の収入は「生徒からの納付金と私学助成金がメイン」で他の「事業収入」は無い。生徒が購入する物品も全て出入りの業者さんに「商権」をお渡ししている。しかし今年から「施設使用料」として幾ばくかを「ご寄付」として戻入れしてもらうことにしたことは既に6月18日の「施設損耗使用料」ブログに詳述している。
・ 後は「寄付金」だ。神社庁から定期的に頂いている「大口寄付金」があるが大変助かっている。又9月浪速祭では名誉理事長、理事長職務代理から金一封を戴いた。又前理事長からは宮司職30年の記念として30万円頂き「奨学金ファンド」として使わせて頂く積りだ。この10月7日には「色々あって」、私も100万円を学校法人に寄付した。以上が収入の全てで他には一切無い。これから「全ての支出を賄う」ことになる。
・ 事務長は余計なことは言わないが「顔には余り使わないで」と書いてある。しかし私は必要な時は思い切って使う。「お金使いの名人」と言われてきたがそれは企業時代の昔からで、単なるお金を使うだけと言うのではなくてその使用で「他に効果が波及」することを評価して頂いてのことだと思う。
・ 例えばこの4月払い給与には「理事長特別加算」として「生徒入学者数増の祝儀」として全教職員に○万円を支給した。又5月には19年度「有給休暇未消化」の人々に対して希望があれば「買い取り」も実施した。これらだけでも数百万円にはなる。
・ 又9月1日からの「新時間外管理」への移行だ。これによる「支出増」も年度を通算すれば大きいものとなろう。しかし私は「職員が元気を出して頑張ってもらうためにも、今後ともメリハリ」をつけた人件費を「財布をやりくり」しながらやっていく積りだ。
・ しかし最も大切なことは、ここは学校なのだから「生徒の為の支出」が大切だ。教員の手取りばかり考えているようでは「私学助成の考え方から逸脱」しかねない。本校は私が着任するまで「施設設備への資金投入」はなされていない学校であった。まあお金がなかったのであるが。
・ それを私はドラスティックに革新した。正門塀、家庭科教室、体育館、中庭の人口芝生、第2グラウンド、カフェテリア、視聴覚教室、女性用トイレの増設、ブラスバンド部の楽器購入、雅楽部野楽器購入、浪速祭ステージ、教室の照明増強、弓道部の床張替え、各クラブの支援等々「今日まで2億円以上を投入」した。これでようやく「人並み以上の学校」になった。後は「新校舎建設」だけだ。
・ 私のこのような執行を見て教職員は「私という人間を理解」してくれ始めたのではないか。正門塀が更新され、生徒も保護者も教職員も胸を張って門をくぐれるように「誇らしく」なってきた。そういう行為が本校の「存在感」を高め、「生徒募集」につながったと教職員は理解してくれている筈だ。
・ これらがすべて教職員の人件費に消えて、その後学校が消えてなくなっては意味は無いだろう。生徒があれほど減っても給料が上がり続けていた学校であった。「先憂後楽」と私は言い、思い切って「学校の形」全てを改めたのである。
・ 「早期退職優遇制度」で世の中の通念とは大きく異なる「早期退職割増金」を付与して勇退して貰い、その結果、「意欲溢れる若い教員」が校内には溢れかえっている。この姿を見て「ぬくぬくとぬるま湯につかっていた」教員も安閑とはしておられなくなった。
・ 今浪速の教員は「仕事師教員」として脱皮し始めている。「凄いことだ。」自分で言うのもおかしいが今本校は「私を中心にして粘着力が高まっている」と思っている。それは最近の「某重大事件」で一般の教員がますます理事長・校長を気遣ってくれているのが良く分かるからだ。「教員が私に優しくなった」と感じている。
・ 中間決算は「ほぼ予定通り」であるが、本日一つの装置を発注した。それは「180インチの大型画面とプロジェクター」だ。先般生徒に「人権研修会」でアイヌ民族について勉強して貰ったのだが画面が100インチでは小さくて両サイドからは良く見えない。それで決心したものだ。
・ 100万円以上かかるが生徒も使え、入試広報室も利用でき、PTA集会でも活用できる。このようなIT機器は「ツール」だから使わないと損だ。お金はかかるが効果を考えれば「購入する」と言った気持ちに揺らぎはない。決断に時間が要らない。
・ このような「私の意思決定のプロセス」を教職員は見詰めておかねばならない。自分の懐にだけ入れることばかりでは人間として必ず煮詰まってくる。しかしこれで施設設備費は年度予算をオーバーしそうだ。後は来年3月の志願者の受験料と入学金の前受け金でなんとかなろう。「楽観的に考えていこう」と思う。